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2005.11.29

メタルキャンモノはまぁ。。。

ウチは変な会社で、ちっとばかり製品の製造もやる。
だから、依頼されて作るものには小ロット生産品が多い。
するとディスクリートデバイスが頼みになるんだけれど、メタルキャンパッケージのが調達困難か、廃品種だらけで参ってしまう。最大でも年に数台~百台も無いような小ロットかつ回路規模が小さかったら、設計や部品調達の労苦を考えるとリニア回路でちょいちょいとやるしか無いでしょう。(本気で設計しても、仕様が変わるかもしれんし)
こうした時にどうしようも無いのだ。
一体パワトラや巨大ヒートシンクは今後いつまであるんでしょう。(MOSFETやIGBTはさておき。。。)以前、太陽光を設置させていただいた電子回路の会社も嘆いていたなぁ。。。メタルキャンのオペアンプが無いんだって。(これはまた意味が別だけど)

誰かおせーて!!
小ロット生産の未来はどうなんざんしょ??

11月 29, 2005 私の話 | | コメント (10) | トラックバック (0)

2005.11.25

HIT太陽電池

200b_001 写真は三洋のHIT太陽電池。
たびたび”定格超え”に驚かされる。
太陽電池が(人の住む平地で)定格を超えることは滅多に無い。それがこの太陽電池の場合、度々見られるのが面白い。

パワコンの表示部を見るとあまりに能力が高いので”ホントカナァ”と思って、クランプと電圧計を当ててみるとうわ!(常温よりセル温度が高いのに)定格出力を超えてるわ。こんなことが過去に何回もあった。

HIT太陽電池は、従来のJISで評価するのは難しい気がする。JISで評価すると過小評価になってしまう。普通のシミュレーターも、どうも5パーセントくらいは実際よりも小さく評価してしまう。

嬉しいような困ったような。
HITは、発電面では本当に魅力的な太陽電池。
製造コストが高いし(筈)、ユーザー価格も高いためか今のところ三洋しか作っていない。
なお、わたしゃ、三洋のまわしものじゃないですヨ。
この太陽電池もお気に入り製品のひとつというだけです。
面積効率も良いので、小さな屋根の家には特におすすめ!

11月 25, 2005 太陽光発電の技術 | | コメント (6) | トラックバック (0)

2005.11.24

ある研究者からの葉書

知り合いの太陽電池研究者から葉書を貰った。
また転職だそうな。
この方は太陽電池の研究者なのだけれど、勤める先、勤める先、いずれも太陽電池事業を廃業しちゃって、そのたびに他のメーカーに移動している。

今、市場には4大メーカー(シャープ・京セラ・三菱・三洋)が君臨している。その一方、他のメーカーは増えたり減ったりという状態で、専業の研究者さんは、なかなか落ち着くところが無い模様。

でも、裏を返せば、それでも彼は太陽電池をやっていたいのだから、その情熱はすごい。
自分の本業にしがみ続け、愛し続けていればきっといいことあるよね?!

11月 24, 2005 私の話 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2005.11.22

太陽光発電用ELB

yB

弊社がメーカーに依頼して製作している太陽光発電専用3P3E逆接続可能型漏電遮断器です。内容物はJET認証品ですので合法かつ安心です。
まもなく実績2年目となるのできちんと紹介します。
外観もビューティフルなのでお客さんからのウケも良い(つもり)

主な特徴としては、①ケースに入っているので塵埃が溜まらず安全性が高いこと②美観が良いことです。

表示部のネオンランプは、2次側から取っているので内線規程2000に適合した接続(一次に分電盤、二次にパワコン)をすれば、系統側の停電(トリップしない)とPV側の漏電による異常停止(トリップする)を瞬時に判別することが出来ます。
つまり、系統側の停電では家中が消灯するのに対してPVのELBトリップではネオンが消灯します。

「パワコンの状態や、ELBのハンドルの状態を見ればすぐわかるじゃないか。」
こう云う業者さんもあるでしょう。しかし、その考えは甘いです。販売者都合、工事業者都合です。実際には、多くのお客さんはパワコンの表示やハンドルの向きだけでは状態を判断できません。家庭用分電盤でも、今では上下逆向きの子ブレーカーもありますので従来の常識は通用しないと考えて良いでしょう。

