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2006.01.31

アスベスト、勘弁して欲しいなぁ

アスベストの報道を見るたびに胸が詰まる。
電気屋稼業なんか天井裏で吸いまくりだ。
これからもリフォームで吸いまくりだ。
内装業者や解体業者も屋根屋もきっと吸いまくりだ。
古い建築物がすっかり無くなるまでずっと吸いまくりだ。
一体、どうしろっていうの?

こんな仕事やってちゃいけないのか、とも思うけど、結局は誰かがやらないと済まない。
きっと私達職人はこれからも、アスベストを吸いながら仕事するだろう。

だからマスコミや政府は被害者救済を進めると同時に、これからは「どうすれば吸わずに仕事が出来るか」「どうやってリスクを抑えるか」をもっと議論して欲しい。

1月 31, 2006 人間的な、あまりにも人間的な | | コメント (8) | トラックバック (1)

似顔絵、似てますね

先日、初めてお会いした方に「似顔絵と本物そっくりですね!!」と言われました。
http://www.abi-station.com/
アビステーション様に感謝です。

嫁さんに、ホントに似てるかい?と聞いてみたら「うん」だそうです。
なんだか楽しいです。

1月 31, 2006 人間的な、あまりにも人間的な | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.01.30

日影が問題にならない例

shadow1 この図では、右側がほぼ真南です。
すると太陽高度の低い時期には右側の家屋がアレイに日影を落とし、発電に影響が出ることが考えられます。さて、この位置に設置しても構わないのでしょうか?

実際に冬至の図を描いてみると、次図のように、南側にある家屋による影がまず問題にならないことがわかります。本当はさらに時間毎の日影図とIVカーブを描画するとかなり詳しいことがわかるのですが、ここでは図は割愛します。やや面倒ですが、JWW等で日影図を書くのもお金がかからず良い方法かもしれません。

それにしても民間の建築図面というのは怪しいものです。実測してみるとまるで違っていることがあります。建築図面は民間の場合、完成図が施主の手元にあることは意外に少なく、お客さんが後生大事に持っているのはプレゼン時の図だったりします。こうした場合には、設計会社や管理会社にある図面でしか本当のことはわかりません。そこで私達はなるべく現場実測を心がけています。shadow2
目安として、(この地方では)アレイ下端と南側の障害物との距離と高さの比が2.3以上(距離の方が大きい。表現がうまくないかも?)あれば問題にならないと考えて良いでしょう。曇りの日であれば手のひらサイズの赤外線レーザーで大体を測れば良否の判断は付きます。横着せずにやってみましょう。

1月 30, 2006 太陽光発電の技術 | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.01.25

またもや電圧問題

またもや電圧問題。
お客さんからヒアリングすると典型的な症状。
これから、2ヶ月の積算データーと3次元発電解析したデーターを見比べて見る。
それから1週間の電圧ロギング
手続き+調整、評価まで数ヶ月かかるだろうか。

ひょっとするとこれからは太陽光発電システムの性能を向上させるよりも、PC調整と協議の方が大切な仕事になるかもしれない。
この問題は、声を荒げてメーカー事業部とやりあった90年代から何にも変わっていない。
今は黙って自らが出来ることを黙々とこなす。

あちこちで大規模普及時の問題が散見される。
ここのところ、連チャンだ。

気が付くか気が付かないかの差もある。
今年度中の税引前粗利益を全て調査機材費に充当しようと思う。
それからやってみる。それから考える。

1月 25, 2006 住宅太陽光発電システム | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.01.24

ただいま進行中(後半戦)

αグループ発電機(A型・P制御・逆潮流PV)  2台既存
βグループ発電機(C型・RPR・ガスG) 1台既存
γグループ発電機(B型・P制御・逆潮流PV) 1台新規
これらの単独運転防止装置がぶつかってしまうというのが、前半戦の話題だった。

やっと方針決定。
βグループ発電機を移動。
費用あり(問題ありなので価額非公開)

交渉しさらに上部の決済を待つ予定だったが、これ以上資材手配や施工準備が滞るとエコキュート補助金の期限が間に合わなくなる。
この期間に行うべき仕事の時系列と納期遅れの損失を考えると、補助金を得たほうが金銭的に得。ということで、ここで妥協。
技術的には解決したが、費用面で解決しなかった。
ときに補助金といヤツは、電力との粘り強い交渉事にとって害になる。
やれやれ、施工前に疲れきってしまった。

1月 24, 2006 太陽光発電の技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.21

マスコミはリサイクルとリユースを区別しない?

