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2008.04.16

電圧上昇抑制②

表題について、年に数回~十数回くらい深刻な相談があるので、簡単な対策を述べます。僕も苦労してきたクチだからです。実にうんと苦労してきました。これまで累計で何百万使ったことでしょう。大抵の相談者は、半分が業者から、半分がユーザーからです。
(メーカー殿があまり気に留めないのが摩訶不思議ですね。前回書いたように”見えていない”からなのでしょうか)

①分電盤インバランス調整
まずは、これをやるべきか、と。
L1~N間が107V、反対側のL2~N間が101Vなんてことはしょっちゅうです。
片側相が高くてもインバータは動作点をIVの右方に取って抑制をかけます。
ですから、負荷の子ブレーカをそれぞれの相に適当にバランスさせてやるのが大事です。
ただし、季節による差があります。抑制は、閑散期ならぬ、低負荷期に深刻になることが多いのです。また、時間帯による差があります。昼頃は負荷が軽いのでどうしても系統電圧が上がってしまう。加えてよく晴れていればPVの電流も多くなるので配線インピーダンスによって電圧が高くなりやすいのです。

よって、警戒すべき季節は、春と秋。時間帯は正午前後。
この時期に一週間程度、分電盤にデーターロガーを設置して、30分移動平均を見てやれば、大分良い方針が立ちます。解析はエクセルで充分です(なお、パソコンのパワーは一定以上必要です。家庭用パソコンだと上手くいかない場合もあります)
気になる費用ですが、ロガー設置+ロガー回収+解析+対策=4日は人件費+交通費+計測機器の減価償却費を見ないとなりません。最低賃金法に違反しない程度でまぁ、15万円+交通費が最低費用というところでしょうか。

なお、ロガーを設置して解析する必要があるかどうかは、ユーザーの協力さえあれば、たった1日で判断できます。ユーザーの仕事は、普段の負荷の模擬です。
でも本当は、売買契約前に、高精度計測器または校正済み計測器で両方の電圧を見ておくべきです。春秋ならば、ちらりと見ておくだけで大分結果が違います。

②宅内幹線増強
日中実際に稼動している負荷容量が少なく、売電の電流に対して幹線が細い(法定ギリギリか、法定より若干太い程度)場合もひどく電圧上昇します。幹線が長すぎる場合も同様です。この場合は、幹線を太くするべきです。家庭内の負荷は増える一方ですから、ユーザーにとっても損な話ではありません。
ただし、現地状況による費用のバラツキがひどいので、よく考えてから実行に移すべきです。5万円~100万円くらい対策費の幅があるでしょうか。
ただし、(太陽光はさておいても)長く住む家では、いずれは必要になる費用です。家庭の負荷はアメニティーによって増える一方だからです。(←地球人としての私は、この状況を容認してません)

③引込み線増強
上と同様です。しかし、ここは電力会社の財産です。だから電力会社の協力が欠かせません。その際に、何でもかんでも電力会社にタダでやらせようというのはどんなものでしょうか?近年、各電力がPVの系統連系約款の中で系統側改修費用についてユーザー負担である、と明言しはじめました。がっかりです。

技術的には、本来、①と②の対策をユーザーがやってから、電力にお願いするのが筋です。でも、業者もユーザーもお行儀が悪いんですよね。自分がなすべきことをせずに「PVの権利を守れ!!」みたいな圧力団体的行動を取ってタダでやらせようとすることがあまりに多いものだから、電力側もうんざりしてしまったんじゃないかとすら思います。
権利ばかり主張し、自分の義務を棚上げしたまま交渉のテーブルに座ろうとするのはいけません。モラルの問題でしょう。
少なくとも、従来の業者やユーザーがもう少しきちんとしていれば、電力もかつてのようにもう少し融通を利かせてくれたかもしれない、と思うことがあります。

電力とユーザー(需要家)を巨人とアリになぞらえた人もありました。
それはそれである意味もっともです。
しかし、要求ばかりで自分は何もしないのでは、なんだか泥棒みたいです。
アリはアリのなすべきことをしてから、交渉のテーブルに着くべきです。

④高低圧配電線張替やトランス移動
これも電力側の財産です。行動は③と同様でしょう。

意地悪でどうしようも無い電力担当者もあります。”お前”呼ばわりする人もあります。この場合はさすがに怒っても構わないでしょうか。しかしただの対立からは何も生まれないんです。本来は、①~④の手順を踏むべきです。

電圧問題については、太陽光発電販売業者、工事業者、ユーザー。どの立場も辛い思いをします。しかし、ぶちきれたりせずに、ちゃんと解決し、ちゃんと声を挙げましょうね。
しかし。。。
実は、何より大きな問題は、これまで電圧上昇抑制問題に困ったことのあるユーザーが、彼自身が黙っていることです。何も行動しないことです。のどもとすぎればなんとやら、に見えます。黙っていれば無いに等しくなってしまう。

電圧上昇抑制問題は、法律の問題ですから、本来、誰が悪いのでもありません。
だからその対策費はなんとなく、工事業者の自分の給料や電力会社から出ています。一方、販売業者やユーザーはこの間、何をやっているのでしょうか?何もせず文句を言うばかり。でも、解決すれば、手のひらを返すように大満足♪
これはあんまりです。もし問題が解決したら、新聞投書なり、メーカーへのクレームなり、議員への働きかけなり。。。販売業者やユーザーにも行動して欲しい。

電圧上昇抑制問題は、これからも、誰もが巻き込まれるリスクがあります。
法律が分散型電源の現実に即していない以上、これは社会問題なのです。
たまたまあなたがこの問題の中心に巻き込まれた時、あなたはうんと苦労することでしょう。「PVなんて設置するんじゃなかった」と後悔すらするかもしれません。
しかし実際、この問題は、関係者の努力によって少しずつ解決します。

ここからはユーザー様へのお願いです。
改善が見られた場合、変に満足しないで下さい。色々な立場があなたとこれからの太陽光発電のために寝食を忘れて手弁当で改善に取組んできたのです。それをどうか無にしないで下さい。
つまりこういうことです。
「ユーザーのあなたも働いてください。」
今後のPV設置者のために、労力(社会投資か金(仕事をした人への支払い)か、どちらかをやって下さると嬉しく思います。のどもと過ぎて忘れてしまうのでは同じことの繰り返しです。誰もが自分だけ解決してそれですっきりしてしまっていては、これからのユーザー達も同じく苦労をします。

また、業者もちゃんとしなければいけません。リスクも説明せずに契約書を集めるのはもうやめましょう。このリスクを黙っていれば、騙すのと同じだと思います。

もうひとつ大事なことですが、107Vは柱上点で見てもらいましょう。
系統連系規程にちゃんと記載されているのです。以前のバージョンのJEAG9701にも記載されているのです。
既得権は、既に存在する権利は、使わなければそれは、無きに等しくなります。
業者の皆さん、よろしくお願いします。

何の努力もせず、自分が食うことだけに一生懸命ではダメです。
食い扶持となる畑は自分で耕すのが本来ではありませんか?
PVなんて、儲かることはありませんが、それが仕事です。ライフワークなのです。
現状のPV業界は、ライスワーク(労働)で済むほどには環境整備されていません。
この状況は、新規参入者にもお伝えしたいところであります。
投資せざるものが、収穫を得る資格はありません。

