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2006.02.19

Tolerance

今月のPhotonInternational誌。
Market survey on solar modules(太陽電池の市場調査)とあるので、どれどれと読んでみると。。。。世界各国の太陽電池のデーターがずらりと並べられている。

各社にヒアリングしたのか、そこにはToleranceの項目も。
しかもなんと、わが国のメーカー2社だけ、tolerance-5%がずらり。
「恥ずかしいのでやめてくれ~」と悲鳴を上げたくなった。

toleranceとはいきなり直訳で”寛容"、つまり”許容誤差”のこと。
太陽電池は畑の作物に似て出来不出来があるというのは以前話した通り。
だから定格に対して許容される規格値には+10%~-5%の範囲などと、ある幅がある。
なお日本のメーカーは殆どがこの数値の範囲。
世界的に見ても良いほうだろう。
間を取れば+7.5%だからまぁ、極稀にミニマムを割ったものがあってもその回路だけやや電流が減るものの、複数回路でプランニングすることが多い系統連系では良い方が全体を持ち上げる効果が大きく、全体として帳尻があう。

一方で-5%のみ、なんていう規格の太陽電池をガンガン発売しているメーカーを見るとがっくり来てしまう。
つまりこいつは良くても定格表記どおりということ。
つまりこの形式名の殆どの製品はカタログに記された公称出力を下回るということ。
ああ、しかもこれが日本の2メーカーだけなんて、やめてくれ~って感じです。
お値打ち感を演出したいメーカーのマーケティング部の気持ちもわからないではありませんが、やっぱり恥ずかしいことです。

2月 19, 2006 書籍・雑誌 |

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コメント

よしどみさん、こんばんわ。
少なくとも性能は、定格より大きいのが基本なはすなのに、誤差を定格以下だけにする会社がまともとは思えません。(不純物が混ざったものを売るのに等しい行為かもしれません。)
しかし、食品を見てみると、こちらにも偽装が存在しているのかもしれません。
(例、米の場合、新米に、古米が最大20%まで含んでいても、新米として販売する事ができる。ブランドや産地偽装はいろんな段階で行われているらしい。)本物を見る目をやしなわないといけないと思っています。ではまた。

投稿: ブルースカイ | 2006/02/20 23:47:54

ブルースカイさんこんばんは

どこから偽装といい、どこから規格の範囲というのかは難しいですね。各社足並みを揃えていれば文句は出ませんが。
でも、公称より少ないのはあまり気分が良いものではありません(泣)
一方、多すぎても、これはこれで問題あり。システム成績を考察するのがややこしくなります。

投稿: よしどみ | 2006/02/22 18:37:32

規格と偽装。
規格は、物事の標準となる定め。
偽装は、他のものと見分けのがつかないように見せかけること。
なので、極端な事(発電量の差が極端に大きいとか、セルが別の種類であったとか、)が無ければ、太陽電地は、一応規格になると思います。
規模が大きくなると、小さな発電量も大きくなるので、同じ許容誤差でも発電量の差が拡大しますね。
バラつきが多いのもよくないのはわかっていますが、明らかに定格より小さいものを多く売るのはよい気がしません。それなりに価格がするものなので。わずかでも、定格より大きい方が良いと思います。
偽装は、意図的にしない限り皆無に等しいと思います。これがはびこる場合は、偽装することで、偽装した会社が儲かる、偽装が容易、監視と罰則が甘いなどの要因が重なるので、機械類では、偽装は少ないと思います。

投稿: ブルースカイ | 2006/02/22 23:50:08

ブルースカイさん、こんばんは。
メーカー名や製品名を出していないのでなんだか禅問答のようです。
しかし、今後も考え続けてゆく問題ですね。
機械類で偽装が少ない、あるいは無いというのは、ウソがあればすぐに壊れて信用を無くすからでしょう。
一方で、太陽光発電の場合(想定外の故障は問題外としても)現地状況を鑑みた上での実発電量の評価が経費上困難なので製品や設計の評価も困難にさらされています。
ただし、実地に計測するとその結果は一年足らずで得られます。
でも、この経費が少なくないので実際に取り組む人は少ないのです。
どうしたものざんしょ??
業者としては(性能を問わず)取り敢えず安いものを売るのが楽なのですが、これも問題あり。消費者の要望と業者の要望とのすり合わせが必要なのかもしれません。これをマーケティングといって業者都合の一方向で捉えると本質を見誤る可能性があります。

投稿: よしどみ | 2006/02/23 2:37:43

よしどみさん、こんにちは。
偽装等の偽りは、少なくてもなくなるものとは思えません。(機械類の場合、基本性能を偽装することは少ないと思います。とにかく壊れやすいものは、信用をなくしますから。)一方で同じ性能、強度と、耐久性であるなら、材料を変える程度は、充分に考えられます。(例えば、表示責任が無いので、材質とかを変える方は、容易と想像できます。最近、本田から安いスズキの軽トラ(おじが買った車)に変わったら、軽く叩いてみると音が違い、鉄板が薄い様に感じられた。)
太陽光の実地調査ですが、大規模でないと事前調査を省く傾向があり、調査をしないことで泣き寝入りする消費者も存在する可能性はあります。とは言え、まともな知識を持たずに薦められるがまま、設置しようとする傾向は強いので長い期間と大きな金額を負担することは殆どありえません。(建物すら、業者任せで監視をおかないことも良くあります。家の場合は、設計者は親の兄弟を使っています。
少なくとも、確認を第三者の設計士などに依頼するのが、不良構造物をなくす良い薬となるでしょう。)
実地調査ですが、高いものでないと、割が合わないこともあるので、(家よりも安いし、家でも依頼されるのは稀かも?)
調査でも、日陰調査は、実測と光のあたり具合を、実際の光ではなく、遮蔽物のほうから陰を予測する、特定条件(4季別の太陽の光と、設置建物と周辺の遮蔽物)をパソコンを使ってテストも合わせれば、少ない期間で年間を通じたテストに匹敵する成果を得ることも可能になるのかもしれません。(いつ実用されるかは不明、流行るかどうかも分りませんが、、)
信頼できる間接調査ができれば、短期間に設置が向くかどうかを判断できるようになるかもしれませんし、少なくとも、余計な時間も費用を出したがらないので、期間と、費用を少なくする工夫がほしいところです。(実地試験でも試験内容を小分けにしておいて、必要な調査のみ組み合わせるもありかも。)最小限の間接調査案は、一番太陽が低い位置を通る条件でに日陰ができるかどうか、(設置する発電量が少ない場合は、日陰の調査でも充分かも?)遮蔽物による影響、設置に適した場所(屋根の状態とか)知って置く必要があると思います。内容を絞り、価格を抑えた調査方法の開発も、その分野にほしいところです。
製品の調査は、協力者を使ったモニター形式もありかもしれません。(試験後のものの処分とかを避けるには有効かもしれません。情報がほしいのは、利用者も販売者も同じで、ただ情報にお金を出したがらないだけと思います。)規模が大きいものでしたら、事前調査込みとか、見積もりの時に調査できる内容に絞るとかの方法も充分考えられるのですが、いかがでしょうか、業者の都合のみで走るのは危険です。(簡易アンケートという手段も無くないですよ。利用者には、各自求めるものがありますから。参考にはなるかもしれません。)

投稿: ブルースカイ | 2006/02/24 8:52:41

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