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2006.06.08

電線価格、高くなりすぎ。。。

過去の伝票から、2003年と現在の電線価格を比較してみた。
3.53倍(1.6-2C)
2.90倍(2.0-3C)
ぐはっ!!
電気工事専業の方には、えらいコッチャです。
年間300万円分電線を買っていた職人が、同じ量の仕事をするのに、今ならいっしぇんまんえんも仕入れが必要になりそうです。
そのまま同じ単価で仕事を続けていれば首吊りですな。
皆さん、何とか食いつなげるよう、頑張りましょう。
私ははちゃんとお金払いますし、ちゃんと貰います。
高けぇだのなんだの文句言われて、それで仕事が来ないのなら来ないでヨシ。
職人の仕事を見ないヤツのために、誰が働いてやるものか!
人間、結構頑丈なもので、カップめん生活でもそうそう死にはしないのだ。

ファンド連中による市場操作の影響はトンでもないです。
構造的に捉えると、価格転嫁が難しい立場にある電気工事士がファンドに貢いでいる格好ですな。マーケットメカニズムは非情です。
人は、人の不幸の上に幸福を築くしか無いのでしょうか?
本当に嫌な世の中です。

6月 8, 2006 私の話 |

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コメント

えー!、そんなに値上がりしてるんですか?。でも、今がピークかもしれないね。株が大幅安になってきたし、中国も景気が減速ぎみみたい。

投稿: 麒麟@尾張 | 2006/06/09 2:30:00

麒麟さんこんばんは!
実は麒麟さんの清洲の太陽電池もあれもひどい。原価があの頃の2.5倍くらいです。(まぁあの太陽電池だからというのもありますけど。)とかく色々な分野で物価が狂乱的に動いています。インストール後の状態ではまだ辛うじて平穏ですがそろそろ各分野で在庫も尽きてしまって、一体全体にめちゃくちゃになりそうな予感。。。

投稿: よしどみ | 2006/06/09 3:09:19

えー!。そんなにひどいんですか?。きょうびの製品でそんなに値上がりしてるのはないですねー。しかし、電線の値上がりも凄まじいですね、完全に便乗値上げじゃなかろかと思いますが。それにしても小売の製品価格はまだまだ下落傾向です。

投稿: 麒麟@尾張 | 2006/06/10 18:40:09

銅相場の高騰で今日本の建設業界は荒れまくっています。非常に深刻な状態です。

二年前の2004年4月は1トンあたりの銅相場は38万円でした。2006年6月9日現在の銅相場は1トン91万円です。 (一時1トン100万円の大台に乗りました。)そこに加えて原油価格高騰による製造・流通コストアアップが拍車を掛けております。更に電線被覆も石油製品です。

電気工事業界でも今現在大手の受注控えが多発しており皺寄せで中小への飛び込み的依頼物件が山のようにありどこの物件に手を出してもスタートラインから赤字受注になる見込みです。(民間よりも予算計画の時期の早い公共事業は更に深刻なようです。) 

この原因メカニズムとしては、私見ではありますが、計画当初に概略設計を行い、概算見積を取ることで建主が幾ら予算を取れば良いのか検討します。そして本設計に入った後建主が銀行から建設事業費融資の算段をします。この時点での事業予算と言うのはあくまでも半年から1年程度前の段階での予算取りですので、ハッキリ言って今現在の相場的根拠が無いも同然の予算です。

しかし、これがそのまま継続して摘要されているので相場が高騰しようがなんだろうが予算は変わりません。寧ろ施主さんの要望で施工内容が増えていることすらあります。

予算は建主さんの都合で減ることはあっても増えることは殆どありません。

それでも受注をしなければならない運命にある下請け業者は悲惨です。当初予定していた受注金額では材料の購入だけで終わってしまい、現場管理費、会社の経費、職人に支払う賃金分が逆立ちしても捻出できません。そしてその不足分を補完する為に又無理な受注をして自転車操業をしないと運転資金が回りません。

だったら受注しなければ良いと言うのが一般的な意見だと思います。私自身そう思いますが、実はそうも行かないのが現実です。

建設業の重層下請け構造は実に悲しい仕組みで、支払いサイトが下へ行く程条件が悪く運転資金を回転させて行くには、常に一定量の受注残を抱えていなくてはキャッシュフローが悪くなり即首吊りとなるため、誰かがやらなかった物件を何処かの誰かがやらなきゃならなくなる。たとえ大赤字でもです。

ここに建設業界の大きな「歪み」が生じていると思います。

なんて深刻ぶった書込みすみません。

しかし、現実を直視するとこうなっているのだと私は認識しております。 

投稿: すぎやま | 2006/06/10 19:20:39

こんばんわ~。
リサイクルというか、たまに小遣い稼ぎに電線剥いてますが、以前200円/キロが、500円/キロに急騰しています。
ちょっと倉庫のお掃除してみては?。
のんきな話題ですいません(汗)。