何故私はこんなブレーカーを製作したのでしょう。

太陽光発電は、訪問販売や強引な販売者による購買者が少なくありません。また、ユーザーには、お年寄りなど判断力が低下している人もあります。だからお客さんによっては、トラブルがあった時に電話でゴチャゴチャと聞いても殆ど情報が得られません。
しかし、せっかくご訪問して点検しても、実際は、誘導雷でブレーカーがトリップしているだけのことがたくさんあります。電気は便利な癖にわかりにくく危険なものです。だからプロフェッショナルたる業者が全ての面倒を見るのが当然と云えます。ところが、これらわかりにくいトラブルの中にも「誘導雷によるトリップ」≒「風によって扉が開いた程度」のことがあり、このリスク回避費用をお客さんに負担させてはいけないでしょう。

もうひとつは上にも示したように、安全と美観のためです。技術上はもちろんプラスチックの後付ケースの中に逆接可能型ELBを入れても構いません。しかし、この方法ではホコリによるトラブルが防止できません。一方、写真のELBは外装ケースによってトラブルを未然防止出来ます。

人によって暮らしはさまざまです。一度も掃除をしたことが無い散らかった家もあります。またご老人や体の不自由な方には丁寧な掃除や安全の管理に無理があります。製品の工夫により失火や故障を未然に防止できればこれは良いことでしょう。

背面と上面、下部にはノックアウトもあり、隠蔽配線、露出配線に対応しています。内部スペースには他のELBよりもゆとりがあり、昨今のTD付モニタ用の分割CTも内蔵できます。
定価13300円。10台ロット前金の場合は卸価格(税務署によって”贈与”とみなされない程度の無利益出荷)とします。初回のみ1台からのサンプル出荷(仕様書入)も可能。

一方、長期的に見ると、仕様書のみの提供は多大な労務が累積し、値上がりの原因になりますのでお断りいたします。サンプルからでお願いいたします。
お値段が気になると思いますが、はっきり言って、大量に作っているので安いです。この製品にご興味がある業者さん、ご一緒に使いませんか?(ちなみに、これも黒色PF管と同様、業界貢献の目的しかなく、ウチに儲けは無いですヨ。)

※何故無利益出荷をするか?それは皆で使いながらさらに工夫してゆきたいからです。

11月 22, 2005 弊社からのお知らせ | | コメント (5) | トラックバック (0)

迷子メール一件

総合サイトの方から私にメールを下さったS株式会社のA様へ
(タイムスタンプMon, 21 Nov 2005 19:18:02 +0900)

ご丁寧なメールをありがとうございました。
早速ご返信したのですがメールアドレスが違っているようでエラーになってしまいます。
お手数ですが、もう一度正しいメールアドレスにてメールを下さいませ。

11月 22, 2005 弊社からのお知らせ | | コメント (0)

2005.11.19

綺麗な耐候性PF管ですよ。

pfblack 屋根材は暗色のものが多い。
和瓦の黒。スレートの黒。
ならば、耐候性のある黒色電線管があればベリーGOODじゃなかろうか。実際、大抵の部材は、黒の方が紫外線に強いしね。

ということで、電線管メーカー様のご協力を経て本当に黒色太陽光発電専用電線管を試作し、現地に適用してみました。この住宅が国内初使用例(海外の事情は知らん)

やれやれ、ここまで1年くらいかかってしまった。
あとは資料を作るのにまた1年くらいかかるかな。
過去の電線管の痛み具合の資料がまだ揃わない。揃ったところでメーカーさんにお礼代わりにレビューを提出する予定。

でも、どっちみちメーカーさんもウチのためだけじゃ、量が少なすぎて製造しきれないでしょう。同業者の皆さんもご一緒にいかがですか?お声をお待ちしております。
万が一従来の電材ルートが完成せず、もし、弊社が卸元になってしまっても利益は取りません。お客様のために、皆で使いたいと思います。

なお、この管のプロトタイプバージョン(グレー色)は、既に20年近く経過しています。
私が誤ってオーガ(除雪車の刃)でつっついた部分を除き、外見上の痛みは全然ありません。太陽電池が30年、あるいは40年耐久するならば、周辺部材もそれくらい(あるいは半分くらいは)耐えるように頑張っています。(右の黒色テープで巻いたところが私が破った部分でしょうな。ゴメンナサイ)
pfd20year