この社会構造ですから、人に働かせて果実だけを得るのは簡単ですけどね。
それを許すかどうかは、あなた自身が、あなたの人生を賭けて考えてください。

4月 16, 2008 技術者必読資料 |

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コメント

 非常に客観的で解りやすく、抑制問題の解決に向けて、電力会社・メーカ・業者どちらに付くわけでもなく、技術的かつ、平等な視点で文書作成されているのに大変感銘を受け、少しでも、当該ホームページが良くなって頂くために、また、意見がメーカ等に偏らず、正しく豊富(各関係箇所からの正しい意見が豊富に集まって頂きたいという意味で使用させて頂きました。)な情報となりますことを祈願致しまして、発言させて頂くことといたしました。
 私、実は電力会社に勤めておりまして、同僚が当該の問題について非常に苦慮しております。ある同僚は、威圧的な業者・裁ききれない数多くの利用者からの申し出に、対応しきれなくなり、鬱病になってしまった人もおります。よって、この問題が少しでも円滑に進むことができるよう、発言させて頂きたく存じます。
 それでは、早速、電圧抑制の対策について、電力に携わる人間のいち個人(あくまで個人的な意見として理解頂きますようお願い申し上げます。本来、電力会社の意見は、基本的に広報課からの回答となっております。電力会社の意見としてではなく個人の意見として取り扱い頂きますよう強くお願い申し上げます。)の意見でありますので、よろしくお願い申し上げます。
 ③の費用負担につきましては、過去からお客様負担となっていると思います。ただ、過去は申し出も少なく、個人のお客様に数万円の負担を請求するのは忍びないと、考える担当者が多かったのではないかと思います。供給約款の基本は、供給に関して必要最低限の設備は電力会社で負担することとなっております。(実際の供給約款の表現とは異なると思いますが…)電力設備は、お客様から電力使用量に応じ同じ比率でいただいておりますので、いち個人のお客さまに対し特別な設備を無償で提供することは、公益事業者としては、不適切であるからと昔から言われております。(社内・外を問わずです)したがって、現在は、費用請求を行っていると、担当部署の人間に聞いたことがあります。
 高い購入電力(電力会社に売る電気のこと)が、供給電力料金の約2倍であることをご考慮いただき、負担についてご理解とご協力賜りたいと存じます。④の配電線張替や変圧器の移動についても同様です。
④で紹介されました、意地の悪い電力会社社員についてですが、数は限りなく少ないはずですが、確かに存在します。理由としては、担当者が病気に長期休暇となり、急遽知識の乏しいものが対応する事業所もあり、④で紹介されたような電力担当者が出てきてしまうことをご理解頂けると、非常に助かります。このような仲間がいること自体恥ずかしいのですが…。この場をお借りして、電力に携わる一員として、電力会社の対応に対し、不愉快な思いをされたお客様に深くお詫び申し上げます。今後、太陽光の抑制問題で電力会社の対応に不備が多い場合には、本社(店)のホームページや電話で問い合わせしていただくのが効果的であることを付け加えさせて頂きます。
 また、人員・機材不足と言うこともあり、調査開始までに、一ヶ月以上要してしまいますことをご理解頂きたく存じます。理由といたしましては、抑制時間帯を特定するために測定器を一週間取り付けさせて頂くこと、機器が高価で機器の数が準備できないこと、データ解析に時間を要すること(抑制問題がここまで多くなると予測できていなかったため、解析専用ソフトが開発できていない)が理由であります。
電力会社といたしましても、国家が中心となって展開しているプロジェクトでありますので、積極的に協力しているつもりです。しかしながら、現状の配電システム(一般的には”送電”と申し上げた方が理解しやすいでしょうか?)では、電気事業法等の法律により、また、単一方向送・配電方式である現在、事実上太陽光の抑制問題を0にするというのは、不可能であります。問題解決のためには、現在、報道等で積極的に言い始めた、スマートグリッド(賢い送電網)抜きでは、不可能であると、私、個人としては考えております。
以上の意見を参考に、より良い資料を作って頂きますようお願い申し上げます。(他力本願で本当に申し訳ございません)業務の都合上(時間的制約のこと)ここまでしか出来ないことをご容赦頂きたく存じます。
取り急ぎ作成したため、誤字・脱字・表現の乱れがあるかと存じますが、よろしくお願い申し上げます。

投稿: 田中 義男(偽名) | 2010/04/18 1:57:37

コメントを大変ありがとうございます。
電力にお勤めの方のご意見(個人的な感じ方でも十分!!)も欲しかったのでとても嬉しく思いました。系統改修する場合の費用負担がユーザー側にあるのは私も知っています。しかし10年以上も前、まだ太陽光が少なかった頃は好意で費用負担してもらえることが数多くありました。しかし本来これは電力会社が負担する筋合いのものではありません。電力さんにしてみれば、お客様サービスの一環でもあり、時にはお客様への技術説明があまりにも難しいから涙を飲んでいた面もあったのでしょう。オール電化普及とのバーターもあったと思います。

しかしほったらかしにすれば一部の消費者はつけあがるばかりです。電力から電気を買い、業者から太陽光を買ったという意味では「お客」であるとて、事前説明もロクに聞かずに何もかもを相手に負担させようとする態度は目にあまるものがあります。圧力団体どころか泥棒に近い倫理観の者まであります。しかしそれ以上に腹が立つのは、太陽電池メーカーや太陽電池関連団体が消費者向け説明どころか業者へもこのリスクを説明せず、公にも意見すらせず、長年ほったらかしにしてきたことです。たまに意見書を集めてもロクに公開すらしないという(専門家以外が知る必要があることを論文や政府資料だけで公開するのは本当の意味での公開ではありません)。。。忌々しい限りです。
・・・少し熱くなってしまいました。

そうしているうちに某電力殿の約款が変わりました。ここには、系統改修費用は太陽光のお客様側が負担する旨、明示してありました。なし崩し的な10年があってイキナリでしたから驚きましたが、状況が変わったのだととも思いました。ユーザーは電力の努力を全然評価しませんでしたし、業者も電力がタダでやってくれて当然、と思い込んでいたからバチが当たったのだと思いました。実にこの業界は、電力の好意を脂下がって受け取ってきました。
しかし、これまでの楽チンに対してギャップが大きいと現場が荒れると思いました。
そこで私はこの時電力殿を懐柔するよう動きたくて某NPOに意見をしてみたのですが、ナシの礫。どうやら実態が知られていないと言うか意味が通じないのです。電力殿が自らの利益を削り、業者が自分の給料を使ってで対策してきたのに、そんなことはユーザーはちっとも分かっていないのです。「これではだめだ、消費者側の関心を喚起するしかない」と思いました。それで電圧上昇問題をブログにグダグダと繰り返し書いている次第です。

