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2005.08.18

リコールと現場修理の違い

http://www.asahi-net.or.jp/~ap8n-tn/sun/index/jindex.html
この件については弊社も調査を継続しており、電力と.も話をする機会を持っている。
実はリコール自体は、リコールとして正式に手続きされる限りユーザーにとってはたいした問題ではない。
直ればすむジャン。という意見の方が多いのだ。
しかし正式リコールもせず、個別電力協議もせず、黙って交換という方法には次のような問題がある。
●第一、気味が悪い。何がおかしいのかという説明が無いのはユーザーの太陽光に対する信頼を失ってしまう。そのメーカーの問題だけじゃなくて、他のメーカーや業者だって疑いの目で見られるでしょ?買っているのはユーザーなのに各電力営業所や配電課員の間だけでメールがぐるぐる回っているのも、変。
●万が一にも交換後の新パワコンの保護協調に問題があった場合、これを原因として系統波及事故など起きたらユーザーは電力会社に訴えられても、裁判で勝つことは全くありえない。これは配電課もはっきり言っている。公共インフラたる系統に勝手に新パワコンをつないでいるのと同じだからひどければ全額賠償だ。このほうが問題でしょう。こうした次第で現場では同社の対応はと~ても印象が悪い。

もちろん、業界全体で見ればパワコンの不具合、リコールは過去にも何件もあったけれどもこんなにたくさん売れている製品の問題をあやふやにしておくのはうまくない。
大昔のパワコンだけど、いつか東芝がリアクトルのリコールを公表し対応したのとはエライ違いだ。

でも、あれもホントは裏があったのかもしれない。。。と、怪しい対応をするメーカーがあると、ホラ、どこもかしこも疑っちゃうじゃないか。

8月 18, 2005 住宅太陽光発電システム |

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コメント

「裁判で勝つことは全くありえない」型式が変わらなくて、JETの認証シールが貼ってある(JETに内部の変更箇所の許可を得ている)場合はそこまではいかないのではないでしょうか。
ただ、情報公開もなくメーカーの子会社が勝手にやっているというのは、この業界がいかにメーカーに支配されているかの象徴だと思います。
リコールまで発展しないような軽微な改修であっても情報を公開しない事の方がより不利益を被るということをメーカーに知らしめるような動きが、この業界またはユーザーにできるかどうかが今後のメーカー支配からの脱却問題にも絡んでくると思います。

投稿: aosam | 2005/08/18 16:15:09

んーと、JET認証によってパワコンは電技が通りますね。でも電力と交わした契約書の一方的違約になるから電力側は無罪、あるいは彼らの責任は極小になりませんか?すると賠償者は誰??と考えるのですが。

一番怖いのはこうした安易な交換によって、誰も気づかずに同一トランスでの、やばい組み合わせでの複数台連系となっている場合です。保護協調が利かない!!というシーンです。
今の系統連系は、実質的に電力会社の技術検討が最後の安全の砦です。なんとなーく交換していたらいつかトンデモないことになると思うのです。しかもメーカーがやっていたら皆もマネをしてしまう。

ならば既存パワコンの寿命時、交換時に保護協調装置の仕組みが変わっていたらいちいち申請し、協議しなくちゃならないのか?
私は必要だと考えます。面倒だし経費もかかる。だけどこれをやらないと今後は何が起こるかわからないのです。
1台のトランスにポツンと一台がつながれているうちはまだいいですけどこれから増えてゆきますものね。
でも出来ればこの手続きが電話連絡くらいで済んで欲しいなぁ。

メーカー支配へのご意見、全く同感です。

投稿: よしどみ | 2005/08/18 17:14:51

「一方的違約になるから電力側は無罪」は当然です(何が起きても無罪になるように協定しているから)、だからといって波及先の損害を波及元が支払うかというと、微妙です。
それは、波及先も電力の約款に承諾して電気を供給されている訳ですから、賠償に関しては電力には求められませんから、波及先がみずから波及元を探し(個人情報保護法により電力からの情報は得られません)、波及に至った経緯を証明(事故時に測定器でもセットしてなければ無理)し、波及元を民事で訴えるしかありません(最近の電力の対応)。
ですから変更を申請しなかった罪はあるもののその事実を波及先が知るすべがないので賠償を取れる確率は零に近いです。
賠償者は誰?→特定できない  と思います。

何らかの事故時に保護協調が利かない!という現象はバンクに1台場合でも有り得る事です、2台になった事により危険度が増すのはわかりますが、この辺は確率の問題でしょう。
いまだに欠相で家電が燃える事故が多発していますから、これに比べたら確率ははるかに低いでしょう。

「既存パワコンの寿命時、交換時に保護協調装置の仕組」これは当然、申請や協議が必要だと思います。

投稿: aosam | 2005/08/18 19:57:00

「変更を申請しなかった罪はあるもののその事実を波及先が知るすべがないので賠償を取れる確率は零に近いです。賠償者は誰?→特定できない  と思います。」
なるほど。ご解説ありがとうございます。しかも原因がわかったとしても証拠が無いという風になりやすいですね。
さて、すると実質的には電力会社がこの事故後処理費用を負担することになる場面が出てくると思います。しかしその費用の背景は電力料金にあるのでは?と考えると腹の虫が収まりません。

また、「既存パワコンの寿命時、交換時に保護協調装置の仕組」これは当然、申請や協議が必要だと思います。
とのことですが、これも「内緒リコール。黙って交換」の問題と密接にからんでいますね。制度上は無手続きが一番ですが、ユーザーも業者も寿命による交換時にまではコストをかけたくない。すると手続きをサボりたがる→でも、これじゃ危ない→じゃどうするか。(なお、私は、手続き経費の方が交換工事経費より高いと思います。)
とりあえず実現性はさておき、あえて理想を示すなら、どうあるべきでしょうか?

投稿: よしどみ | 2005/08/18 20:52:27

「とりあえず実現性はさておき、あえて理想を示すなら」
保護協調装置の設定値が標準設定でパワコンの容量も変わらない場合は取り替えても変更ではない(申請は無用)と電力に解釈してもらうように業界、ユーザーが要請するしかないと思います。

実際に高圧の発電所で系統連系している場合は、協定書の中身の文章はほとんどいっしょなのに、取替え程度の工事では簡易報告様式(工事内容を記入するだけ)か報告しなくてもいいケースがほとんどです。

投稿: aosam | 2005/08/18 23:39:42

aosamさん、毎度ありがとうございます。

なかなか良いですね!
もう一歩進めると
単独運転が起きない組み合わせの保護協調装置番号はカテゴリわけがなされて居ますから、この形式名と分類を電力会社が全国共通で開示する。
施工者はペラ一枚をFAXまたはWEBで電力に提出。
住所・氏名・出力・作業会社名・保護協調カテゴリの4項目を埋めて提出。
こんなに簡単なのだから、出さない場合は作業会社を法律で厳罰。
書類を提出して検討結果が出る前に交換しちゃった場合であって、単独運転検証がNGの場合は作業会社または販売会社の負担で交換または系統改修。(怖いなぁ。。。)

ありえない話をするならば、法が国内の保護協調装置を一種類に強制すれば協議、検討不要。(ホントカナァ)

投稿: よしどみ | 2005/08/19 0:45:58

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