テレビを見ていてふと思った。

牛乳パックやペットボトルで作るオモチャ。
これら市民のアイディアがリサイクルとして紹介されるとき、いつも思う。
この段階はどちらかといえばリユースと言うべきだろう。
あるいは、短命なカスケードリサイクル??
なのに、それらがすべからく”リサイクル”として紹介されるのだ。

なぜマスコミはリサイクルとリユースを区別しないのだろう。
世にリサイクルショップなんていうリユースショップがあるから、リサイクルという言葉の方がすっとなじみやすい表現であるのは、わかる。
でも、リユースとリサイクルと一緒くたにしていたらいつまでたってもゴミ問題や資源やエネルギー問題の背景に思いが及ばない。

やっぱりリサイクルショップはリユースショップだし、廃棄物を使ったオモチャも一種のリユースでしょう。リサイクルなんていうのは、仕方なく取り組む、最後の手段では???

そうそう。太陽電池のリサイクルセンターなんていうのをWEBで見たけど、これってリユースセンターの間違いでしょ。
太陽電池のフレームをはずしてセルを取り出し再び太陽電池にしようというのは、ヨーロッパには既にある(プロが撮影した写真があったが値段が高かったので買えなかった)
これは水平リサイクルとでもいうのか、リサイクルには違い無い。日本では産廃に行ってしまうような、ガラスが割れたりバックシートが脱落したクズ太陽電池パネルも役に立つわけだ。

中古の太陽電池をもう一回システムに組むというのはあくまでリユース。
リサイクルという言葉には、何やら良いことのようなエライことのようなイメージがあるので、この用語にこだわる人々が少なくないのは容易に想像が付く。
でも、僕ら大人たちが本気で循環型社会を形成しようと思ったら、リサイクルよりちょっとエライ”リユース”にもっと良い席を与えてあげたい。

そうそう。このリサイクルセンターというのを運営する会社のWEBページを見たら、あまりにも値付が高くてびっくりした。普通の新品の方が安いじゃん。。。(汗)
材料費全体や工事費、つまり稼動する筈のシステム費用全体が見えていない一般消費者には安く見える。(KW単価などという用語を知っている消費者ほどひっかかる筈)
うまい商売だなぁ!!

1月 21, 2006 環境・エネルギー | | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.01.18

ただいま進行中(中盤戦)

αグループ発電機(A型・P制御・逆潮流PV)  2台既存
βグループ発電機(C型・RPR・ガスG) 1台既存
γグループ発電機(B型・P制御・逆潮流PV) 1台新規
これらの単独運転防止装置がぶつかってしまうというのが、前半戦の話題だった。

さて、本日4回目の協議。
電力サイドによる、配電網の現地調査の結果βの移動がそう難しくないとのこと。
βの需要家が快諾してくれれば、P制御タイプで当初の設計で進行する予定。

このコストがどのくらいになるかだが、第一支持点の移動や幹線張替えが無ければ電力負担して欲しいものだ。

なお、これら電力側との問題に際して政治的に解決する方法もある。
もう何年も前あまりに目にあまることがあって、経済産業省からゲンコツを食らわせたという例もある。業界の有力者が押し切るという例もあった。しかしこうした方法は乱暴なのであまり感心しない。やってもきたけれど、もうやりたくない。技術的に通っている確証がないものを無理に通したところで仕事が納まるものの、(業界の将来にとって)建設的ではない気がするからだ。
今回の私の案としては、オール電化がからむ場合に大抵は電力側に一定の予算があることからここから捻出してもらうようお願いすることにする。

