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2005.11.10

QualityとQuantity

やっぱり弊社のPVネタは、凶暴だと思われているようです。
取引先さんとお会いすると、面白がってもらえます。(あるいは、メーカーに圧力を掛けられないかと心配してくださいます)
わが国の場合、ホントのことに触れると、やばいようです。

でもヨーロッパや米国のサイトは、これよりとんでもなくスゴイ。
私も実設置例のレビューを出しまくって、良いもの絶賛や悪いものコキ下ろしなどをしてみたいのですが、それは(せっかくのわが国の)普及の勢いに水を差すようなことにもつながるし、本意ではありません。このへんが、私の和風の節度と申しますか、裏を返せばだらしないところであります。
また、誤解をまねくような凶暴発言はつつしみたいです。でもいけないものはいけないと声を大にしていいたいと思います。良いものは良いです。ダメなものはダメです。ダメな仕方も更正されるべきです。

PVがわかりにくい商品であることが問題の背景にあります。

日本での普及の背景は、かなり欧米と事情が違います。

欧米はメーカーによる詳細仕様開示とディストリビューターの設計・考察とが最適設計を机上導出する仕組みですから、「性能重視」です。(quality&cost payback)
設置後の実性能に関する考察なども、あちこちのHPからうかがい知ることが出来ます。
製造者や販売者からすれば、とても、おっかない市場です。

ところが、日本は補助金政策に成功していますし、メーカーによる代理店支配にも成功しています。すると内容はともかくメーカーの信用だけを後ろ盾に顧客はそのシステムを信用します。しかし、この場合、当然、中身よりはシェア(quantity&initial price)となります。お客さんも実性能を知る由も無い。シミュレートのプロセスも知らない。
つまり、日本の場合、モノ売りのプロなら、売るのは楽チンですね。
でも、日本の場合、普及策としはスマートですが、中身に関しては全然スマートじゃない。そのおかげでどのメーカーのどの製品でも、その建物にうまく載るように見えるし、役立つように見えるから良く売れた。NEFやNEDOもヨーロッパの羨望を前にある意味、満足していることでしょう。

今後はどうなんでしょうねぇ。わが国ではやっぱり安いのが一番ですかねぇ?
そうわかっていれば、一番安い方法を開発し、安いのをお勧めするようにします。

11月 10, 2005 太陽光発電の技術 |

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コメント

よしどみさん こんにちは、
確かに、いろんなことを知らない方が、環境に優しい、電気代が安くなる。補助金がもらえやすくなる。(今では、減額されているが。)
これらが、普及のキーワードとなっていた。
独立系でも、実際の利用できる電力とかは同じような気もします。(発電できる電力と、充電できる電力、利用できる電力が、それぞれ違うので、似たような面があります。)
独立系パネルで運用しても、利用可能なエネルギーは、多くても、総発電量の3分の2程度と思います。(MPPT方式では、効率が上がると思います。)
パッケージで、設置業者任せのシステムになる傾向があり、さらに不明な点が増えるので、個人では特徴や性能、耐久性など、ありとあらゆる点で、把握が難しくなります。
(メーカー系列のしがらみが無くなり、設置したい者が第三者のアドバイザーと共に設置するものを選べるようにならないと、利用者にとって良い選択が出来ないように思います。)
・適切な判断材料が与えられないので、
違いを知ることが出来ないから、唯一異なる価格と発電能力でしか、選ぶことが出来なくなると思います。結果として程度に関係なく安いものが売れ易いという状況になっていると思います。同じものなら価格が安い方が良いという、当然のことですね。
(多少高くても、発電量がしっかり確保できたり、災害や被害を受けにくい施工の方が現実的であるはずと私も思うのですが、普段は目立たない地味なものなので、そのときにならないと違いが現れない。)
判断できる情報が殆ど明かされないし、設置による不具合を経験したくないので、私は、当面系連携の設置するつもりはありません。
その代わり、独立系でがんばることにします。ではまた。

投稿: ブルースカイ | 2005/11/11 8:29:50

よしどみさん、こんにちわ~

よしどみさんって言うなれば

「太陽電池侍」

ですよね。

斬る時は自分も斬られる覚悟をもってしっかりと斬っている。

そのように私の目には映ります。

別に捨て身だとかそお言う意味でもないし、
けっして凶暴とも思いません。

凶暴と言うのは抜き身で真剣をやたらめったら

に振り回す輩の事でそお言った輩は相手を

しっかりと斬り倒す覚悟もなければ自分が

斬られる覚悟もないのでいたずらにに

人を傷つけてまわるだけです。

よしどみさんのやり方は何時でも抜けるように

隙が無く、念入りに手入れをされた太刀を

鞘に抑えて構えていていざ斬るとなったら

相手に遺恨が残らぬようざっくりと一刀両断

にしている。

そんな「太陽電池侍」私もなってみたいものです。

昼休みに何を書いているんだかなぁw
あほぅの戯言ですw

投稿: すぎやま | 2005/11/11 12:20:08

まいどさまです。
煽っている訳ではなく「誤解をまねくような凶暴発言」には、魅力があるというか、核心を突いているというか、議論が深まって楽しいのですが、諸刃の剣ですね。

「安いのが一番ですかねぇ?」~情報が遮断されKWいくらの世界になれば、議論の余地はあません。
ここに集う人々は、そうではないことを承知しているからここで発言していると思いますし、この事実をもっと多くの人々の共通認識と成る日を夢見ているはずです。