本店に問い合わせするご提案をありがとうございます。しかしある電力会社の本店では昔も今も営業所とだけやりとりしてくれと、どうにもなりません。こうやって現場の方(配電課や営業課、業者、消費者)ばかりが苦労を溜め込むわけですね。一旦対策したとて系統は生き物です。これからも繰り返し抑制は発生するでしょう。担当者はノイローゼにだってなります。

正直、この問題はすぐにはどうにもならないと絶望しています。私の会社では販売や工事の請負すらも抑制しています。しかしただ絶望しているだけでは何もよくならないわけですから、せめてもとこの問題をもっと広く知ってもらうように努力を続けています。議員にも陳情していますし、学会での飲み会でもグダグダと言い続けては居ますが。。。でも人から見たら私自身が思うほど大した努力じゃないのかもしれませんね。

また、一方で技術的努力も必要です。
小さなところでは私た書いたような需要家側対策。
大きなところではスマートグリッドなのかなぁ。。。(←これは少し疑問)

私はやっぱり法改正が必要と思います。
いまどきの電気製品は少々の電圧変動には強くなっていますしフェールセーフも充実してきていますから、もう少し許容電圧幅が大きくても良いでしょう。
しかしなおも、抑制はなくなるはずはありません。発電の抑制は程度と量が問題のはずです。このとき、どこまでがユーザーにとって許容値なのかの判断をしなければなりません。抑制のインフォメーションがストレスにしかならないのであれば表示をしないとか発電量にこだわらなくて済む制度設計もアリかもしれませんが、PVの目的物が発電量である以上、そうは行かないでしょう。
そこで私は、建築物の耐震や耐風と同様、どこまでが社会のミニマム要求なのかを調査し、それをスタンダード(例えば法や規格)にすることで契約論に持ち込む流れがスムーズと考えています。

社会が裏方達を応援する姿勢も必要です。
先日電気設備学会の関西支部でフェランチ効果の実態調査結果を聴かせていただきました。関西電力からの同学会への委託研究だったのですがご好意で一回だけ学会員にご説明くださるということだったのです。感動のあまり大阪まで飛んでいきました。内容は省略しますが、組織としてこの問題を深く考えていらっしゃる関西電力の研究姿勢にはエールを送りたいと思います。
「関電さんありがとう。これからもお願いします。頑張って!」

思わず私も長文コメントしてしまいました。
今後とも是非よろしくお願い申し上げます。
少々気まぐれなコメントでもOKです。どのような考え方があるのかを知るだけでも次の一歩につながると思っています。

投稿: よしどみ | 2010/04/20 0:29:11

先に述べますが、これは私個人の私見であり、電力会社を批判している訳ではありません。

1.「フェランチ効果」~30年以上前からある問題で、非常になつかしささえ覚えます。
原因については、お分かりだと思いますが、軽負荷時の高圧コンデンサによるものです。
しかし、高圧需要家の高圧コンデンサにつきましては、電力会社の力率割引制度(基本料金を力率85%を1%上回るごとに1%割り引く、最大15%)が、昔から有るので、その結果としての現象です。
ある意味、電力会社自身がフェランチ効果を起こしやすい配電線なるように、誘導したと言えます。

2.「もう少し許容電圧幅が大きくても良いでしょう」~確かにそうかもしれませんが、少し異論があります。
関係者から入手した情報によりますと、電力会社は供給電圧を1%上げるだけで、電力販売量を1%増やすことが可能でかつ、経常利益を5%増やすことが可能なので、現状でも許容範囲内で1~2%高めの電圧で供給している(現場の人は意図してやっているのではなく、社内の内規や社内の設計で使う係数や計算式でそうなるように誘導されている)ので、許容電圧幅を緩和すると、上限まで電圧を上げてくるだけで問題の解決どころか、省エネの観点からもよくないと思います。
電力会社も株式会社ですから、利潤を追求してもいいんですけどね。

3.いまのところ、電力会社は電圧を許容範囲内の真ん中付近で配電するインセンティブが全くない、一般的には、過電圧の苦情より不足電圧の苦情が10倍も多いのが現状だから多少高めに送るのは暗黙の了解であります。
法改正もいいですけど、電力会社に逆潮流を買うことのインセンティブを雰囲気だけでない、別な形であたえれば、問題のほとんどは解決しそうな気がします。

4.負担金工事に関しても、電力販売自由化(現在、特別高圧、高圧のみ)の影響から、自由化以前と比較すると、かなり値上がりしていますし、少しでもクレームを付けると、気に入らないなら他の会社から電気を買えばいいんじゃないのと言われます。
電力販売自由化により、高圧では使用料が18円⇒10円に下がりましたが、その付けは、一般家庭が負担しているとも考えられますから、もう少しサービスしてくれてもいのでは?と思います。

いつも、荒い文章ですいません、悪気はないんです。
ただ、上記のことについて議論したかったものですから。。。。。

投稿: aosams | 2010/04/22 15:08:59

こんばんは!いつもお世話になります。

1.については高圧需要家のコンデンサの効果によって導入の量を適切に決めるためには料金制度設計にまで踏み込む必要があろうと学会からの提言もありました。誘導したというのは、歴史的に、ですよね。

2.許容値を広げることの問題。なるほどです。こりゃ難しいですね。この間も計量法の話題の中でその話をしましたね。そういえば。

3.不足電圧の苦情の原因の多くは、内線側にもあると思います。電気工事屋はギリギリで這わせますから、そりゃ負荷が増える一方の現代では、ドロップします。建築物のオーナーがそのことを理解していれば要求仕様を固めてもらうことも出来るわけですが、ふつうは費用から入るのでこりゃ、難しいです。内線のドロップに限定して言えば、これは技術の問題じゃないと思っています。

>電力会社に逆潮流を買うことのインセンティブを雰囲気だけでない、別な形であたえれば、問題のほとんどは解決しそうな気がします。
僕は保護協調装置販売、あるいはレンタルの独占権とトレードするのはどうかとよく思ってしまうのですが。しかしそう思うのはあくまで多数台並列運転の問題への解決を目指す文脈においてです。

4.負担金はねぇ。。。でも低圧特に住宅への配電網は結構金がかかっているでしょ。あの内訳がもう少しわかると批評のしようもありますが、中身が見えないので私はなんとも判断出来ません。ただ、PV需要家にだけサービスするのは外から見てもあまり気持ちの良いことではありません。そうそう、それ以前に大口需要家と住宅を分けて考える必要もありますね。

いつも丁寧なお話をありがとうございます。
荒くなんか全然ない、僕の書いていることよりずっと親切で分かりやすいですよ!

