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2005.08.20

秘密兵器?”シリコンワット/平米計”

kp40fオムロン系のパワコンは操作部がまずいなぁ。
3つのボタンの左が連系SW、中央が表示切替、右が自立SW。ところがこれらのスイッチは入ってるんだか入っていないんだかわかりにくい。2つ押したときの挙動もわかりにくい。要するに、ユーザーさんがこれを見て壊れているのと勘違いしちゃう。もう5~6年も前からメーカーに改善申し入れをしているのに一向に設計変更してくれない。この春くらいまでの京セラはみんなこれだったので採用したくなかった。シェルやホンダやエムエスケーなんかもこれ。

でさっき、このパワコンを設置した家から「おかしい」と連絡がきた。
「うわ~、また操作がごちゃごちゃしてるかなぁ。。。」
そう思って電話で点検を指示して見るとこの方はちゃんと分かっている。操作はおかしくない。
幸い片道一時間足らずなので車に乗り込むとまた電話。
(お客さん)「動いたよ」
(私)「え~!そんな馬鹿な。とにかく行きますわ。」

午後2時過ぎ。パワコンのそばの窓を見ると青空なのに、0.2~0.3KWくらいしか発電していない。大体、ここは4.3KWも設置してるんだ。
こりゃ、違う意味でおかしいかも??

sunwpmeterrefそこで取り出しましたる手作り日射計。
外に出て見るとなんということか、南の空だけがどんよりと厚い雲に覆われている。そのくせ北の空は真っ青な青空。
でもお日様はどこにも見えない。
計って見ると50W/㎡しかない。北の空は60W/㎡くらい(笑)
えーと定格比5%だから、パワコン側で0.21KW前後かな。オッケー。

ホントはこの個体は最小2乗法を使った固有の式に代入してW/㎡を求めることにしてるんだけど、屋根の上も、これもシリコン太陽電池同士だから同じようにズレる癖を持つ。だから良しなのだ。今後はこれをシリコンW/㎡計(しりこんわっとぱーへいべいけい)と呼び、ここで得られるナマの値をシリコンW/㎡(しりこんわっとぱーへいべい)と呼ぼう(笑)とても強引だ。

お客さんは昼の日中で明るいのにパワコンが止まっているからおかしいと思ったんだろう。尋ねて見るとシステムの問題が無いことが分かって、その瞬間のことも忘れてしまっている様子。念のためエラー記録のメモリを呼び出してみたけど、ここも問題なし。

外は明るいのになぁ。人間の目の感覚なんて怪しいもんだ。直達光のパワーはすごいもんだ。
今こうした書いているのは事務所に戻ってきた夕方なのに計器を空に向けると現場と同じくらいの値を示している。
うーん、騙された!!!

8月 20, 2005 住宅太陽光発電システム |

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コメント

太陽職人さんの秘密兵器ですね。
私も単純に小型シリコン太陽電他の出力に抵抗とmA計を直列接続したアナログの光量計を自作しようかなぁ~と考えていたところでした。

PS.最近の若者には、へいべ(㎡)、りゅうべ(㎥)は通用しないのです、「それは何の単位ですか?」と質問されました、トホホ。

投稿: aosam | 2005/08/20 22:31:49

これ、校正とW/平米への換算式の算出が大変なんですよ。もちろん、シリコン日射計とは割合似てますけど本物の日射計とはだいぶ違う。
単セルでやってみるとお気づきになると思いますがWEBのケータイ日射計(あれぇ、今見つかりません)の値と比較すると高域と低域を修正する式を算出する必要があります。
んで、式を導出し本体の裏に貼ってみたものの、電卓を使うのが面倒。なお、500Wくらいの中域では誤差が少ないようです。

へいべいはまだしも、りゅうべいは、ひょっとすると、仕事に使う人しか言わないのでしょうか?どうなんざんしょ?ウチの嫁さんもりゅうべいがわからなくて立方メートルのことだよぉ!と説明したことがあります。
そういえば水道の伝票にはなんて書いてあったかなぁ。。。

投稿: よしどみ | 2005/08/20 23:23:55

手作り日射計面白そうです。職業柄必要なんですね。道具は知恵と工夫でと言うわけでしょうか

当方の追尾ステムでも雲の影響を受けてシステムが明後日の方向を向く誤作動を年に2~3回発生します。(雲の通過後元に戻りますが)理由が解るまで数時間かかりました。雲と1枚の仕切り板が作り出す陰と陽、それを検知するソーラパネル、人間の視覚からは判定が難しいというより殆ど無理でもパネルは応えてくれますね。

パネルによる日射計の補正は電力消費させるところがミソでしょうか?

投稿: kk | 2005/08/21 8:29:31

kkさんこんにちは。

私の怪しい計器はセルに直列した低抵抗から発生する電圧により電流を取っています。(シャント方式ということですね)
この電流がシリコンの日射感度にほぼ比例するからです。
だからアレイ側もPCにMPPを追いかけさせず、接続箱で短絡電流を取れば両者には比例関係が見られるはずです。

MPPT付きのパワー機器の後段を見ようとする場合、IVカーブは左の方ほど電流が平坦ながらも僅かな勾配があります。計器の誤差は殆どこれと刻々と変動する機器効率とセル種に依存するでしょう。

だからあくまで機器前段の短絡電流で見なければかなりの誤差があります。前段で見てすら、セル直列抵抗Rsと思しき影響があり、多数直列を成す系統連系では誤差が大きく感じます。
今度は36セル~72セルの1パネル2パネル程度の独立型のアレイ短絡電流で観察してみたいと思います。

追尾式独立型があさってを向くのは私が騙された出来事と日射条件がよく似ていて、笑いました。
機械を複雑にせずに賢くさせるにはご苦労があるかと思います。

投稿: よしどみ | 2005/08/21 13:20:42

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