11月 19, 2005 弊社からのお知らせ | | コメント (6) | トラックバック (0)

2005.11.16

サボニウス風車その後

先般、すぎやまさんにお引き受けいただいたサボニウス風車ですが、同氏はこのサボニウスに関して、興味深いレポートを書かれています。
是非、皆さんも読んでみて下さい。
また、このサボニウスを紹介した私の前回のレポートは、我ながらその生意気さに呆れるばかりです。私は自分の身を守ることばかり考えていました。つまり引き取り先の風車の事故が人を傷つけることばかりを心配ばかりしていました。でも、こうしてきちんと可愛がってくださる人も居るのです。ありがたいことですし、素晴らしいことです。
また、同氏のPVのレポートも、手作業が目に浮かぶ迫力があり、面白いです。
すぎやまさんのブログは、DIYと自然エネルギーを考えるにはうってつけのHPだと思います。

11月 16, 2005 弊社からのお知らせ | | コメント (4) | トラックバック (0)

2005.11.15

ネットと匿名性2

それにしても、見積なんちゅーのは、設計をしないと出来ないのだから、設計の背景となる情報が要る。尋ねる側は、そのことに気づいているのだろうか。

ネットで費用のことをメインに尋ねられると困ってしまうことが少なくない。
建設業モノは一品受注生産だから、現実には机上見積は不可能なのだ。
その不可能性を知った上で、予定や希望をつまびらかにしないと意味の無い応酬を繰り返すことになる。製造モノはもっとひどい。

「ボールペン下さい。で、幾らですか?」
尋ねるほうに悪気は無いのだけれど、尋ねられる業者の業務に幅がある場合は困ってしまう。製品としてのボールペンだったら1本だったら代理店から買って下さい。10円~100円くらいのが多いと思います。直売なら、送料と手数料でこうだよ。納期はこうだよ。汎用品の小売とか卸だけだったら余り悩まない。
でも、小売も卸も製造もやっているようなウチみたいな会社ではどうすれば良いか?
プラスチックの成型から始めるなら仕様を。。。プラスチックの成型はこのパターンなら幾らで。。。支給品ならこういう仕様にしないと技術上、こういう問題が起きますよ。。。とか膨大になる。

つまらん議論をしようとしているのではない。
後者の質問に、紋切り型の答えをしたら相手に迷惑をかけると思うからだ。

先日もPV式の電源の問い合わせがあり、仕様は?と尋ねるとうにゃうにゃ。
企業秘密や国家機密等に抵触する場面もあるから、目的物に関する資料がたいしてもらえない場面は少なくない。これはそのパターン?
仕方ないので(相手が何をしたいのかわからないなりにも)数日かけて、定電圧源のシステムを図面化して送った。
まぁ、普通(のPV電源)はこういうもんだろ。と。

でも、相手が電気のことをよくわかっていないと、納品物が用を成さない危険がある。
そこで、念のために、たった一部でもいいからとしぶとくお願いして従来図面を一部をいただくと。。。
なんじゃこりゃ~!定電流源じゃないか!!出力も複数チャンネルある。
意味無し。。。俺の丸2日間を返してくれぇ~~!!

ネットの限界はこういうあたりにあると思います。
中でも独立型PVのヒアリングシートは数百数千と用意しないといけないなぁと、思います。
でもその労務対対価は?
全世界規模で商売をしないかぎり、いや、よしんばそうしても赤字でしょうなぁ。。。
もちろん、単なる物販なら別だけど。

11月 15, 2005 私の話 | | コメント (2) | トラックバック (0)

ネットと匿名性

商売だから仕方ないのかと思ったりもするのだけれど、名無しの権兵衛さんからのチンプンカンプンメールには本当に困る。
本サイトでも、「お気軽にご相談ください」と親切のために表記しているのだけれど、勘違い野郎からのメールが絶えない。
名前も言わない、ハンドルネームもなし、相談したい内容もいい加減。物騒な世の中だし詳しい住所や電話番号までとは言わんが、お前は一体誰だ??