投稿: よしどみ | 2010/04/23 20:57:28

こんはんわ~、回答ありがとう。

1.についてですが、「誘導したというのは、歴史的に、ですよね」の部分ですが、現在もなおつづいておりまして、例えば動力用変圧器が300KVAならコンデンサは100kvarを取り付けるのが常識とされていますから、負荷のピーク時ですら、進み力率となるような状態ですから、軽負荷時には、そのような需要家が多数ありますから、とんでもなく進み力率となる訳です。
これは、過去から現在もなお、配電線の高圧需要家は増加傾向にありますから、だんだん酷くなっている(一部での対策の成果は認めますが、氷山の一角)。
そもそも、力率割引制度がなければ、コンデンサを設置する必要はありません(コンデンサ自体にも熱損失がありますし、安い機器ではありませんから)。
私も解決には料金制度設計を変えるしかないと思っていました。

3.について、「内線のドロップ」私もそれを書こうか迷ったのですが、電圧を今より少しでも落とせば過電圧の問題はかなり改善されるが、内線がしょぼい家からの苦情増加するけれど、それは、pvを設置している家であってもなくても、そちらを改修させればいいのであって、すべての需要家が、標準より高い電圧に付き合う必要はないと考えます。
「保護協調装置販売」~確かにですが、私が言いたいのは、電圧を下げ、経常利益を5%以上さげてまで、逆潮流を少しでも多く買おうとすることのインセンティブがないという意味です。

4.「PV需要家にだけサービス」~そういう意味ではなく、例えば昔は、需要家の都合で電柱1スパン延長、変圧器装柱etcで、100万円そのうに、将来その電柱から他の家にも供給するので、負担金は50万円でした。
今は同条件でも、150万円全額が負担金です、受益者負担もここまでくると、行過ぎだと思います。
それでも、取ります。そして、その2月後に隣に出来た家は、負担金0円です。
このケースで言う最大の受益者は電力会社だと思うのですが、、、、、ここまで露骨なケースは稀ですがこれに近い案件は多々ありますし、増加傾向であることを付け加えておきます。
私がサービスと表現したのは、負担金算定時の受益者負担の考え方を、変えて欲しいのです。(ただの愚痴になってますね、すいません)

ちょと話題がPVとずれてしまって、ごめんない。

投稿: aosams | 2010/04/23 23:30:10

おはようございます!!

1.は建築設備士にも問題がありますよ。工事屋に図面を出させ自分はまとめ役だけをするという風だもの。(もちろん自分でしっかりやれる人も居るはずだけどとても少ない)すると理屈を考えず慣習に従うばかりになるでしょう?一部の優秀な保安衆があとで気づくくらいじゃないですか。
建設の世界ではどうしても相見積もりだし、そのくせプロジェクト数だけが多くて、実行に移るのが少ないから、ひとつひとつの物件がおざなりになるのを感じます。これは建設業界の構造の問題であり宿命めいたものです。
建築設備士のために言い訳を考えてやるならば、そもそも設備とか建築の世界は一生かかっても覚えきれません。誰だってそうです。体系が大きすぎる。しかし少しずつでも良くしないとならないでしょう?ならば、いちいち一人ひとりが頑張るしか無い。一方で、自分は何にもしない、ブローカだらけの他人任せの風潮、今は一体何なの?これも愚痴ですかね。
遅ればせながらもとの話に戻ります。料金制度を合理的にすれば変わりますね。あまりに複雑な世界の中では、人は外の力で動くと感じます。それにそもそも建築や設備には検討事項が多いのだと思います。電気の入札も力率の検討だけじゃないです。利益に対して労働量が多すぎます。そもそも入札にはハズレクジのほうが多い。だから真面目な人はカラ設計ばかりで損をする。いい加減な会社はもちろん、真面目な会社もよく潰れる。かくして色々なことがちゃらんぽらんになる。せいぜい、誰かに電話して聞いてああそうか、くらい。自分で確かめる根気も無ければ、時間も無い・・・電気の世界は広すぎる、難しいといったって、皆がもう少しずつ頑張ればピラミッドの裾が上がると思うんですけどねぇ。

3.内線しょぼい家はもう自己責任にすべきです。説明が面倒だから電力も工事屋もいちいち言わないですね。お客さんが嫌がっちゃうし揉め事に巻き込まれるのがオチなので説明するの側も嫌になるというのが実情でしょう。膝突き合わせて紙に書いて話してあげれば電圧降下の話を分かってくれる人も多いのだけれど、昨今は短気なお客さんのほうが多いように感じます。少し辛抱すれば小中学生レベルの計算で理解できる内容なのに。とかく現代はブラックボックス化に慣れてしまっていますね。どうしようもないブラックボックスがあるのは事実だし、世界の全てを読むほど一生は長くないけれども、何でもかんでもブラックボックスにしちゃうユーザーたちが少なくないように思います。
話を元に戻すと、電力側インセンティブの話はもっともですね。会社が大きくて懐が深そうな業界だから政治も甘えてしまうのかな?ただ、アリと巨人モデルは私は違うと今も思っています。で、じゃ何とトレードすればいいかというと??ここが分かりません。どうあるべきか論を展開すると面白いかも?

4.これは私だって実感ありですよ。これからも容易なことでは変わらないでしょう。私は、負担金ゼロの人には冗談交じりに言ってますよ。負担金を出した人のところに手土産くらいもってゆきなさいって。そして、出来れば得をした自分自身じゃなくて他の人のことを考えてあげなさいって。これは真面目に言っています。
こういうことは愚痴じゃないと思います。実態だし、なんだか腑に落ちません。
ちょっと技術的なことが深くなると、放置プレイされるのが世の常なんだと思います。今の自分がわからないことに目を向けようとする人は少ないですからね。

で、さらに言えば、どうやら、得をした人は代わりに誰かのために働いてあげるということをしない。何とかしようぜ、と叫ばず自分の小さな生活を守ることばかりに躍起になっている。だから広く世で議論される機会が出てこない。得をした人が黙っているものだから、損をした人がシャウトしているだけみたいに見えちゃう。これでは絶対に解決の機会を得ない。これが頭が痛いところです。そして損をした人は根に持ち、得をした人は脂下がる。世のセコさには泣けてきます。私は(電力契約等の関係の)棚ぼたで得をした人をよく責めます。いい思いしたのだから少しは働かんか、と。でも大抵は技術的なことが難しくてわからないのだという言い訳をする。損をした人は素人なりによく勉強してあれやこれや考えるのに。
得をした人は自分が災厄から逃れられたそのことだけでもうそれで放心しちゃって、あとは何にも考えない。あーやれやれ、これが実態でしょう。得した人が、ほんの少し気張ってくれれば全然状況は違うと思うんだけどなぁ。

>ちょと話題がPVとずれてしまって、ごめんない。
PVと直接の関係がない話が実はPVと関係が深いと思っています。
何か問題に遭遇したとき、あるいは、何か将来への期待があるとき、素人さんは何を考えるか?
①誰か偉い先生が②技術でなんとかしてくれる
こういう勘違いが問題を深めているように感じるのです。
私は技術だけでは解決出来ない問題にもっと目をむけるべきだと思います。
NPOや宗教がもっと力を持てば違うんでしょうけど、日本のNPOは正直言ってイマイチ能力不足だし、宗教者は縁もなくてよくわかりません。。。

投稿: よしどみ | 2010/04/24 5:47:21

こんにちは
ある会社で太陽光発電を販売している者です
電気に関しては素人です

電圧上昇抑制に関して質問なのですが、これは名の通り「電圧の上昇を抑制している」だけの事じゃないのでしょうか
抑制しているのはパワコンです
多く発電しようとする時には電圧も上がりますよね(?)
それが整定値(107V)以上になって逆潮流するとマズイので、ストップさせているのだと思っていました
結構多くのデータを見ていますが、抑制がかかるのは多く発電している時であって、くもりの日にはかかりませんし、ただ単に整定値を109Vにすればかからなくなるので、全てはパワコンが原因だと思っています
どうでしょう?

