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2009.04.28

台湾の光電・半導体設備産業協会で話してきました。

今更ながらの報告です。
先先週、協会に請われて台湾で話してきました。
お誘いくださった段階では、勘違いじゃないかと思いました。
日本でのシステムへの無関心、そして彼の国の輸出一辺倒とも思われる業界状況を思うと、システム専門の私の話など、興味があるわけがありません。

私が出来るのは、Design for PVsystemですよ、本当に合ってますか?
通訳の女性とそんなやり取りをしたが、彼女はそれで良いという。

半信半疑ながら準備をし、飛行機に乗り、会場に行き、4h話しました。
内容は、太陽電池設計の失敗例と構造設計の失敗例です。
そしてその分析です。
若い国、若い事業者には失敗例が一番有用だと考えたからです。
具体例を絞り込み、逆バイアスと発熱、アレイ転倒を主題としました。
前者はデバイス効率主義のもたらす弊害として、後者は無設計の結果として話しました。

驚くなかれ、大変な反響でした。
質問も鋭いものばかりです。
1.アレイ後端にかかる風圧力はどのように転倒モーメントに換算するべきか。
2.薄膜太陽電池のPEバイアスはどのようにすべきか。
3.ジャンクションボックスのポッティングは必要か否か。
4.耐積雪荷重は何Paにするのが理想的か。
5.レギュレーションにおけるミニマムデザインはどの程度の供用期間を意味する?

わたしの精一杯の答えは次の通り。
1.オーバーターンヒンジと背面重心の差をLとせよ。簡単のため真ん中で良い。また充実率を考慮せよ。
2.積層の順序による。NREL論文や雑誌を参照せよ。
3.少なくとも検査には邪魔。どうあるべきかまでは踏み込めない。
4.量産ラインを高品質化したら国際競争に太刀打ちできない。
むしろインストール環境毎に小ロット高品質品を製造する小規模メーカーが現れることを期待する。
5.10~15年と思われる。(私の経験では)そのモジューリング設計がおかしいかどうかは5年で目視可能なほどになる。

これらは私自身長年悩み、実験し、答えを得ているものです。
少し深くPVをやっていれば、誰もが同じことに悩むのですね。

聞くと台湾は数年以内に内国普及を加速させるという。
だから、ああも一生懸命だったのか。

日本は大丈夫ですか。
普及促進の旗振りばかりで、なかなか良い議論になりません。
どう設置するか、後々のリスクをどのように最小化するか、ミニマムデザインはどうあるべきか。リスクとは何か、国土計画との整合は?
そういった議論の場が我が国に育たないことに焦りを感じます。

この場を借りて、レジュメ翻訳と講演通訳に奮闘してくださった林琪華さん、そしてお招き下さった協会の方に深く感謝申し上げます。

4月 28, 2009 開発・具体的な取り組み |

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