建築士ですけど、陸屋根100平米。幾らですか?」とか。
---建築士さんアンタ、「1000坪の土地に家建てたいんだけど幾ら」って聞かれてどうします?
一行メールですヨ一行。ウチは出会い系か??

どのくらいの規模を設置したいの?どのように設置したいの?地域は?
そもそもの目的は??
この質問は、私はあと何年生きられますか?という質問くらい意味不明であって、答えに窮する。そもそも、お前は一体誰だ??

ここまでガサツで無内容な質問に対しては答えようが無いので、設計の考え方やプランニングに必要な詳細情報の集め方やよくあるパターンなど、超詳細に数万文字のメールを返信している。本を一冊返信しているようだ

○現在の光熱費をまかなうくらい発電して欲しいということであれば、建物方位角と梁図と屋根伏図と矩計図と敷地図と立面図と電気配線図と工程計画表と現在の電気代や家族構成を示すような資料を下さい。
○お客さんが得するようなプランを練って欲しいということなら、上は必須です。
○あなたが取りあえず折り込めるプランを練って欲しいということなら、5~10KWの設置規模として、製品選定や工法にもよりますが、300万~2億くらいじゃないでしょうか。

南の島なら膨大なお金がかかりますし、住宅系統連系でしたらそんなにかからないでしょう。というのもある。でも建築士からの質問じゃ、独立型なのか系統連系型なのかもわからん。

尋ねる意味が無いじゃん。
答える方としては、何がなんだかわからないのでまぁよくありそうなパターンを想定して範囲いっぱいの答えをして、待つ。
すると全く返答なし。答える手間がもったいないよぉ。お前は一体何様なのだ?

ということで、メール送信フォームを作ってからこれまで7年くらいチマチマと丁寧に答えてきたけど、失礼な輩と遊んでばかりも居られない。
あまりにひどいメールに対しては、先月から放置プレイも始めました。

11月 15, 2005 私の話 | | コメント (10) | トラックバック (0)

2005.11.10

QualityとQuantity

やっぱり弊社のPVネタは、凶暴だと思われているようです。
取引先さんとお会いすると、面白がってもらえます。(あるいは、メーカーに圧力を掛けられないかと心配してくださいます)
わが国の場合、ホントのことに触れると、やばいようです。

でもヨーロッパや米国のサイトは、これよりとんでもなくスゴイ。
私も実設置例のレビューを出しまくって、良いもの絶賛や悪いものコキ下ろしなどをしてみたいのですが、それは(せっかくのわが国の)普及の勢いに水を差すようなことにもつながるし、本意ではありません。このへんが、私の和風の節度と申しますか、裏を返せばだらしないところであります。
また、誤解をまねくような凶暴発言はつつしみたいです。でもいけないものはいけないと声を大にしていいたいと思います。良いものは良いです。ダメなものはダメです。ダメな仕方も更正されるべきです。

PVがわかりにくい商品であることが問題の背景にあります。

日本での普及の背景は、かなり欧米と事情が違います。

欧米はメーカーによる詳細仕様開示とディストリビューターの設計・考察とが最適設計を机上導出する仕組みですから、「性能重視」です。(quality&cost payback)
設置後の実性能に関する考察なども、あちこちのHPからうかがい知ることが出来ます。
製造者や販売者からすれば、とても、おっかない市場です。

ところが、日本は補助金政策に成功していますし、メーカーによる代理店支配にも成功しています。すると内容はともかくメーカーの信用だけを後ろ盾に顧客はそのシステムを信用します。しかし、この場合、当然、中身よりはシェア(quantity&initial price)となります。お客さんも実性能を知る由も無い。シミュレートのプロセスも知らない。
つまり、日本の場合、モノ売りのプロなら、売るのは楽チンですね。
でも、日本の場合、普及策としはスマートですが、中身に関しては全然スマートじゃない。そのおかげでどのメーカーのどの製品でも、その建物にうまく載るように見えるし、役立つように見えるから良く売れた。NEFやNEDOもヨーロッパの羨望を前にある意味、満足していることでしょう。

今後はどうなんでしょうねぇ。わが国ではやっぱり安いのが一番ですかねぇ?
そうわかっていれば、一番安い方法を開発し、安いのをお勧めするようにします。

11月 10, 2005 太陽光発電の技術 | | コメント (5) | トラックバック (0)

