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2005.09.19

3R・ゴミゼロの意味するところ

リデュース(Reduce)・リユース(Reuse)・リサイクル(Recycle)の3つを3Rという。
日本でも唱えられるようになったが、3Rって何?って聞かれると「えーと、リサイクルでしょぉ。。。それからぁ」といった調子かもしれない。

●リデュース(減らす)とは、不要なものを不要とすること。使わないものを買わないこと。不要な買い物袋の受け取りを拒否することや、すぐ飽きて使わなくなってしまうものを初めから買わないことが挙げられると思います。
●リユース(再利用)とは、使えるものを繰り返し使うことです。
街にあるあの「リサイクルショップ」とは何なのか?あれは実はリユースショップ。不要になった家電や家具、食器等を別の人がそのまま使うことが挙げられると思います。
●リサイクル(再循環)とは、資源的な再利用。
これは2種類あるでしょう。ひとつが①マテリアルリサイクル。粉砕したPETがフリースになっちゃうのとかですね。もうひとつが②サーマルリサイクル。プラスチック類は石油から出来ていますから熱エネルギーを回収できます。

面白いのはこれらがそのまま優先順位であり、物質の流れになっていることです。
恥ずかしながら1年前くらいまで私はそのことにも気づきませんでした。
ということで勝手に追加のまとめ
リデュース・リユース・リサイクルは物質循環の時間軸そのものだ。
リデュース・リユース・リサイクルは循環型社会にとっての重み付けの順番そのものだ。

シンガポールの子供達は順番どおり大きな声でこの標語を唱えることが出来るんだって。我が家では嫁さんが偉大です。しっかりやってます。

このマンガ、とても感動しました。
http://www.japanfs.org/en/cartoon/09recycling.html
(和訳:元栓を閉めた方が早道じゃないの?)
リデュースの大切さを伝えるには、とても分かりやすいですね。
殆どの業種は、「売らなくちゃはじまらない」からとても声高にはいえない気がしますが。

関連してゴミゼロなんていうのがあります。3Rを徹底してゴミを無くそうという運動です。
モノは次第に疲弊してきますから、最終的には第三段階のリサイクルを繰り返せば、全てが完全に循環するように見えます。ところが、リサイクルに持ち込まれるモノは均質ではありません。汚れがあったり色がばらばらだったり、プラスチックであればその種類が違ったりです。すると段々に材料としての質が落ちてきます。そこで機械や化学の力を借りてさらに丁寧に分別したりケミカルリサイクルすることも考えられますが、ここにはエネルギーの投下を必要とします。
この場合も、果たして3Rの目論見どおり、物質は循環します。ところがエネルギーはその物理的属性から云って、決して循環しません。したがってリサイクル行為には限度があるのです。似たようなところでは、野放図なゼロエミッションもまた、反省されるべきでしょう。

ところでゴミと廃棄物の学的な違いはご存知ですか?
●ゴミとは個人にとって不要なものです。(だから廃棄物も含みます)
●廃棄物とは社会にとって不要なものです。
ゴミはある人にとっては有価物であり、有用物であるのに対し、廃棄物は誰が見ても要らない、煙たがられるシロモノです。
一方で行政側はこんな風です。
http://kankyo.kkc.or.jp/topics/ktopi_0210.html

9月 19, 2005 環境・エネルギー |

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コメント

お恥ずかしい話ですが、私の住む街では昨年から一般廃棄物が有料化されゴミ袋を買わされていますし分別も厳しくなりましたが、ゴミ袋の代金で巨大なリサイクルセンターを建設したりして廃棄物業界は好景気となっています、ゴミは一度リサイクルセンターに集積された後、そのまま山に埋めています(金属類除く)、もともと金属類はリサイクルしていたのですから、分別したゴミを再びミックスしたり、運搬距離を多くしたり、センター稼動のためのエネルギー全てがムダです、結局単なる住民税の値上げみたいなものです。
個人での防衛策は、やはり「リデュース」でしょうね。

投稿: aosam | 2005/09/19 16:47:36

そういえば、ゴミにはゴミ捨て場の枯渇問題もありますね。NIMBYなんてのもあって大変。エネルギー収支がうまくいっていればまだ納得できますが、箱物(ハコモノ)が増えるだけというのは勘弁してほしいものです。

「間接的な住民税の値上げ≒社会コスト」
企業に負担させたところで上流課税に過ぎないから結局は需要側が負担するのと同じ。やはり「リデュース」によって要らないものを見直すのが賢明ですね。経済が落ち込みませんように。。。と祈りながら!?(笑)

投稿: よしどみ | 2005/09/19 17:40:35

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