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2009.06.09

責任の希釈

売れれば売れるほど儲からない。
これが住宅太陽光発電業務の実態である。
しかし、ここには注釈が必要であろう。
直売、直設計、直工事の一貫生産が儲からないのである。

中間業者や利害関係者が少ないほうが儲かるのは商売の道理。
それなにの、どうして儲からないかって?

太陽光発電の場合、一気通貫業者はユーザーからの全ての問い合わせに全責任を負わないとならない。
やれ、電圧問題だ、やれ、隣に家が建って日陰になった・・・etc。
われわれはその全てに全資金、全労力を使って対応してゆかなければならない。これが一気通貫業者の宿命。

一方、こういう時、複数業者が垂直統合的に手を組んでいると、電話がたらいまわしにされる。ユーザーは放置プレイ。
どういう訳か、ユーザーは結構簡単にあきらめる。
たらいまわしは疲れるからねぇ・・・。

これまでもそういうシーンをたくさん見てきた。

情けないことだが、業者は、分業スタイルで行くほうが責任があいまい化してなんとなく利益確定できる。売る人は売る人。工事する人は工事する人。ユーザー利益保護やメンテナンスに目を向ける人は居ない。
これが日本のPVシステム業界の実態。


ただ、これからはそうは行かないだろう。
今後はFITがあるから今までkWだけを訴求してきたユーザー達は、kWh価値に気づきkWhを求め始める。システムのどこかに不具合があれば彼らは今までより早く問題に気づき、徹底的に業者を追及するであろう。

電圧問題と日陰問題
業界が、この二つの未解決問題に正面から向き合うのはこれからである。
呪いにも似た予言である。

6月 9, 2009 人間的な、あまりにも人間的な |

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