2005.11.08

BlueSkyチャーコンで盛り上がったので。。。

blueskySB2000Esim 考えていてもしょうがないのでBlueSky製MPPチャーコンによる年間発電量のシミュレーションに取り組んでみた。

ところが。。。
他のチャーコンで42セルは解析ソフトの方が拒絶してしまう。ご親切過ぎるソフトも困りものです。
かと言って36セルでシミュレートしても面白くない。何故なら、正当派36セルはお値段が高いし、電流increaseの比が40セルや42セルほど面白くはならないだろうから。

でも欧米製ソフトって、モジュールデーターの中に適当な40セルが無いんですよね。でも、きっと来年になれば日本製40セルのパラメーターがデーターベースとして折り込まれると思うので、それからは、これで解析することは可能。

でも、何とか42セルで読んでみたいものですな。
おせっかいな警告が出ないソフトを探してみることにします。(自分じゃ、こんなソフト、作れない)

もうひとつ。根本的なところで前提となる条件を明らかにしなくちゃならない。
蓄電池を使う場合は、loadの方を決めておかないと。。。
しかも日中と夜間の重み付けの影響をモロに受けるでしょう。
シナリオ作りをしていかないと、なんのかんのと言っても、意味が無いってこと。
(だって、軽負荷でシミュレーションしたら、MPPDDコンチャーコンも、PWMチャーコンも同じ結果になっちゃう。実際にそうなった。これじゃ検討の意味がない)

ということでまだまだ研究は続きそうです。
実機での試験は、もっとシミュレーションで詰めてからね~。

11月 8, 2005 太陽光発電の技術 | | コメント (6) | トラックバック (0)

2005.11.07

Module quality loss

University of Geneva が提供するシミュレーターのパラメータから。

It is well-known that most of PV modules series don't match the manufacturer nominal specifications. Up to now, this was one of the greater uncertainties in the PV system performance evaluation.

日本じゃwell-knownじゃないですね。
少なくとも2000年頃までは、販売店さえ知らなかったのでは?
「太陽電池は工業製品ですけど、畑の作物みたいに出来不出来?があるんですよ。」
お客さんにそういうと、何とも不思議そうな顔をする。
これも日本特有の現象かもしれませぬ。

11月 7, 2005 太陽光発電の技術 | | コメント (2) | トラックバック (0)

BlueSkyEnergyの広告

photoninternationalbluesky 今月のPhotonInternational誌。
右下にBlueSkyエナジーのチャーコンの広告が出てます。

すぎやまさん、普及活動を頑張りましょうねぇ。
といってもこの雑誌は、カッタルイ英語で書かれてるし、日本の購読者は少ないかもなぁ(メーカーさんばっかりのような)

弊社の予測によりますと、2006年と2007年は2003年以降、ディストリビューターの太陽電池仕入れ値が最も高い時期となると想像せられます。
するとMPPTチャーコンの出番か?!

2007年以降も、少々太陽電池は安くなることがあっても(日本の場合)消費税の値上げでやっぱり今より太陽電池のエンドユーザー価格が横ばいか高くなりそうな気が。。。
すると太陽電池価格が安い日本でも、MPPTチャーコンに未来があるかも??

11月 7, 2005 書籍・雑誌 | | コメント (12) | トラックバック (1)

2005.11.06

LED懐中電灯(スーパー環境配慮版)

1ledcap 白色LED のネタをもう一つ。
2年ぐらい経つので、これもまたちゃんと動くということがわかったもの。

市販のカットセル太陽電池のオモチャ(ホームセンターなどでも売っている、夜になると庭にぼんやり光っている、アレですな)は、ニッカド電池に蓄電する方式が殆ど。太陽電池を使っていることから、なんとなく系の環境マニアには喜ばれそうだけど、あれは、実は、廃棄時に環境によろしくない。中身をバラしてニカド電池をリサイクルに持ち込む人は少なかろう。(リサイクルはエネルギーの無駄なのでそもそもリサイクルが発生しない製品作りも必要。カッコばかりで読みにくい。。。)

