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2006.08.10

勉強会の様子③

Tanchi 皆さんにお会いしたのはこの日です。
強度計算、墨などは予め考察し、仕上げてあります。強度を得るための最低アンカー深さは事前に計算から絞り込んできましたので、鉄筋探知機で深さを計測します。するとこの現場では、幸いなことに、公共産業用並みのアレイ強度が得られることがわかりました。

Ponchi写真が明るすぎて墨が見えませんが、探知後のアンカー位置の防水を穴あけポンチで抜きます。いきなり抜かないのは、防水ウレタンの断面を大切にするため。断面が荒れないようにすれば、ケミカルが持つ余剰のエポキシが防水層の隙間を満たし止水効果を持ちます。

Senko 続けて穿孔。勾配がありますので中央部は数ミリ程度深く。 これを怠るとアレイの水平的な外観が得られなくなります。こうした注意も現場代理人(営業とか施工管理技士の仕事でしょうね)

写真の位置でもコーン破壊強度は1t近くあります。ここでは防水層を5ミリと見なし、勾配用のノロや中性化したコンクリート層の厚さを20ミリを見なしています。なお、事前検討の中では90ミリ深さがあれば、1ランク上の設計強度を満たすことが分かっていました。そして、運よくそのまま穿孔出来ました。出来ればこれよりさらに深くすることがコーン破壊を防止するのですが、天井裏への漏水リスクを考え、建築基準法のギリギリかぶり厚を想定しアンカー設計しています。(30+鉄筋+30)

Depth1 穿孔後はデプスをチェック。先述の予測も現場指示も販売業者の仕事ですね。
中には職人にまかせてそれっきりなんていう事業者(資材を売るだけで放置プレイ)も見受けられますが、詳細設計をして、仔細に指示をしてあげないと今の単価では、職人は楽な方法しか取らないものです。それに、職人皆が皆アンカーや防水の勉強しているとは限らない。だからこそ販売業者がしっかり責任を取れる技術力を持つべきです。あのやり方で万が一欠陥工事が発生しても、販売業者の仕業であり責任だと私は考えています。裏を返せばそれが販売業者が利益を得る理由(技術力)です。メーカーの顔色ばかりを見て代理店権だけで物販的に商売しようとするからトラブルが絶えないのでしょう。太陽光発電の仕事の流れは販売と施工ではありません。設計と販売と施工、施工管理です。設計と施工管理がなければ、せっかくの太陽光発電はもぬけのからになってしまいます。

8月 10, 2006 太陽光発電の技術 |

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