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2006.08.10

勉強会の様子①(プレ作業)

8/7日、愚生の主宰でに設計・施工に関する(ちょっと思いつきの)同業者間の、現場での意見交換会を行いました。東京・大阪という遠方からお越しくださり、ありがとうございました。ちょっとはお互いに勉強になったでしょうか?ここに御礼申し上げます。

Daturaku 皆さんにお会いする前に、前半戦がありましたので、この背景をお話しておきます。

最初に当初の現場の背景を話します。
ここは既に廃業した販売業者?さんの不良設計物件です。既に1枚の太陽電池が脱落しており、メーカーさんからご相談を受けました。

写真からすると、まるでフレームから発電面が脱落しているように見えますが、1端フレームだけを残し、他フレームを固定するフレームが電食により朽ちたのがモジュール脱落の直接的な原因です。当時の規格はTRC0006だったと思いますが、それどころか建築基準法をも満たさない設置になっていました。このようにマズイ結果が出ると設計に充分な注意が要ることが身をもってわかります。電食の影響度についてはIECの資料など参考にしてください。

Umariさて、なんとか架台を修繕できないかと考えていたわけですが、現地を視察するとまるで不可能です。ベース部分はt2.3の鍍金材がサポートストラクチャとドリリングビスで接続されている状態。このビスの電食電位差はよく考慮されており問題ありませんでしたが、肝心のベース部分はその後の防水によってウレタン防水に埋没している予感。架台の一部はHDZ55すら満たさぬようなので、かなり錆がひどいです。(販売される業者さんは、ちゃんとミルシートを取りましょうね)

しかしビルの所有者も、中古建物を買ったらたまたま太陽光発電がついていたということと、元の所有者が既に死亡しているということのほか、詳細はわかりません。
それでも、台風シーズンが近いことから、またモジュールが飛んだらマズイということで、契約もクソも無く、まずはシステム撤去を行うことになりました。これが6月のことです。

Bousui1撤去を行うと次の問題が立ち現れました。
やはりベースとなっていたt2.3のリップ軽溝がウレタンに埋まっており、防水層間に雨水が浸透している状態です。結局、撤去日当日にオーナーに屋根に上っていただき、漏水箇所の修繕と再防水を行う方針となりました。ひどく大掛かりになったものです。防水も大変。湿分と水蒸気でフクレが出ますので切開と埋め作業が要ります。脱気筒をつけるには向かない状況だし。。。

積算後の総経費は税込260万円ほど。高所、RC,防水あり、と困難が多く、低圧用としては想像外の経費でした。かと言って変に値引いても愚生の方が困るだけなので、そのままお話しました。想像では、「撤去するだけにして、あとは捨ててくれ」とでも言われるかと考えていたものです。ところが、意外や意外、「せっかくあるものは大切にした方が良い」との、オーナーの意向により本気で取り組むことになりました。

8月 10, 2006 太陽光発電の技術 |

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去る8月7日、8日の二日間、太陽光発電設備の施工と施工管理に於ける意見交換会に参加してまいりました。名古屋の(有)吉富電気さんのご好意により、地元名古屋や、大阪からも勉強会参加者が集合していました。この勉強会のとてもユニークなポイントは、会議室で椅子に座っ...... 続きを読む

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