それにしても、こんな場面がある限り、太陽光発電の仕事でビルが立つような高収益ビジネスは無理だってことだ。
今をときめく業者もあるが、”高売り”しているか下請を泣かせているかに過ぎない。
それはそれでいいのかもしれないが、高売りをしていると牌が減る。
下請を泣かせればマジメに仕事をするはずもなし。

ガス発電、蓄電池連系、燃料電池。。。etc低圧分散型電源は増える一方。
住宅地を中心にこれらは今後、変圧器をめぐる激しい争いになってゆくだろう。
そんな見方は私だけのものだろうか。
分散型の激突に、すっかりうんざりしている。

1月 18, 2006 太陽光発電の技術 | | コメント (8) | トラックバック (0)

2006.01.16

雷と住宅太陽光発電

雷は落ちないの?

この疑問は、下記の2つに整理できます。

1:太陽電池を設置することで雷被害が増えるか?
2:(高価な)太陽光発電システムが雷害に遭うことは無いのか?

まず雷害を心配する消費者は、自らが何を心配しているのかを自問自答し、1か2かを見極めてください。

なお、メーカーがFAQなどで答えているのは、この疑問を1と見なした回答です。
「太陽電池を設置したからと言って、雷が落ちやすくなることはありません。」
まさしくその通りです。弊社の経験でも間違いないところです。

ところが、2をするどく指摘するお客さんもあるのです。
全くその心配は的を得ています。
つまり、太陽光発電システムが雷害に遭うことはあります。
誘導雷によりパワコンが故障してしまうことがあるのです。
もちろん、カタログ内に「パワコンや接続箱内にZNRがあるので大丈夫」というメーカーさんもありますが、あまりにも雷エネルギーが大きい場合や襲来頻度が高い場合にはこれも焼損してしまいます。
これまでも、地域的にこれらの故障がありました。

そこで私達は襲来頻度が高い地域には、内線規程(JEAC8001-2005)の1-3-15や1-3-16にあるような形で避雷器を設置するようおすすめしています。衛兵としてこれを備えておけば、ここで波高値が下がり、パワコン内蔵のZNRを傷める度合いが少なくなると考える次第です。
この対策をやりはじめて7年ほど経ちましたが、弊社設置例に豪雪地や日本海側でパワコン故障が無いのを見ると、おまじない以上の効果があるようです。ここに、同業者様にも強くおすすめします。

なお、太陽電池は雷で故障したことはありません。
人が住む平野部では心配無用と言って良いでしょう。
何かあったとしてもそれはレアケースです。
一度、この件について保険会社に相談してみましたが保険料が50万円ほどもかかるとのこと。金額を聞くとここまで稀な天災に備えるのは、意味がないと思いました。
肝心なのは、必要なこととそうでないことの取捨選択に違いありません。

一方、独立型については、別の考え方をしなければなりません。
ホビイストや行政の環境アピール的な小規模のシステムの場合、せいぜい6~24V系です。この程度の電圧系では、法にも触れませんので雷エネルギーの侵入経路となるアースを施工しないのが良いです。コントローラの製造メーカーはアースの大切さをマニュアルに説きますが、これらは直流片線接地を採る米国の製品です。
日本では、直流非接地式の配線になりますからアースを取らずに却ってフローティングしているほうが、誘導雷による機器故障リスクは低くなります。
困ったことに木造の山小屋など、感電リスクが著しく低い場所では、100VインバーターのFGもフローティングさせるのが良い結果を生みます。法によらぬのが良いケースがあるのです。事実上、慣習になっていますし、規制に意味がない分野はやはり存在し、TPOがあります。

1月 16, 2006 FAQ(住宅太陽光) | | コメント (15) | トラックバック (0)

