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2005.08.14

過放電バッテリ

zb 下に紹介した風力側バッテリと制御盤。48系で組んであるが既に6セル電池の開放電圧は過放電によって6Vしかない。これで720W+250W(実測)の負荷を9時間動かさなくてはならないがパワーインバータを立ち上がることすら、まるで不可能。
スタッフに聞くと設置以来、一度も稼動したことが無いという。
自然エネルギーがそれ自体、数多くの人に親しまれ、取り組まれるのは嬉しいことだ。しかし独立型にはこうした不稼動システムが多数ある。
こうしたシステムはメーカーによる直受注、直施工品にも少なくない。海外ではこうした、トラブルの重大化は日本より少ないと見られる。何しろ、明確な目的とWEBでの技術教育が充実している。わが国においても、消費者と設置業者が正確な技術的知識と経験を積む必要があるだろう。
さて、ここではどうすれば良いのか?試算するとこの設置条件では風力で用事を満たすには、10億円くらい必要だ。それでは太陽電池では?太陽電池なら、現地での運用実績から算定すると1千万円前後で済む。それなら太陽電池で対応することとなろう。しかし現地では毎年200万円程度の投資しか出来ないと言う。さてどうすべきか??
漫然と太陽電池を設置するだけなら簡単だ。しかし既存の太陽電池は富士の猛烈な軽石の嵐に揉まれてサンドブラスト状態。64枚のうち60枚は破損している。しかし太陽電池は強いものでほぼ直撃雷といえるような落雷(私達が呼ばれた状況)でも劣化すらなく動作している。コントローラが壊れただけだ。だからこれからは、ポリカの覆いを設置すれば済むのだが、これが意外に高く付く。じっくり考えてゆこう。実に、現地のオーナーは自然と環境に優れた考察を持っている。平成元年の初設置という経歴の持ち主だ。氏の情熱と環境への思いを何とかして満たしてあげたい。

8月 14, 2005 太陽光発電の技術 |

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コメント

私が考える対応策です。
もちろん、破損を防ぐことが出来ることを前提にします。

まず、過放電バッテリーを商用電源で充電し、機能回復させる。電池だけでも、生きていると設備投資が安く済みますが、
電池は交換の必要があると思います。

風力では資金が多く要るのでしたら、安全を確保しつつ、太陽電地を設置する方法見つけるしかありません。(価格は置いておいて、破損しないように、万全の対策を考え、太陽電地より多くの費用をかけても破損させないこと前提です。)
破損が多い=破損を防ぐことが出来れば、
パネルの交換が要らなくなり、全体の費用として安くなり、実現出来る可能性が生まれる。

ただ、総額高額すぎて、ローンでも対応できない金額の場合は設置できません。

対策費と設備費用(蓄電池やコントローラーも入れます。)の総額をローンなどで分割払いで、対応します。
(ローンは金利固定型を利用)
月15万円で、年間180万円とし、毎年20万円は補修費用として確保する。

これなら、毎年200万円以内で、設置することも不可能ではありません。
太陽電地の破損を防げるかどうかが、プランの成否を決めます。
また、発電効率に目を瞑り、被害を受けない方向に太陽電地を向けるというのも方法として出来ると思います。
軽石が降る方向に背を向けて背後をしっかり守るというのも選択のひとつかと思います。

投稿: ブルースカイ | 2005/10/24 21:22:22

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