投稿: 素人販売員 | 2012/03/30 17:45:26

書き込みありがとうございます。
パワコンは原因ではありません。パワコンの動作は”結果”ですよ。法令と内線インピーダンス、内線インバランスが原因です。このアタリを逆認識すると解決が出来なくなります。
太陽光発電は非常に複雑な電気工学・法学で動いています。これが、一般の人が太陽光発電のトラブルに際して、原因と結果を取り違える背景となっています。良いたとえがありましたので引用しておきますね。
以下ご参考ください。
http://www.geocities.jp/aokigaryou/zakki/inga.html
http://kotobank.jp/word/%E5%9B%A0%E6%9E%9C%E9%96%A2%E4%BF%82

投稿: よしどみ | 2012/03/31 7:09:40

ありがとうございました
私の素人考えが間違えているのは明白なのですが、この件に関しましてはそう考えなければつじつまが合わない事がありどうも納得が出来ないのです
大変お手数なのですが、再度ご意見をお願い出来ますでしょうか

太陽光をし始めて最初の30件程は、抑制に関して詳しくデータをとっていました
その結果
3KW以下には発生しない
2KW+2KWの様な2面東西設置には発生しない
4KW程の寄棟3面設置でも均等に分かれているものは発生しない
2KW+2KWの2面設置でも南東と南西の様な90度となりの設置では発生する
3KW前半でも発生するが、1分程度でほとんどかからない
4KWを超えると100%発生
5KWを超えると天気の良い日には必ず1~3時間発生する
6KWでも、パワコンを2台使って3KW+3KWであれば発生しない

と言う様に、容量によって抑制のかかり方が変ってきました
要は、同時に発電する容量が3KW未満では抑制にはかからず、容量が増えるにしたがって抑制にかかる時間が増えていくといった感じです

容量が大きい方が電圧も高いはずなのに抑制にかかりやすく、電圧の低いはずの3KW以下ではかからないと言うのがどうもつじつまに合いません
あと、天気の良い日にしか抑制がかからないというのもつじつまが合いません

この様な事例から考えれば、電力会社からの電圧との関係や、電線や設備の問題とは一切関係なく、多く発電をしようとする時に抑制がかかるとしか考えられません
多く発電しようとする時だけに抑制がかかると言う事は、やはり抑制をしようとするものとしてはパワコンしかないのではと思います

名称が出来るのにも意味があると思います。電圧上昇抑制と言う言葉が出来たのも、「電圧の上昇を抑制する」という意味なので、やはりパワコンが電圧が上昇しすぎた時に抑制をかけるという意味なのではないでしょうか

容量の少ない設置には抑制はかからず、くもりの日にもかからず、天気の良い日にしかかからない。4KW以上は必ずかかり、5KW超えるととてつもなく抑制がかかる
容量と天気だけに関係するというのが、実際に私が調べた結果です

以上、長々と申し訳ございませんでした。ご意見を頂けましたら幸いです

投稿: 素人販売員 | 2012/03/31 12:09:02

その経験値はよく実態を表しています。
全てのケースで(ここでは3kWを閾値としてますね)配線インピーダンスとL1L2インバランス、受電電圧、送出電流の影響を受けています。

>容量が大きい方が電圧も高いはずなのに抑制にかかりやすく、
ここが違います。販売員さんは、原因側ではなく結果側を見ています。
容量が大きいと電流が増えるので、配線の電圧降下がより大きくなるという理解が良いでしょう。電圧降下は、電流の流れる方向と逆向きに発生します。電圧降下量-⊿Vは、電流と抵抗の積に比例します。この電圧降下は、パワコン端子から見れば、系統電圧が上昇したことと等しくなります。(観察側を変えると符号逆転することに注意してください)
ところがパワコンからの送出電流が増加した結果系統電圧が上昇し、パワコンからの送り出し電圧が系統電圧を下回ると、発生した電力を送り出すことができなくなります。そこでパワコンは送り出し電圧を上げて、電流をスムーズに送り出そうとします。ところが、電圧には上限があります。これが法で定める107Vです。法は107Vを上限としていますので、これを超えることは許されません。そこでパワコンは107Vを超えないように(法を破り不安全が生じるのを防止するため)IVカーブの動作点を右に振って発生電流量の抑制をしてくれます。これが”抑制”と呼ばれるものの”結果”です。これが、販売員さんが見たと感じている現象=結果です。
ではなぜ、小容量では起こらず、大容量のほうが抑制が起こりやすいのか。それは、上に書いた電流抵抗積によります。
>あと、天気の良い日にしか抑制がかからないというのもつじつまが合いません
これも上と同じです。発電電流が増えるからです。

>この様な事例から考えれば、電力会社からの電圧との関係や、電線や設備の問題とは一切関係なく、多く発電をしようとする時に抑制がかかるとしか考えられません。

まず、配線を太くしてみてください。元々が8SQであれば22SQにしてみてください。引き込みが細ければオール電化などにして太くしてみてください。宅内負荷を増やすのも良いでしょう。家の中で使えば逆潮流電流が減りますので、電圧上昇幅が減り、抑制時間が減ります。また、データロガーで分電盤電圧を観測し、L1L2バランス工事をしてみてください。これも抑制時間を減らす効果が出ます。
パワコンは、あくまで監視者兼操作者であって指令者ではありません。
指令者は、法令です。107Vを決めている法令です。その法令は安全上の考え方に由来します。もうひとつは初期値を変えるという方法です。系統からの受電電圧を下げてやるということです。最初が105Vであれば107Vまでに2Vしか余裕がありません。しかし、最初に103Vであれば、107Vまでに4Vの余裕があります。この余裕電圧値を十分に稼いでおけば抑制にひっかかることはありません。

>電圧上昇抑制と言う言葉が出来たのも、「電圧の上昇を抑制する」という意味なので、やはりパワコンが電圧が上昇しすぎた時に抑制をかけるという意味なのではないでしょうか。
主語が違います。”パワコンが電圧を上昇しすぎたときに”ではなく、”受電電圧+配線抵抗×パワコン電流が107V閾値を上回りそうなときに”という意味です。

電圧上昇抑制は、安全上、電圧閾値を超えるといけないというルールが先にあり、それを実現するのがパワコンの制御機能だということです。
だから、解決策は、以下になります。
1:Iを下げる。(発電量を減らす)
2:Rを下げる。(抵抗を減らす)
3:予め受電電圧を下げておく
アレイが小容量のときに抑制動作がしにくいのはIが少ないからです。

投稿: よしどみ | 2012/04/01 8:56:26

ありがとうございました
さすがです
難しすぎて素人が完全理解をするのは不可能ですが、何となくわかりました

容量が大きい

と、電流が増える = 電圧降下が大きくなる = 系統電圧が上昇する

パワコンからの送り出し電圧が系統電圧を下回ると、発電した電力を送りだせない

だからパワコンは送り出し電圧を上げようとする

しかし整定値の設定で107Vという上限がある

そこでパワコンは発生電流量を抑制して(シャープの場合)発電量を半分に下げてしまう

と、言う事ですね


原因と結果というのはよく理解が出来ました。ありがとうございました、おかげでかなりすっきりと致しました
ただ専門的な原因というのは販売時の私にとっては必要はなく、【 容量を大きくすれば、最も大事な時間帯に、抑制がかかってしまうので注意 】 という部分が最も大事と考えております