2006.01.13

市販太陽電池の強度

IECが5400N/㎡を採用するわりに、欧州のモジュールは大面積化・ノンフレーム化に向かっているように見える。つまり、まるで規格を満たさないものが多いと推察される。これは欧州の風土が日本ほど厳しい自然条件にないからだろう。
一方、JISの2400N/㎡は、ルールは悪いが量産実製品ははるかに欧州品より上等かつ頑健。わが国には台風あり、豪雪ありなので規格以上のものが普通になるのはわかる気がする。

でも、これを全国的に適用するのはちょっと苦しい。
研究機関は建基W値に注目しているが、広い普及を目指すならS値の方が重要。

今の市販品、都市部は良いが、豪雪の鄙や沿岸部にはキツイ。
やっぱり太平洋ベルト地帯だけが市場なのか。

以前、どうして北海道と東北にもっと力を入れないのかとPVメーカーにクレームした。
メーカーがぼんやりしているのは、国や市場からの低コスト要求の圧力、そんな都合があるのだろう。
少子化、経済効率の都合からしても、日本の人口重心はどんどん都市に変移するに違い無い。こうした未来予測からしても田舎に金をかけるのは事業としては苦しい。
でも、何とかして欲しいな。
どこにだって、PVを欲しい人達はあるのだ。

以前購入したことのある特注太陽電池12000N/㎡で試算してみた。
5KW連系PV、材料だけでも600万にもなりそう。
あの怪しいKW単価のパラダイムで行くと、120万/KWにもなる。

ここでも、NEFの罪は重い。
おかしな標準価格が独り歩きしたために、その費用で収まらないものは、異端になる。
しかし、顧客に損失を出さず、システム運転性能と十分なシステム寿命を発揮するためには、必要な費用を惜しんではなるまい。間に合わせ的に一般PVを物販的に納めても、この自然条件ではきっと数年で破損してしまうだろう。
一体PVメーカーは何を考えているのか。あちこち問い合わせてみたが、明確な回答は得られない。NEFやNEDOの政治的意図もわかるが、こうした案件を通じて考えてみても「平均価格」という照準の当て方は、やはり、”大きく誤っている”と、断言する。
このパラダイムでは都市至上主義、事業の利益率優先主義しか見えない。
産官学は、今一度わが国にとってのPVの目的を再確認せよ。
さもなくば、新エネの未来は暗い。

1月 13, 2006 太陽光発電の技術 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.01.12

ただいま進行中

αグループ発電機(A型・P制御・逆潮流PV)  2台既存
βグループ発電機(C型・RPR・ガスG) 1台既存
γグループ発電機(B型・P制御・逆潮流PV) 1台新規

αが2台とβが1台の都合3台は、試験済み。ミリ秒レベル。
αが1台とβが1台とγが一台の都合3台も、試験済み。ミリ秒レベル。
しかし、全てを満たす組み合わせはないので証明不可能。

配電柱1がTR柱。αがぶらさがる
配電柱2が同一バンク。βがぶらさがる。
距離からしても、γを接続したいのは配電柱1。

位置関係を考えると分割し離隔すべきはβ。
ところが、α*2とγが共存すると電圧の問題が深刻化するリスクがある。
するとβを分割離隔し、γをχグループのP+Q制御方式にして電圧上昇抑制に備え、顧客利益を確保するのが理想的かと思われた。

12月30日 γメーカーの所長と主任に状況を説明。最悪の場合にはχメーカー品を採用するかもしれぬと説明
1月6日 電力の技術員から現場状況の報告・対策方法の案内。γメーカーから自社品NGの即答。
1月7日 方針と分岐、シナリオの作成
1月10日 χメーカーに相談。γメーカー来社。やはりNG。
1月11日 χメーカーが対応してみると誠意ある回答。γ2メーカーからも回答。
1月12日 χメーカー・γ2メーカー、期日が厳しそう。夕刻電力技術から連絡あり。やはり分割か?

