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2006.01.06

風力発電機 Bergey-XL1

xl1all  1KWの風力発電機が届きました。

恐怖の3枚羽ですので、下界用ではありません。非電化の極地に納品します。ここならペラが飛んでも窓ガラスをブチ破るくらいで済みます。

左上がコントローラ。投げ捨て型タイプです。PVも接続出来ます。
右下のアルミ箱がダミーロード。15℃で0.7Ωでした。60Aぶち込んでも良いそうです。背面にはケイカル板のようなものが張ってありました。これなら消防や保健所の指導にも耐えられますね(笑)

箱の手前の写っているのが羽。氷雪地仕様で出荷してもらいましたので黒色。(標準品は白色)になっています。これならエビの尻尾(強風地域独特の着氷)がついても陽が当たると少しは早く落氷してくれるでしょう。スコップで着氷を叩いてペラを痛めるのがイヤなのです。

ジェネレーターは3相です。が、本体にダイオードブリッジが内蔵されていて脈流2線で取り出せます。スリップリングのことを考えると2線の方が故障リスクが低いのかもしれません。

xl1cc チャーコンの中身はこんな風。
写真じゃよくわかりませんが、実はデスクトップパソコンのマイクロタワーくらいの大きさがあります。
一体どういうことかとマニュアルを読むと、120スケアのガータースペースが設けられています。これならケーブルの取り回しが楽です。
施工者フレンドリーではありますが、わが国の狭隘な電気設備スペースや住宅事情にはとてもそぐわないシロモノと云えます。

ケミコンや計装用トリマは一流品でした。信頼性を要求されるケミコンにメイドインジャパン(日本ケミコン)を使ってくれているのはちょっと嬉しかったです。でもどうせ、チャーコン部は1年もしないうちに誘導雷で壊れるけどね。一方、本体内蔵のダイオードはこれまでも壊れたことが無いので構わないでしょう。これまでの経験からすると、制御部を工夫し予備のペラさえ用意すればシステム全体として20~30年は使えると思います。

いずれにせよ、米国製らしくかなりダイナミックです。アッセンブリはチャイナ。
驚いたのが、ダミーロードのケーシングが傷だらけなこと。中古じゃないかと目を疑ったくらい。でも、箱はメーカー出荷時のままだった。おかしいなぁと思いながらインストール時に触るはずも無い内部を確認すると手垢だらけ。つまり、はじめからこういうもののようです。まぁ、豪製チャーコンもバリだらけだったし海外製品はこんなものかもしれませぬ。
ビューティフルな日本製に慣れすぎていると小さなことが気になってしまいます。

xl1load こちらが問題のダミーロード。
マジに傷だらけです。
メイドインジャパンの感覚からすれば、「これは商品では無い」という感じ。小傷がとにかくひどい。
未開封のメーカー出荷の箱に中古品が入っている様相でした。梱包は丁寧なくせに、お肌の弱い非アルマイトのアルミケーシングが擦り傷だらけ。加工時に工具をぶつけた痕がそのまま出ていました(笑)

雪解けを待って納品先様と心ゆくまで遊ぶ予定。

1月 6, 2006 太陽光発電の技術 |

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コメント

よしどみさん、こんにちは!

バーギーですかぁ!いいなぁ~!
確かに下界!?ではめったに拝めない品物ですね。設置場所はどこかの山小屋ですか?やっぱりこの手の風力発電機は、最近出たばかりの電子制御満載の最新型よりも息の長い物の方が割と安心して使用できそうですね。

1kWクラスだと蓄電設備もそれなりにどでかくなりますよね?面白そう~!

しかし、ダミーロードの傷は頂けませんねぇ。自前で使う分にはまぁ、役目を果たしてくれればいいやと諦めがつきそうなものですが、納品するとなると確かに後ろ髪ひかれますね。

コントローラーも工夫さえすれば長持ちしてくれるのでしょうが、実際どうなんでしょうね?こればかりは経験上でしか判らない事でしょうね。
容量がでかいのでやはりC60あたりを駆使して独自にコントローラーを組んだ方が安心かな?