投稿: aosam | 2006/06/10 20:21:44

すぎやまさん、こんばんは。
キャッシュフローを考えると、そういう場面があります。構造的には、仕事の価値がまるで金利みたいに矮小化します。でも、電気工事は固定費が大きいし、こりゃいつまでもは続かないでしょう。設計折込から受注、着工という長いスパンで見ると銅価格の変動分に加えて営業コスト分の赤字が積みあがりますね。でも敢えて受注せず、営業コスト分はサンクコストとして沈めておく勇気も要るのでしょう。
aosamさん、こんばんは。
200スケでも剥こうかな。こりゃ効率が良さそうです。でも太物なんて殆ど在庫してないですよ。。。(笑)

投稿: よしどみ | 2006/06/10 21:28:41

よしどみさん、aosamさん、こんばんは!

>仕事の価値がまるで金利みたいに矮小化します。でも電気工事は固定費が大きいし、~

そうですそうなんですよね~。

>営業コスト分の赤字

これは受注か非受注かを問わず常態でサンクコストとなっていますね。全て営業諸経費として消えて行きます。なので、この分を個別物件で回収するつもりは最初からありません。全体の受注物件の粗利益から差し引く形が常態化しているようです。(これだと本来黒字物件も赤字化しますが。。。)

サンクコストの主たるものは、設計積算経費。
これは、受注出来なければ100%サンクコストです。専門の設計積算担当が居る会社は是だけで年間500万位は軽く沈むでしょう。

この経費を埋めるには、粗利を10%とした場合ツーペイに持ち込むだけでも最低5千万の売上げが必要。ざっくり見て経常利益を出すにはその2倍以上。株主に分配可能な純利益まで考えると3~5倍以上の売上げ。 う~ん、目の前が暗く。。。

>200スケアでも剥こうかな。。。

人工代も捻出出来ないような現場に納めてくるよりは剥いてスクラップに出した方が仕事するよりも遥かに儲かるかもw でもそれも何時までも続かないなぁ。。。在庫スクラップも限りがあります。 

まずは、自転車操業状態からの脱却を計らねば何の解決もできませんね。それが出来るのであればとっくの昔ににやってなくてはならない。何故出来ないのかなぁ。

自転車操業状態を脱却するのはある意味簡単です。全てのゼネコン工事を丁重にお断りして、常用の職人もみんなお払い箱にして必要な時だけ声を掛けて無理にでも引っ張ってくる、銀行からの借入金返済もオールストップ。そうすれば簡単に脱却出来ます。ついでに会社も脱却。社会的責任は?既存の優良得意先のアフターメンテは?

身も蓋も無いレスでスマソ。。。

投稿: すぎやま | 2006/06/12 22:57:04

すぎやまさん、せつないっす。
僕は設計積算担当のサンクコストはそれ以上だと思いますよ。500万なんかじゃとてもとても。。。。御社の大きさなら数千万規模じゃ??
呑みましょう。そう、呑みましょう!!
という問題解消案はいかがでしょうか???
って、これで済ませてるから電気工事業界は良くならないんですよねぇ。。。。

投稿: よしどみ | 2006/06/13 0:50:22

よしどみさん、すぎやまさん、こんばんわ。
北国の電工さんの半数は、雇用保険にも加入してもらえず、そのまた半数は、厚生年金にも加入していないとか、全く悲しい現実です。

「自転車操業状態を脱却するのはある~」~北国では、自然にそうなっちゃいました。
そのおかげもあって複雑なメンテの依頼が増加し当方は、それを飯の種にして生き残っております。

投稿: aosam | 2006/06/13 19:55:26

サラリーマン時代には、雇用保険の納入はしていたものの、実際には払ってもらえませんでした。借金から逃げるのが苦しかった社長のこと、印判を押す暇もありません。経営者が律則している状況ではこういうことになります。意味なし納税です。末端から見渡すと、著しく公益性を欠いた公共システムは少なく無い様に見受けられます。

でも厚生年金は払わなくちゃならないと思って、頑張ってます。そうでないと、ウチのオヤジやオフクロを他人の財布から養うことになるから。逆に言えば、これから逃げているひとり親方さんたちの親御さんとか今60歳代に達する初期のフリーターとか将来老いるニートを養うお金は私たちの財布から出るということです。
そもそも、これらは社会制度として必須なのかどうかよくわからなくなっています。もちろん、公務員社会や一部上場会社などには役立っていると思いますがコンプライアンスが徹底されている組織なんていうのは、実はごく一部なのだから、こうした前提をモトに、私事の判断をすすめるべきかと思います。
こうした悲しい経験から言っても、国の定める義務なんて虚ろで怪しいと思うのでした。なお、これはまったくの私見です。本当は世の中はマジメにやっている人のために回るべきだと思います。

投稿: よしどみ | 2006/06/16 0:09:02

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