敢えてここで再び結果だけを見たまとめをしますので、最後に間違いがないかアドバイスを頂けますでしょうか

・3KW程度までなら抑制はかからない
・色々な原因はありますが、電圧上昇抑制が発生する大多数の原因は、発電のしすぎ
・色々な原因はありますが、結果としてはパワコンが抑制をしている

最後の最後に・・・
107V以内で発電した全ての電気を逆潮流出来ないのは、今のメーカーの技術力であって、そのうちには強力なパワコンが開発される可能性はあるのでしょうか
そうなれば抑制もなくなって良いのですがね ^^

投稿: 素人販売員 | 2012/04/01 13:12:10

>【 容量を大きくすれば、最も大事な時間帯に、抑制がかかってしまうので注意 】 という部分が最も大事と考えております.
そのお気持ちわかります。しかし注意だけでは実効性が無いので再びマゴマゴしてしまうでしょう。上に書いたような対策とセットにして扱うことが必要です。そうでなければ、3kw以上=悪という単純化が行われてしまいますよ。単純化が進むとこれまたナチスのような二値判定になっちゃいます。現実の世界はグラデーションですよね。

・3KW程度までなら抑制はかからない
抑制がかからないことが多い。
かかることもある、という点を強調しておくべきでしょう。
・色々な原因はありますが、電圧上昇抑制が発生する大多数の原因は、発電のしすぎ。
うーん。配線が無限に太ければ起こらなくなるので、発電のしすぎという一因子に固定すると技術的説明として完全な間違いとなってしまいます。
相手が辛抱強くない場合など、どうしても簡単に説明せざるを得ない場合は、「法令不備」としておくのが良いかと思います。電力系統は負荷に送り出す方向で設計されています。逆方向に流すように設計されていないのです。だったら逆方向に流すように設計すれば良いわけですが、今のところ、そのような法令改正は無いですよね。
・色々な原因はありますが、結果としてはパワコンが抑制をしている
パワコンが電圧監視をし抑制操作をしている、ということです。

>107V以内で発電した全ての電気を逆潮流出来ないのは、今のメーカーの技術力であって、そのうちには強力なパワコンが開発される可能性はあるのでしょうか
これは技術の問題ではなくて、物理法則です。だからパワコンメーカーが頑張ったところで良くなることはありえません。物理法則に従うと、上に書いたような3つの条件を調整(Rを下げる、Iを下げる、受電電圧を下げる)することになります。
パワコンの動作閾値を115Vなどとすれば、そりゃ、抑制はかかりませんが、これた単なる法令違反なので、別の話になってきます。

投稿: よしどみ | 2012/04/02 0:18:09

私が素人解釈している事を、よしどみさん的にはご納得がいかないと言うのは重々承知しています
ですがよしどみさんの言ってられる事を理解していない訳ではございませんのでご安心下さい。私が活用出来る情報として変換させているだけですので ^^
ここへ書き込みをして本当に役に立ちましたので良かったと思っています。改めてありがとうございました

今まで色々な方のHPを見てきましたし、メーカーや詳しい人たちからこの電圧上昇抑制の件について聞いてきましたが、必ずと言って送電されてくる電圧が高いからと言う事をメインに主張され、電力会社に相談しましょうと言ってられました
確かにそういった事例もあるでしょうが、それによって抑制がかかる事なんて、おそらく1%にも満たない原因だとずっと思っていました
今回よしどみさんから説明して頂き、整定値の107Vが原因だと言う事がはっきりとわかりましたし、またまた敢えて言いますが『発電しすぎるとパワコンが抑制をかける』と言う事が主な原因だとわかりましたので、本当にすっきりとした気持ちです(理解してますのでスルーして下さいね^^)

あまり言いたくはないのですが、3面設置の寄棟や東西2面設置、あと3KW以下の1面設置以外には、1週間の記録を見た後ほぼ間違いなく109Vの設定をしています(お客様相談後、電力会社相談なしで)
これで5~6KW1面設置の数件以外は全て解消されます。大容量に関しては解消のしようがないので、数件以降はパワコン2台にするか、最大で4KW前半までで抑えるようなすすめ方をしています
逆に同時発電が3KWを超えない様な設置に関してましては107Vのままいきますが、まず気になるほどの抑制がかかる事はありません

今まで私が『抑制がかかる』と言っているのは頻繁に長時間にかかるという意味でいっており、たまに1~2分程度かかるものに関しては気にするものとは考えておりません
そういった意味で言っておりますので、電圧の差や幹線の太さや宅内設備の問題と言ったものに関しては、全然大きな原因だとはとらえてはいないのです

送電圧との差や幹線の太さや設備面と言った小さな原因を大きく取り上げている為に、最も大きな原因である107V問題が普及しないのではないかと思っております
法律が109Vになれば、大容量設置をしない限り、抑制の問題は気にする必要がなくなるのになぁと思います

以上、本当にありがとうございました

投稿: 素人販売員 | 2012/04/02 11:46:27

>1週間の記録を見た後ほぼ間違いなく109Vの設定をしています。

→お気持ち分かります。ユーザーさんの心理的負担をも、思ってしまいますよね。また、柱上で107V未満に抑えれば問題が無いので、パワコン側設定が幾らか高くても、本当はかまないはずです。問題は、これを評価する方法が無いことです。

>送電圧との差や幹線の太さや設備面と言った小さな原因を大きく取り上げている為に、最も大きな原因である107V問題が普及しないのではないかと思っております。

→良いことをおっしゃいますね。私たち業界人は、他人のせいにし続けるよりも、状況を変えないとならないと思います。少しずつ運動をしてゆきましょう。

>法律が109Vになれば、大容量設置をしない限り、抑制の問題は気にする必要がなくなるのになぁと思います。

→ただし、電圧が高いと壊れる電気機器があるといわれています。これを調べ、対策を施してから法令改正に取り組む。そういう手順になると思います。世の中は太陽光発電のためだけに回っているのではないことを忘れないようにしたいものですね。

投稿: よしどみ | 2012/04/03 11:59:42

お久しぶりです。

皆さん大変ご苦労されているようですね。

>電圧が高いと壊れる電気機器があるといわれています。これを調べ、対策を施してから法令改正に取り組む。

→現在の規制値101±6V(95~107V)である、これは、安全上というより供給側の義務であり、需要家側の権利でもある訳です。
ですから、規制値を109Vが入るように緩和するのではなく、たとえば100±5V(95~105V)に変更していただいて、パワコンはそのままの107Vにすると、壊れる機器をあまり考慮する必要がなくなると思いますし、改正を要求するにしても受け入れられやすいと思いますが、どう思いますか?