では、続報楽しみにしております♪

投稿: すぎやま | 2006/01/10 10:46:30

すぎやまさんこんにちは!
チャーコンを長持ちさせるには、軽負荷にするのと雷対策しかないと思います。
軽負荷にするのは簡単にしても、雷対策は難しい。そもそもアースが得られるところに限られます。電子回路の故障から逃れられないのは、非電化僻地の宿命でしょう。

私もC60が正解だと思います。
壊れるのを当然と考え、入手性が良いものをインストールすべきと思います。
まぁここは自分で出来るお客さんなのでとりあえず付属のチャーコンを使ってもらって、壊れたらC60かな。

投稿: よしどみ | 2006/01/10 11:48:58

こんばんわ~。

頑丈そうですね、個人的にはウィスパー100の方がかっこよくて好きなのですが、この機種を選んだ理由をお聞かせ願えればと思います。

やはり、故障率、実績?。

投稿: aosam | 2006/01/10 17:51:23

aosamさん、こんばんは。
ウィスパーよりもハブの形状が扱いやすいからです。現地条件は非常に厳しいため、ペラはどうせぶっ飛びます。(なによりペラが飛ぶことを前提としています)そこで新しいペラを製作するのが簡易になることを心がけました。また、以前、大学の研究室に大量にペラを作ってもらったことがありましたが、具合が良かったのはいずれも取り付けが易しく形状加工が簡単なものでした。
実績は、某市町村にもあり。
そうそう、こいつは30年使ってきたスイス製の風車(今は絶版)と構造がそっくりなのでトラぶってもまぁ何とかなるか、と読めたのも採用を後押ししました。

投稿: よしどみ | 2006/01/10 18:04:04

初めまして。
BurgeyはBergeyが正解です。
XL.1は中国の北京Bergey社で全てを作っています(フランジ部にBeijing Bergeyのシールと、ナセル上部に「CHINA」のシールが貼ってあると思います)。
アメリカのBergeyから買ったものは全てDC24V仕様ですが、北京Bergeyから買うと三相三線出力で120Vのものまで買えます。
また、この機種には塩害対策バージョンもあり、「XL.1C」と注文すれば通常のXL.1と同額でフレームがステンレスタイプが買えます。
北京Bergey社のHPを紹介しておきます。
http://www.bergey.com.cn/

尚、附属のコントローラはPICで制御されています。PIC内のA/DとPWM機能を使っています。ファームウエアのVersionは頻繁に更新されているようで、基板のレイアウトも数ヶ月で変わっています。
どうもWDTを使っていないようで、良く暴走し、発電機の焼損が頻発していますので注意してください。
C60のようなシャントレギュレータに最初から差替えるのがいいと思います。
内部を開けると基板上半分も部品が実装されていないのですが、回路としてはインバータも内蔵出来るようになっていますが実装されたものを見たことはありません。
附属のダミーロードは日本製のような安全率は確保されていない容量のものが付いていますので、高温でボビンが良く欠けます。

最後に、XL.1のスリップリングは初期のものに比べ良くなって来ていますが、スリップリングが外界から密閉されていないので接触不良による回転数の暴走も数は少ないですが発生していますので、この点も定期点検が必要と思います。

投稿: pig | 2006/01/12 16:05:29

pigさん、情報をありがとうございます。
スペルミス失礼しました(修正済み)

なお、写真の製品は新しいファームウェアのPICが付属していました。でもやっぱり付属のチャーコンはどうもいまひとつ。
最初は尾翼をワイヤーで引きながら手綱を取るという変則インストール。次は付属チャーコンの故障を待ってC60、最後にダミーロード交換と行く予定です。

北京のは文字が読めませんでした。。。
北京Bergeyの三相三線出力を選び、離れたところにダイオードブリッジを置くのも良さそうですね。

投稿: よしどみ | 2006/01/12 16:30:05

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