この間、γメーカーと共に、キット販売の問題点を整理。
メーカー間利害によらず、保護協調装置の相互融通も考慮に入れなければと見解が一致した。前半戦、ここまで。

1月 12, 2006 太陽光発電の技術 | | コメント (4) | トラックバック (0)

考察メモ

50年再現期待値から
d=α・ls+β・rs+γ

ls=170
α=0.0052
β=2.97
γ=0.29
R=40

2.362??

特定行政庁のマップから
1.6

cosθはほとんど意味なし。
30N/㎡、厳しいなぁ。。。

1月 12, 2006 住宅太陽光発電システム | | コメント (2) | トラックバック (0)

販売店を騙す

年々太陽光発電システムを販売する事業者は増えている。
でも、残念ながらこれら新興勢力?は販売専業者が殆どであって、工事見積が出来ない。
契約が済んでいざ着工してみると工事の予算がまるで足りなくて目を白黒させる営業氏。可哀相に。。。と思うが、建設業と電気工事業の免許と実務経験が浅い販売店がこの洗礼を避けて通ることは出来ない。

訪問販売をはじめ販売専業者に共通する特徴は太陽光発電システムを物販とみなしていること。こうした組織では「KWあたり幾らで売って来い」という上意下達があるばかりで、なんらの社内教育もなされていない。あぁ、でもたとえメーカー研修を受けても、社内教育をしても無理なのだ。太陽光発電システムの設計と施工には電気や屋根や建築に関する幅広い知識と経験が要る。彼らに、想定外の難第・難工事で何十万も予定が狂う場面は今後もなくならないだろう。

もちろん予算が危うくなると営業屋は工事屋に泣きつく。だけど、まともな工事屋は現地を見て費用を算出するから「出来んもんは出来ん」でおしまい。
販売専業会社が泣くおきまりのパターン。

今後も彼らに赤字受注の場面は増えてくるはず。
それでも販売専業系の会社(つまり殆どの太陽光発電販売店)が片っ端からつぶれたりしないのは、一応、月間程度の粗利管理をしているからだろう。
うんと儲かる客先があり、損する客先もある。でも全体では儲かっているという感じ。
裏を返せば、営業会社にとって儲かる客先は損する客先の分を穴埋めするほどお金を払っているということになる。

そもそも、これらの会社に受益者負担という考えは無いのだろう。
他所の販売店に遊びに行って契約金額と実行予算書を見せてもらったことがあったが、あまりの不公平にあきれた。プラス200万とかマイナス50万とか。
儲けすぎも良くないがそれより、マイナスって一体なんなんだ??(笑)
KWあたり幾ら、みたいな売り方をしている業者は大抵こんな風になっている。
業者もイカンが、私はむしろNEDOやNEF・メーカーの社会的責任を問いたい。
何度も言うが、太陽電池のKW単価はあるが、システムとしてのKW単価は”ない”
何故誰もこの違いを明確にしようとしないのだろう。(私だけがぎゃんぎゃんとうるさいことを言っている。メーカーと国の関連機関こそ背筋を伸ばせ!!)

何故、こんなことを考え始めたか。
競合する業者の現場見積をお客さんに見せてもらうと、明らかに大きな見落としがあり、予算内では納品不可能。
近年、そんな場面に遭遇する頻度が高くなったから。

現場状況と照合すると、太陽電池などの高額材料は確かに拾い出しているものの、工事材料や工事経費の見落としがひどく多い。
「作業服を着た設計者は来なかったでしょう?」とお客さんに聞くと
「ええ」という。
スーツを着た人しか来ていなければそりゃ間違いが多いのは当然。

さてこれをお客さんの立場になって考えてみた。
「あのですね、さっきから私は床下をもぐり、小屋の構造も確認させていただきましたし近隣の配電線も確認させてもらいましたが、この現場に対して適切な仕事をする場合、この予算ですとその販売会社は大赤字です」
私がフツーの営業マンなら
「ということで競合の○○社は契約履行不能です。適切な内容を示した設計と見積をしている弊社にご依頼下さい」
と行くはずだが実はそうではない。

