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2005.12.12

年々細やかになる。。。

年々やることがクソ丁寧になってきて、仕事に時間がかかるようになった。
どうも、ありとあらゆるリスクが目に浮かぶのだ。

何年か前は
「住宅系統連系は、2人で1日あれば電気工事も太陽電池も済む」
そう豪語して、本当にそうやっていた。
私も(当時の)相棒のオッサンも10年選手だし、実際に手も早かった。
当時は架台も複雑だし、資材の重量も重いのによくやっていた。
深夜2時でも3時でも積み込みをしていたもの。
電気配線をするのにも、走ってやっていた。電力申請も渋滞の車の中で書いていた。

でも今は、当時よりもさらに知見を積んだのか、稼ぎに頓着が無くなったのか、
「これって(メーカーの教科書に書いてあるやり方よりも)この方がさらに良いじゃないか?」
「こうしたほうがより強度が出るんじゃないか?」
「こうしたらもっと長持ちするんじゃないか」
などと商売上余計なことを考えるようになった。
メーカーが要求しなくても防水のプライマ処理をするし、アレニウスの法則なんぞもアタマに浮かんで少しでも放熱性の良い機器設置場所を探すし、電力契約はESCO的にも追求するし、マメなことしきり。
つまりうんと手間をかけている。

だからなのか、最近われながら説教臭い。
短気なお客さんは、「(設計も工事も)さっさと仕上げろ」とか簡単に言う。
私も私で(そんなお客様に向かって)
「その考え方だときっと損をしますよ。お願いですからお時間を下さい。仕事の精度や仕上がりに関わります。枕を高くして眠らせてください」
とか生意気な返事をしてしまう。

商売とはお客様を立てること。顧客満足なり。そう語られることが少なく無いように思う。
でも、相手に見えなくても今ある力で精一杯のことをしないと自分がHAPPYじゃない。
仕事は相手のみならず、自分もどこか幸せじゃないと。

私達職人は、お金と引き換えに仕事を提供する。
だからお金と仕事はフェアだと思っている。
お金がエライんだったらその人は、勝手に偉ぶっていればいい。
でも、私達は、お金と交換したい仕事をしなくちゃならない。
お客さんにとっても、お金以上に仕事をしてもらうために、フェアであることを心がけるのは「お得」と「HAPPY」への道だと思う。
当たり前の仕事、出来ればより良い仕事とお金を引き換えてお互いが満足。それが他の誰でもない自分が世にあって仕事をする楽しみじゃないのかな?

12月 12, 2005 住宅太陽光発電システム |

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コメント

こんばんわ~。

「顧客満足」度、突き詰めるとお客が満足すれするか、無知なら、何でもありの世界になってしまいます、ですから、よしどみさんの言われることよくわかります。

「私達職人は~」よしどみさん的表現なるほどです。
私的には、信頼関係があり尚且つ、缶コーヒー1本とご苦労さんの一言で、何倍もサービスしちゃいます(技術料は)。~単純ですいませんw。

仕事は楽しくやるのが基本、楽しくない仕事にも楽しみを見出すのが醍醐味でしょうか?。

投稿: aosam | 2005/12/12 19:45:31

aosamさんこんばんは~
私達職人は~って、私的表現なんでしょうか?(笑)ん~~~意味深深。

缶コーヒーに限らず、お客様が仕事人を思いやってくれるお気持ちは嬉しいものですよね。わかります♪
お金のやり取りを超えたものごとに対してはお金を超えた貢献をしたくなります。人の心はそういうもんだと思います。
さて、私が客の立場であるときは、同じことが出来ているか?そう考えちゃいます。
こうやって世の中は豊かになる??

投稿: よしどみ | 2005/12/12 21:19:15

よしどみさんのような人、ちょんまげといいますよ(侍)最近いないですよね、侍はいざというときには切腹だってするし。ちなみに小生は侍には程遠い。

>メーカーが要求しなくても防水のプライマ処理をするし、アレニウスの法則なんぞもアタマに浮かんで少しでも放熱性の良い機器設置場所を探すし、電力契約はESCO的にも追求するし、マメなことしきり。

ベストを尽くせば予期せぬ事態が発生しても後悔が少ないですよね。

投稿: たいよう | 2005/12/12 23:32:18

自分は幸せかもしれません。会社員だった頃はそうは行きませんでした。独身会社員時代も身銭を切ることをしていましたが、権限面で限度がありました。厳しい観方をすれば、道楽です。
今は、経営リスクも小さな後悔もお客さんからの真心も人と出会う喜びも全部自分のものだから、良くも悪くも、何もかもが実態を伴っています。
一方、ベストを尽くすのは自分のためでもあります。まぁ貧乏ですが深く眠れます(笑)

投稿: よしどみ | 2005/12/13 0:25:46

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