どうもあの製品が気に入らなくて、電気ニ重層を使うことを思い立った。
●設計プロセス(超簡単)
単結晶カットセル4S。屋根の上と違うので温度はそれほど上がらない。窓辺に置くと30度くらいか。開放電圧で0.6Vくらい。4セルで2.4V。電気ニ重層は2.3V耐圧。低温時に単セル2.3mV/℃くらい電圧が上がるとしても、ショットキバリアをブロッキングダイオードとすればVfの分でちょうど良い。偉そうに書いているが、単なるナマ充電。安全性のチェックをしただけ。
さて、白色LEDを点すには3.6Vくらい要る。昇圧だぁ。。。
当時は555による秋月キットも無かったので、手持ちの1815を2ヶとお安いマイクロインダクタで昇圧(米国のHPで回路図を発見。トランジスタを入れ替えただけ)この部分の回路部品代はまぁ100円くらいですな。

1ledcap2

箱に放り込んだぶん、異常なまでに手間ひまがかかったけど、ちゃんと使えば(市販のLEDモノより)環境に悪くないはず。蓄電部がダメにならんし。
で、何に使うか。食器棚の裏にモノを落としたとき役立つくらいですな(笑)
指向性の高いLEDこういう時に活躍するのか。
(普通の懐中電灯だと、狭いところを覗く場合に目の前がまぶしくて奥が見えない。)

11月 6, 2005 私の話 | | コメント (4) | トラックバック (1)

2005.11.05

IHクッキングヒーターの値段、量販

太陽光発電とオール電化(エコキュート・IH)はセットで考えられることが多い。
するとこれらをいっぺんに導入する人と、一部ずつ導入する人があることは想像に難くない。ウチがいつも困るのが机上見積でのビルトイン式IHの値段。

定価は25マンくらいするけど、どこの業者でも仕入値がとても安い。
だから書類や工事の手間、材料が皆無に近ければ、定価を貰っていては超丸儲けになってしまう。
例えば作業として既存のIHを入れ替えてお客さんがゴミ処分までしてくれるんだったら、最初から全ての電気的条件が整っているいうことなので、売値は(機種にもよるけど)半額でもいいくらい。ビルトインタイプといえども、コンセント式なので甲斐性のある人には勝手に買って行ってもらって、勝手に据えてもらえばいい。とにかく、既存IHの交換という状況で、しかも取り扱い説明書を読む甲斐性のある人ならば、電話一本、アイヨー~とばかり、売ってあげる。量販店なんかよりはるかに安く提供できる(笑)

一方、既築宅へのIH新設の場合はややこしい。
引き込み線が細かったりして幹線増強、コン柱建てたり、とんでもない連接引き込み、内線が関わったときには、IH+材料+工事が60万もかかることがある。
以前、こんな、恐れていた現場に本当に出くわした。
「余程(珍しい事例)かなぁ」とも思ったのだけれど、リフォーム屋さんとある現場で出会ってIHの話になると、やっぱりひどいときには電気工事が30マンくらいかかったと言っていた。(すると本体を含めて全部で50~60万になりますわね)

となるとIHクッキングヒーターの値段というのは、技術的なことをわからないお客さんには、まことにもって意味不明であって、机上見積なんか、全関係者にとってまるで意味を成さない。

「見積りをくれ~」
「アイヨ!図面くれ~」
「送ったよぉ!」
「なんだかわからんなぁ(図面の情報が少なすぎ)タブン10万~100万くらいです」
「なんじゃそりゃ??」
というIHクッキングヒーター特有の意味不明さが、ますます混迷を深める。
実際に納品をしてみると、
「お隣さんは20万で済んだのに、ウチは40万ヨ~。プンプン!」なんてね。

よく整理してみましょう。どういうことかっていうと、「工事が伴う商品」っていうのは、一件一件労務と材料が違うわけ。

内訳を考えると
●商品本体
●材料費
●工事費
大抵のお客さんは商品本体のことしか考えていない。
ところが、商品を動かすのに、その周辺材料費が商品よりも高い場合もあるし、工事費もそう。IHクッキングヒーターの場合、材料費や工事費の費用が現地を見ないと何ともわからないのは、大きな問題だと思う。
でもこの問題の中身は電気というものが素人にはとても難しくてややこしいからに尽きる。