「どうですか?いっそのこと、このままこの販売店と契約してみては??」
「相手がケツをまくって逃げずに契約を履行してくれれば、お客さんの方がうんと儲かるわけです。悪く言えば業者を騙すということです。ミイラ取りをミイラにしてやるということです(笑)」

ひどい入れ知恵だが、赤字でもちゃんと契約を履行する会社も少なくないから絵空事ではない。
お客さんにもリスクがあるが、お客さん自身がリスクを承知で関連法務をゲームとして楽しめれば良いでしょう。

1月 12, 2006 住宅太陽光発電システム | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.06

風力発電機 Bergey-XL1

xl1all  1KWの風力発電機が届きました。

恐怖の3枚羽ですので、下界用ではありません。非電化の極地に納品します。ここならペラが飛んでも窓ガラスをブチ破るくらいで済みます。

左上がコントローラ。投げ捨て型タイプです。PVも接続出来ます。
右下のアルミ箱がダミーロード。15℃で0.7Ωでした。60Aぶち込んでも良いそうです。背面にはケイカル板のようなものが張ってありました。これなら消防や保健所の指導にも耐えられますね(笑)

箱の手前の写っているのが羽。氷雪地仕様で出荷してもらいましたので黒色。(標準品は白色)になっています。これならエビの尻尾(強風地域独特の着氷)がついても陽が当たると少しは早く落氷してくれるでしょう。スコップで着氷を叩いてペラを痛めるのがイヤなのです。

ジェネレーターは3相です。が、本体にダイオードブリッジが内蔵されていて脈流2線で取り出せます。スリップリングのことを考えると2線の方が故障リスクが低いのかもしれません。

xl1cc チャーコンの中身はこんな風。
写真じゃよくわかりませんが、実はデスクトップパソコンのマイクロタワーくらいの大きさがあります。
一体どういうことかとマニュアルを読むと、120スケアのガータースペースが設けられています。これならケーブルの取り回しが楽です。
施工者フレンドリーではありますが、わが国の狭隘な電気設備スペースや住宅事情にはとてもそぐわないシロモノと云えます。

ケミコンや計装用トリマは一流品でした。信頼性を要求されるケミコンにメイドインジャパン(日本ケミコン)を使ってくれているのはちょっと嬉しかったです。でもどうせ、チャーコン部は1年もしないうちに誘導雷で壊れるけどね。一方、本体内蔵のダイオードはこれまでも壊れたことが無いので構わないでしょう。これまでの経験からすると、制御部を工夫し予備のペラさえ用意すればシステム全体として20~30年は使えると思います。

いずれにせよ、米国製らしくかなりダイナミックです。アッセンブリはチャイナ。
驚いたのが、ダミーロードのケーシングが傷だらけなこと。中古じゃないかと目を疑ったくらい。でも、箱はメーカー出荷時のままだった。おかしいなぁと思いながらインストール時に触るはずも無い内部を確認すると手垢だらけ。つまり、はじめからこういうもののようです。まぁ、豪製チャーコンもバリだらけだったし海外製品はこんなものかもしれませぬ。
ビューティフルな日本製に慣れすぎていると小さなことが気になってしまいます。

xl1load こちらが問題のダミーロード。
マジに傷だらけです。
メイドインジャパンの感覚からすれば、「これは商品では無い」という感じ。小傷がとにかくひどい。
未開封のメーカー出荷の箱に中古品が入っている様相でした。梱包は丁寧なくせに、お肌の弱い非アルマイトのアルミケーシングが擦り傷だらけ。加工時に工具をぶつけた痕がそのまま出ていました(笑)

雪解けを待って納品先様と心ゆくまで遊ぶ予定。

1月 6, 2006 太陽光発電の技術 | | コメント (6) | トラックバック (0)

2006.01.04

Prices

太陽光発電と値段の話。(不定期コメント)