ただ今は業界が過渡期ですから、メーカーの支配力が強いため「ホントのことに触れる」ことがタブー(凶暴発言)なのかもしれませんが、将来的には成熟期になると質の時代と変化しますから、タブーは次第に減っていくものと予想します。

それまでの間、なんの問題意識もないまま親方日の丸的な業者は、時代の波に取り残されると思います。

やべー、また凶暴発言してしまいました(反省)。

投稿: aosam | 2005/11/11 20:18:14

こんばんは!
噂では「要注意サイトその2」管理者です。
本人はそんな気はさらさらないのですが、刺されるのはよしどみさんの後にしていただきたいといつも思っております。

何をもって安いと判断するかが難しいところですね。何でも安いのがいいと思う人が大半だと思いますが、ベンツを安いと思う人もいるでしょうし・・・・本当に車の良さと自分のライフスタイルを考えてベンツは安いから買うんだ!という考え方ができる賢い消費者が増える事ですかね。

ちなみに私は総合的に考えてトヨタのbBが一番自分にあってます。
家は死ぬまで賃貸一戸建て派です。
今、一番手間とお金をかけているのは2匹の娘です。
やっぱり太陽光も趣味でつけてほしいですね。

投稿: なっちゃん | 2005/11/11 23:53:21

みなさん、思慮深くお話くださって、ありがとうございます。
すぎやまさん。「太陽電池侍」ですか。
言葉の魔術師ですねぇ。すぎやまさんのお話にはいつも他者を思いやる気持ちとユーモアがあふれていて、スゴイなぁと感心します。

aosamさんの「情報が遮断されKWいくらの世界になれば、議論の余地はあません。」/
ブルースカイさんのおっしゃる「適切な判断材料」/なっちゃんさんの「何をもって安いと判断するかが難しい」
全ては、PVに関してやっぱり判断材料が無い、少ないということに尽きます。しかし私のようにややこしい話をヘタな言葉で振り回していても前に進まない。もっと整理せねばと思います。

判断材料が少ないとはなんぞや?

●顧客にとって判断材料が少ない。
●業者にとって判断材料が少ない。
私は後者を重視しています。後者がしっかりすれば顧客にはもう少し情報が伝わると思うのです。
では、何故、業者にとって判断材料が少ないか。
●メーカーによる囲い込み
●資料の非公開
前者は、メーカーが自社シェアを上げるためには賢い方法。混売禁止などはそうですね。もちろん、悪いことばかりじゃなくて、キット販売だからこそ、生産計画がしっかりして今の低コストにもつながったことと思います。
後者は、パワコンのパワーカーブなどがそう。バイパスダイオードの数や位置がそう。ダイオード性能指数、コネクタの抵抗、接続箱のVfなど。部材の暴露試験の結果など。。。キリが無い。
外国のサイトを見れば一発でわかることも多いのに、何故非公開なのでしょう。良くないことはバレなくて済みますが、良い方も何が良いのだかわかりにくい。惜しいことです。パラメーターがもっと公開されれば、注意深く設計に取り組む良心的な業者が増えると思います。
製品間比較をするにしても、憶測ではなく、真実をそのままお客さんにお話して、お客さんのお気持ちだけで選択してもらうことが出来るはずです。今の状況は、PV大普及国にしては惜しい。惜しすぎます。

「やっぱり太陽光も趣味でつけてほしい」byなっちゃん。

楽しみの無い導入はコストの壁、いつまで持つかという心配によって煮詰まってしまいます。経済効果一辺倒な売り文句の問題を感じます。

それはもう、様々な人が導入してくれた方が国やメーカーや業者としては嬉しいのですが、疑い深く心配を抱えながら導入する人が増えているのを見ていると、なんだかやりきれなくなります。
PVは、環境・家計経済効果・太陽光で電気が起きる楽しみ・雇用対策・産業育成策、全部が混然一体となったモノ。導入者自身がそのことに気づかないと、高いだけの商品でしょう。そういう意味で「高い」のは一番良くないと思います。
視野を広げてみれば、PVなんか、安いもんです。

こうした認識が前提にあって、検討に値するのですが、次はコスト差にびっくりする。
Aという製品とBという製品がどうしてこんなに値段が違うのか。
ああ、業者によっても値段が違う。

値段差ってなんだ?
システムの差と業者利益の差と施工内容の差が混然としますね。
システムの差の内訳は製品の差。
業者利益の差はメーカーと業者の値入の差。
施工内容の差は法やルールや将来リスクに備えた丁寧な仕事をするかどうかの差。
困ったことに、これを全部わからないと「値段」というヤツを比べることが出来ない。
いや、実は値段じゃなくて、「費用の差」なんだけれど。

内訳に聞いてもわからないから、お客さんも膨大な勉強が必要。でも、設置者はPVの勉強が本業じゃないから、販売者も「一番安いのをすすめておけばいいか」となりがち。
安くて良いものを安く薦めるのが簡単だし、これに越したことは無い。
でも、ンなもんは無い。
VE(バリューエンジニアリング)を超えると、建設モノのコスト削減はどうしても「引き算」になってしまう。
材料の引き算。施工方法の違反。ゆとりのないギリギリのスペック。
建設業に詳しいお客さんを除いては、このやり方をすれば連戦連勝でしょうねぇ。

「ちょっと高いけど性能がいいものになるよ」が、最も説明に難儀します。

投稿: よしどみ | 2005/11/12 13:02:53

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