これが例えばカーポートやウッドデッキだったらまだ簡単。
近隣への建柱用借地交渉とかインフラたるトランス増強なんておかしな場面はありえないし、場所さえあればやれる。
少々ややこしいことがあっても、現場の労務費の差くらいしかない。

また、
建設業は材料費3割と言う。
ところが電気モノは(重電や弱電はさておき)材料費5割くらいする。
しかも電気はエクステリアものなどと違って、ややこしい公的な書類が付きまとうし、工具も高いし、経費が大きい。(太陽電池をやっていても思うんだけど、屋根に太陽電池を載せる工具維持経費は電気工事道具維持経費の1~2%くらいじゃないだろうか??電気工事はそのくらいモーレツにややこしい道具がいっぱい要る)
こんな実情はお客さんにとってどうでもいいことだし、理解してもらうなんてまるで無理。
単なる高い安いになっちゃう。すると、ごまかしたモン勝ちになりがち。

ここに来てIHなんていうのは本当にめちゃくちゃだ。
業者の儲け云々よりむしろ、仕事内容のごまかし方の問題が大きい。
同じ請求額でも、やるべきことをやらない方がうんと儲かりますわね。
でも、マトモな仕事をする場合はそれ以前に、現地状況が費用を決めてしまう。

素人さんのためにお話します。
IHクッキングヒーターは、本体は安いです。
でも法適合するための工事は現地に行かないとなんともわからないのです。
「10万~100万円の間です」という乱暴な説明こそ親切な机上見積かもしれません。

素人様のために、もう少ししぶとくIHのことをお話しましょう。
IHは、瞬間的には、4人家族の家一軒分くらいの電気を食います。
電気を水に例えてみましょう。
水を一瞬で多く流すには、太いパイプが必要です。
パイプはあなたの家族以外の外界につながっています。
すると●太いパイプを用意すること●あなたの家が大量に水を使うことで外界(御近所さん)に迷惑をかけないことが必要です。パイプを太くするには地面を掘り返さなければなりません。細いままでは破裂してしまいます。あなたの家ばかりが大量に水を使うことでご近所がトイレの水も流せないようになってはいけません。公的な技術協議と対策も必要です。
電気も同様です。
するとパイプたる電線の太さが細い場合には太いものに張り替えなければなりません。電線が太いと垂れ下がりますので間に電柱や小柱を一本建てる必要が生じる場合もあります。電線が細いと過熱により火事になります。だから高くてもやらなければならない仕事は、やらなければならないのです。

以前、こんなことがありました。
「エコキュートの工事をして欲しい」
「アイヨッ!」
現地に行くとなんとIHのぶんを基本料金分、盗電工事をしてある。しかも幹線が細すぎ。
参ったなぁ。電力に叱られるわぁ。。。ウチのせいじゃないのにぃ。。。放置しておいたら燃えるかもしれんし、自分の仕事だけして帰ったら、事故時にウチのせいになるやろうなぁ。。。
「エコキュートの工事をする前に相談させてください」
「なんだ」
「このIHのつなぎ方ですと、悪い言い方をすれば”泥棒”になってしまいます。どこの工事屋さんがやったのかは知りませんが倫理・道徳的に??安全上も。。。」
という感じで私は(お客さんにとって)意味不明なことを言いました。
「お前のところより一流のところに頼んだ。ギ○スだぞ。何がいけないんだ。」
。。。量販店の仕業かぁ。やられた!年に何回かは量販のケツ拭きがあるんだなぁ(泣)
量販の工事屋って9割は無免許。まぁ、ああでもしないと量販的な”安さ”は演出できない。また、間違った仕事がしてあってもとりあえず稼動するのが家電品のややこしいところ。そこに給電する経路についてはメーカーも面倒見切れないし。
「安くやってもらった~嬉しい♪~量販は正義!!」
ちゃんとやってくれて安いなら正義だけど、僕らから見ると、ルール違反バリバリだし、危険がアブナイ。あれは、そのぶん逆に割高じゃないか??年がら年じゅう、こういう場面があると量販家電店を憎みたくなってくる。