どうも、世界的に太陽電池の値段が上がってきましたね。
シリコン不足の影響をモロに受けた格好です。
需給が需要過多サイドに崩れればこうなるのは当然です。
http://www.solarbuzz.com/ModulePrices.htm
数年以内に安くなるかって?
そりゃないでしょう。新技術を報ずるマスコミ報道(研究室レベル)と商業化品とは、時間的に大きなズレがあります。

インバーターはこんな感じ
http://www.solarbuzz.com/Inverterprices.htm
ヨーロッパで微増しているのは、高付加価値化の流れを受けてのこと。
発電量をPCカードみたいなのでロギングして取り出せるのやら、各回路バラバラMPPするSMAみたいなメーカー品が売れているからだと思う。
米国はXANTREXくらいしか無いのか、わが国とトレンドが変わらない。

バッテリはこんな感じ
http://www.solarbuzz.com/Batteryprices.htm
Lead-Acid Batteryの原材料、つまり鉛の価格が高騰しているのでこんなもんでしょう。
ベトナムで再生鉛の価格が高騰しているのでわが国のマテリアルリサイクルの構造まで狂っているとも聞きます。値下がりするほうが変でしょ。
そうそう。最近、国内で米国製鉛蓄電池がよく売れていますが、あれはマーケティングの勝利です。”AGM”という売りに惑わされることはありません。
本当は品質バラつきが少ない国内品の方がお得です。メイドインジャパンをもっと応援してあげましょう!!まぁ売る気がない日本メーカーも悪いんですけどね。

チャージコントローラはこんな感じ
http://www.solarbuzz.com/Regulatorprices.htm
これもまぁ、MPPTなど高付加価値化の流れに拍車がかかっています。
SHSの市場はまだまだ小さいとは言え、各社頑張っています。
RS232を通じてパソコンにデーターロギングできる機種も増えていますね。
W単価が高くなったというより、高付加価値化の流れとして捉えるのが自然でしょう。
日本の消費者は贅沢だからMorningstarのチャーコンなどがウケていますが、世界的には、ミテクレがバッチくても安くて面白いチャーコンが世界的には売れているように感じます。

ちゅーことで、インバータを除き、全分野で値上がりしていますね。
米国のインバーター価格に大きな変化が見られないのは、トランスレスの独立型用小型インバーターの値下がりを受けているからでしょう。連系型のはどちらかと言えば安くなっています。日本のは、変わらず。(性能はいいけど面白くないかも)

気が向いたらサマリーを読んで見てください。

1月 4, 2006 住宅太陽光発電システム | | コメント (2) | トラックバック (0)

2006.01.03

スイス製品が熱い!!


ほ、、、欲しい。
こいつは、携帯型のIVカーブトレーサーというところでしょう。
きっと、発電量トラブルの真因がわかります。

このメーカーのサイトは

http://www.tritec.ch/index.php?id=53,72,0,0,1,0

太陽電池そのものは日本製が好き。でも、周辺部品やシステムを考えるにはスイス製やドイツ製にすごいものがある。もちろん日本の計測器も上等なんだけど、PV関係のは工業計測の延長みたいな製品ばっかりで工事店や販売店が買える値段ではない。
物騒な昨今のこと、盗まれても良いような(良くは無いけど。。)道具を維持せねばならぬ。

取り扱い説明書を見ると、MCコネクタのⅠ番が使われているから、そのままでも京セラや海外PVのチェックに使える。
MCtoワニ口クリップのアッセンブリを自作すれば、わが国のPVのチェックに使えますな。

早く英語版が出ないかなぁ。。。

1月 3, 2006 太陽光発電の技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.01

新年あけましておめでとうございます。

新しい年になりましたね。
これまでひいきにしてくださったお客様、お取引先・お友達の皆様ありがとうございます。
今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

また、ずいぶん散らかしてきたブログですが今年もホンネで行こうと思います。
皆さんからのご意見をお待ちしております。
いいことしたいですね。いっぱい勉強したいですね。
今年もよろしくお願いいたします。

1月 1, 2006 私の話 | | コメント (9) | トラックバック (0)