それと、109Vで家電を使うと寿命が短くなると思われます。

投稿: aosams | 2012/04/05 17:55:13

ご無沙汰しております。

電圧上昇抑制は、もう、どうにもならないですね。
100Vに変更したって、今度は内線末端でのドロップが痛い。電流が増えちゃうので、余計にドロップが増えちゃうはず。我が家でも、既にギリギリなんです。(パソコンが止まっちゃうことが多い)
経験的に、気分的には、電圧上げたいなぁ。

>それと、109Vで家電を使うと寿命が短くなると思われます。
 →分電盤に近いところは、そうかもしれませんね。(これから無くなるにしても、100V白熱電球は、実際よく切れますね。)

投稿: よしどみ | 2012/04/05 18:23:30

>分電盤に近いところは、そうかもしれませんね

→ある程度の負荷が接続され、ある程度電流が流れているならそのとうりですが。
近い遠いというより、ほぼ無負荷に近い回線なら距離は関係ない、場合によっては隣の家の家電を壊すという最悪の結末が心配です。

投稿: aosams | 2012/04/06 17:51:40

隣の家に迷惑を掛けることは,いつも心配しています.問題は,それを感じないまま推進してしまうことです.利潤の立場にある人は,外部経済のことに疎いですね.

投稿: よしどみ | 2012/04/07 19:25:17

こんにちは、またまた素人的意見をしてみます ^^

例えば4KW位までの場合、107Vでも1日平均すると数分から数十分程度の抑制だと思います
つまり設定を109Vにした場合に、晴れた日の少しの時間だけ107Vを超える電圧が流れると言うだけの事です

そもそも107Vでも太陽光を設置していない家からすれば高い電圧なのに、107Vまではセーフで109Vになるとアウトってのもおかしくないでしょうか?
110Vまでは対応しているものと考えて良いと思います
ずっと109Vであれば確かに耐用年数は減ると思いますが、ほぼ使わないであろう時間帯のほんの数分の出来事ですので特に問題はないと思います

大きな工場付近の家では夜は常時110Vが流れてると言いますし、一般家庭でも瞬時値としては141Vの電圧が出てると言いますし、たかだかたまの109V程度でいかれるような、日本の家電製品はそれほどヤワな設計をしていないと私は信じております ^^

投稿: 素人販売員 | 2012/04/08 15:16:33

よこレスになりますが、お気にさわったらお許しください。

いくら言い訳をしても法律違反を正当化することはできません。
電気製品の中には、100V±10%のもや101±6Vのものまたはそれ以外のものが存在します。

例えば、この道路の制限速度が60キロだとして、そこを69キロで走行しても俺は安全だから構わないと言っているのと同じことですし、もっと飛ばしてるヤツもいるじゃないかと言われても気持ちは解りますが、違法行為です。

電力会社に売電すということは、発電事業者になるということを意味します、一定の品質の電気を供給する義務があるのです、合法な手段での解決を考えるべきです。

投稿: aosams | 2012/04/10 20:28:38

素人販売員さん,忙しくて,お返事遅れてしまいました.お気持ちはわかりますが,法遵守するのはもちろんとして,法の成り立ちや意味も考えておきましょう.
対処としては,法の範囲で今やれる最大限の対策をするのが先.平行して,研究結果を見て法令を変える運動をすることになります.

投稿: よしどみ | 2012/04/12 10:36:35

ありがとうございます
あくまでも 『家電製品の寿命 』 という部分のみの素人意見のつもりでした ^^

法の遵守に関しては最終的にはお客様判断です。私はただ助言しているのみです
ただ、せっかくの大きな買い物を私の担当でして頂いたのですから、十分に満足して頂ける方向で助言しますけどね ^^

投稿: 素人販売員 | 2012/04/12 17:05:47

東京電力管内では電圧上昇抑制の整定値は109V指定なのですが・・・

投稿: あの・・・ | 2012/04/13 16:42:55

あの・・・様
柱上が参照点なので,その程度になります.
計算省略すると,PCSで107V設定することになります.

投稿: よしどみ | 2012/04/13 21:22:22

たびたびの質問となりすみません。
「太陽光発電設備の系統連係に対する検討結果回答書」のパワコンの整定値の指示がある欄に電圧上昇抑制109Vと書いてあったので、109Vで設定していたのですが間違っていますか?
おかしいとも思ったのですが、当社のみ107Vで設定して、他社の109Vで設定したパワコンが同一バンクにあった場合、当社の物件の抑制がかかり易くなってしまうおそれがあるため、109Vで設定していたのですが・・・

投稿: あの・・・ | 2012/04/18 9:39:08

検討結果回答書は,電柱の電圧が107になるよう配慮してあります.また,少々,短時間の超過(30分移動平均が超過しないという”見込み”)を許容しています.
近隣が影響し合うのは,その通りです.極端な話,台数が増えると生存競争みたいな格好になることがあります.
でも,整定値が低い側が引っかかるかどうかは,供給電圧,配線インピーダンスや負荷によって変化しますし,パワコンの制御方式によってその抑制量も変化します.

投稿: よしどみ | 2012/04/19 10:05:45

こんにちは、全く内容の違う質問をお願いしたいのですが良いでしょうか?
どこに書けば良いかわかりませんでしたので、ここに投稿しちゃいました

おそらくご存知かと思うのですが、SBエナジーのHP

http://www.sbenergy.co.jp/ja/business/attention.html

に関してなのですが

同条件ならソーラーフロンティアが一番発電しても疑問ではないのですが、パナのHITがあまりにも発電してないのが凄く疑問に思っています
あと三菱単結晶があまり発電してないのは何となくわかるのですが、さすがに京セラ多結晶よりも下ってのもちょっと疑問です

よしどみさん的なメーカー別見解があれば是非教えていただけませんでしょうか、宜しくお願い致します

投稿: 素人販売員 | 2012/05/03 13:38:18

リンク先URLを見ました.設置条件に関する情報が不足しています.例えばアレイの自己影,アルベド,動作点などが全然わかりません.だからこのまま比較しても全然意味がありません.
ただ,それぞれの最適条件のもとで比較し,その結果日本の結晶系メーカーが低く出ることがあるとしたらその意味は大雑把には分かります.これはトレランスや工場検査計測系の違いです.S.S(ソーラーシミュレータ)の管理の度合いなど,品質管理の考え方が海外メーカーと日本メーカーは異なります.日本メーカーは管理範囲に入っていることを大切にし,大抵の海外メーカーは仕様以上であることを大切にします.この差だと考えて良いでしょう.長い目で見ると日本メーカーの管理方式の方が良いのですが,ごく短期間(数ヶ月とか数年)で見ると,日本方式は不利になることが出てきます.10年は運転しないとなんの比較にもならないと考えてください.モジュールが適切に設計されてさえいれば,セルのソーティング,配線トポロジ,インバータトポロジ,構造設計の適切さなどが長期運転特性に利いて来ます.
なお,薄膜は,物差しが違うので比べてはなりません.質の違うものを比べる場合は,ルールの違いから整理してゆくしかありません.さもなくば,フランス料理と日本料理とどっちがウマイか,といった話になっちゃいます.