電力会社は確かに製造業の中では成績がいいし、儲かっているけど、彼らを騙すのもひどい。。。(一方で「IHの工事費はマトモにやると高い場面があるからこうやって電力会社を誤魔化すのかぁ。勉強になったなぁ。」でも脱税みたいな嫌な気分)
「そうおっしゃっても、いけないものはいけないし、マズイものはマズイです。。。」
「口答えする気か!」
おろかな私は2日間お客さんの説教を端座清聴しました。
私の余計な正義感はタダの赤字を生むだけでした。
アホです。
でも何が正しいのだか、本当に混乱します。プロとして恥ずかしいことですが、「ウソ工事をやるのも仕事(営業活動?)のうちなのかなぁ??」と思い始める自分を情けなく思います。技術的な仕事なんていうのは、知っている方が損。出来るほうが損だと思います。

11月 5, 2005 太陽光発電の技術 | | コメント (7) | トラックバック (0)

2005.11.04

産業用の太陽電池

1786kc 公共産業用の太陽電池(高圧連系)
この写真からじゃちょっとわかりにくいけど万全の安全策と長寿命策が施されている。

インターコネクタは3本。
エッジスペースも広い。
セルフクリーニングが十分に働くフレーム構造。
ガラスも厚い。
注意深い水抜きの工夫がある。
コネクタはマルチラムになっているので低抵抗。

素晴らしい。
ちょっと高いけど本当に良い太陽電池だと思った。

11月 4, 2005 太陽光発電の技術 | | コメント (5) | トラックバック (0)

2005.11.02

堅木加工とアラレ組

hashitate 広い家に住んでいた5、6年前の「作品」(?)
当時は知り合いの家具職人からハギレを貰ってきてはイタズラをしていた。

これは高周波乾燥を施したナラの板から作ったもの。ジグから作ってアラレ組を合わせ、丹念にオイルフィニッシュまでやった。木目の美しさを狙ったので木取りは決して良くないが、堅木にしてはひんまがらずにお行儀良くしている。

見た目はどうということは無いんだけれど、アラレ組がきちんと合うのって結構、難しいのです。0.1ミリも狂ったら台無しですな。

ナラの木は薪にすると火持ちもいいし、枕木なんかにも使われていますね。
比重が重いし木目も派手なので、家具に使うと西欧的な重々しさを持って迫ります。

そういえば、ウチの電気アイロンの箱もナラじゃないかな。
これまた古いナショナル製品ですね。前の大家さんに貰ったヤツですな。
どこに住んでもまぁ貰い物ばかりで暮らしております。airon

11月 2, 2005 私の話 | | コメント (9) | トラックバック (0)

LED懐中電灯

ledkai1 調子に乗って自作シリーズを公開してみる。

昨年だったか、おととしだったか、立て続けに3台の白色LED懐中電灯を作った。目的はエコノミーの徹底。普段の白熱球のだと、ひどいときには年間の電池代が10万を超えることに気づいたから。(毎日天井裏にもぐって配線工事をしているとそうなる)

一方、これはリチャージャブルの6V鉛蓄電池なので電池代が全然かからない。

スペックは最初の一台が36灯だったか。
これは天井裏でユニットバスのスキマに落としてしまい、拾うことが出来なくなってしまった。もう一台は、電池が買えない職人さん(一体どういう人?)のために作ってあげた。

そして極め付けがこの70灯。30V昇圧コンバータを内蔵し、LEDを直列しまくることで損失を抑え、12時間連続使用が可能になった。暗いと言われるLEDだけど、これだけたくさんつけると明るさも十分。レフレクターも利いている。電池切れに泣かされないのも嬉しい♪
何よりも夏に灼熱地獄となる天井裏で熱源とならないのが助かる。白熱球の作業灯はもう暑くて熱くて、とにかくアッチッチなのだ。

ledkai2コイツはもう延べ200日くらい使っていて特に不具合も無いので完成品かな。
でもいつかはまた壁のスキマに落として回収不能になるかもしれないし、夜間作業の投光器としても使いたいから、あと2~3台作ろうかと思っている。
他にLEDシリーズは色々あるのだけれど、LED代100万くらいつかっちゃったかもしれない。

それでも仕事のしやすさを考えるとエコノミーだと思っている。(エコロジーかどうかは知らない)
あ、LEDだけど、懐中電灯に使ったのはほんの一部ですよ。

11月 2, 2005 私の話 | | コメント (9) | トラックバック (0)