それから,僕にとってのメーカー別見解ですが,メーカーというよりも機種別について思うところがあるだけです.敢えてまとめてしまうと,パナHITや京セラ・三菱は,モジューリングの思想がしっかりしています.それぞれの思想を掴んでシステム設計すればうまく動作することが多いです.彼らの製品のうち,システム設計がきちんとしていたものについては,どれも過去10年の故障率は極めて低かったですし,かつ,重大事故も見られませんでした.ただしこれもあくまで他社と比べた場合の話です.総じて,PVは電気事故or/and構造事故になる宿命を持っていますので,小事故に誘導できる設計が織り込まれていることが大事です.長期運転の中では,発電量なんかより安全性がずっと大事になります.安全性に支障をきたすと,運転停止せざるを得なくなるからです.

投稿: よしどみ | 2012/05/03 14:44:59

横からすみません。

SBのデータは、産業用システムのデータですので、
一概に住宅用の出力とは比較出来ないですね。
また、HITパネルも、当時は産業用で215W、
現在なら233Wが基本ですので、パネルの違いはあると思います。
また、苫小牧などでは5直列で使われていますので、6直列ならまた結果は違ったかも知れません。
他のデータでは、京セラでもかなりの出力を記録しているものもありますから、
何らかの差が出るようなものになっている可能性はありますね。
モジュールからのケーブル長や、パワコンの仕様も同じではないので、
正直システム全体としての比較ではなく、
どのメーカーに優位に立って欲しいかを意図的に記録したもののような気がします。

抑制問題については、素人販売員様の中では、
やはりパワコンが悪、システム自体が問題のように書かれていますが、
実際は周囲環境によるものが圧倒的です。
電力会社が設置したレコーダーの記録データーをご覧になった事はありますか?
メーター直下の主配線をCTセンサーで拾って、107Vちょっとこれでは抑制電圧を109Vに設定したパワコンでは抑制が掛かるようです。
変電所の近く、工場や学校の近くなど電柱からの電気を大量に消費する建物があれば、かなりの確率で抑制は発生します。近隣(同一バンク)に太陽光発電がある場合は尚更ですが。
工場の近隣では、土曜、日曜の日中などは結構な確率で1時間程度抑制掛かりっ放しのエリアもありますよ。あとは変電所が夏季と冬季に変電所の設定電圧を上げ気味にする期間も同様です。
あるメーカーのサービスマンが言っていたことですが、自社のパワコンを住宅用で2台設置した場合は抑制が掛かり易く、設定を少し上げ気味にしないと出力が抑えられる場合もあるとのことです。メーカーによってはパワコンのボタンを長押しにしないと抑制履歴が表示されない(しかも積算時間のみ)ようなメーカーも多々あるようですので、パネルが良くても宝の持ち腐れ、いや実際のところは損をしている人も多々居るというのが現実のような気がします。
電力会社も、配電対策費を取るのではなく、ブレーカーやコンセント増設で、幹線(引き込み部)の増強を無償で行ってくれる場合もあったようです。対応するのは人であり、言い方次第である程度協力してくれているのだと思っております。

よしどみ様のおっしゃられるように、法的な緩和というよりも、電力会社が無条件に逆潮流への後押しが出来るよう、税金なり太陽光発電促進付加金で補填出来るようにすれば良いと思います。一昨年度はJ-PECから、昨年度はJPEAから配電対策の補助金は出ていましたが、今年度は出ていないのですかね?

投稿: hiro | 2012/06/03 17:44:31

hiro様のおっしゃるとおり,SBのは,やはり仕様が不明ですよね.システムの詳細仕様と周辺環境が分からないとデータとして活用できないと思います.
またJ-PECの配電補助ですが今年度についてはどうなんでしょうね.調べていません.いずれにせよ,キリが無くてどの程度効用があるのかと思ったりします.せめて設置前に必要なインバランス対策と幹線増強をした後に大容量PCS導入 or PCSパララン導入したいものです.

投稿: よしどみ | 2012/06/04 18:54:48

基本的な質問で申し訳ないのですが、PCSとはパワーコンディショナーのことですか?

投稿: おおいし | 2012/11/22 12:44:06

遅くなりました.
PCS=パワーコンディショナのことです.

投稿: よしどみ | 2012/11/30 11:54:41

地絡が起こると過電圧になりますが、その地絡を起こさせるのが宇宙太陽光発電マイクロ波ビームだと言われています。

兵器の一種だそうで、遠隔からの人工衛星からの攻撃とされています。現在軍用で民生化にはほど遠い危険な兵器だと言われていますが、こんな危険なものをどう民生化するつもりなんですかね。 どうせ福島原発の二の舞に成りかねないですよ。

過電圧が改善される訳もないのに、マイクロ波ビームで地上に電力送信とは馬鹿げてます。税金の無駄。

投稿: 名無し | 2013/12/22 16:35:21

「今日こそ悲鳴上げさせてやる」、「逃がしちゃった」だとか在日韓国宗教の赤な工作員が北海道労組の如く工作しているとか、暴力団が信者になっているだとか噂の創価学会ですが、太陽光発電工事請負業者はそう言った常識がない方々が大多数です。電力に携わる人間とは到底思えない方々が現場担当ですが、それに付いてど思われますか?

投稿: 名無し | 2013/12/22 16:36:39

電力に携わる人間とは到底思えない方々が現場担当ですが、それに付いてどう思われますかね?

日本のインフラは韓国宗教の創価学会(北朝鮮との噂も)が工作員として入り込んだ時点で、既に脆弱かと思われますよ。

投稿: 名無し | 2013/12/22 16:40:34

飛躍が多くて,おっしゃることがよく解りません.

投稿: よしどみ | 2014/02/13 4:53:34

はじめまして、大川といいます。
吉富さんのお顔は産総研の加藤先生とともに何度か拝見させて頂いており、本日も英弘精機様のセミナー受講する予定でしたが、設備認定の差し戻しなどありドタキャンさせて頂いております。

さて、上記に話題に上がっております電圧上昇抑制(と言うか送配電についてか?)についてなのですが何かと議論する場の様なものはないのでしょうか?

いつも拝聴のみさせて頂いており、その度に自己の知識不足に赤面するばかりですがこの掲示板の内容のようにもっとざっくばらんにお話などできたらなと思う次第です。

太陽光発電システムも色々と基準が変わり、事電圧上昇抑制だけに言えば力率一定などの方針など出てきたかと思います。
ただ、今後のことを考えると高圧の余剰発電方式が増えてくることがあり得ると思いますし、そうなってくると現状の受変電設備などにも踏み込んでの規定の取り決めなどが必要になってくるのではないのかな~と思う次第です。

補足:自分たちは関東の会社ですが、御社から東へ5kmほどの所にある某ホームセンターは関与しました。
高速道路とは反対側にちょこっと付いてます(笑)

投稿: 大川 | 2014/11/19 12:19:16

電圧上昇抑制を議論する場所は作るしかないですよね...
もう,ビジネス化しているので,国に訴えるのはちと違う気がしますし...あと20年早く動きたかったのですが,普及が加速するまで,どうにもこうにも興味を持たれずしまいでした.

投稿: よしどみ | 2014/12/10 5:36:23

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