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2010.03.27

独立型はなぜ通じない

PVバブルのせいか、独立型の問い合わせが、友人レベルにまで及ぶようになった。
しかし、彼らはなんにも根っこのことをわかっていない。

パワー=kw設備について、エネルギー量=kwhについて。
この違いが分かるまでは、決してシステム内容の打ち合わせに及ばない。
どの程度の負荷を、何時間動かすのか、ラッシュはどれだけか、ACかDCか。。。

問い合せる本人にその重要性がわかるまでは、決して方針が決まらない。
方針が決まるまでは、かかる費用が10万円なのか、10億円なのか、それすらも誰にもわからない。
負荷が判明しているのなら、実機検証をしようよ。
実機検証をしない限り、独立型のコストは決して見えない。誰にも、だ。
中でも、何を何時間動かすかは、ユーザーしか知らない。
こういうことも、負荷機器のメーカー仕様書には出ていない。
だから調べるしか無い。

でも、そう言っても、なかなかその必要性がわかってもらえない。
問い合わせを受けるたび、僕はいつも説明にくたびれ、喉がかわいてしまう。
ポンチ絵を書くのにも、手を腫らしてしまう。
独立型に限らず、この状態が系統連系まで連綿として続いてしまった。

本当に、日本市場は不幸だと思う。
その理由は、基礎を知ることが出来る独立型市場の時代を持っていないからだ。
理由はこれに尽きる。
日本はNEF補助金の頃から、いきなり住宅系統連系の時代に入ってしまった。
しかもまもなくキット化されてしまった。

これでは、独立型どころか、バッテリやチャーコンはもちろん、オーム法則すら知る機会がない。
構造や法令も考える機会も持たされていない。
ユーザーはシステム構築に参加できないということだ。
これはまずい。
それに面白くない。

メーカーやシステム設計者は、ユーザーを育てる義務を持っているはず。
もっと辛抱強く。
今一度足元を見て欧米のように、楽しくこの世界を育ててゆこうよ。

3月 27, 2010 問題提起 |

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コメント

よしどみさん、こんにちは。
実機検証をせずに、増設を繰り返してきた身としては、痛感していることです。
多額の資金を使い、余剰過ぎる規模にすることで何とかなりましたが、消費電力を捉えなければ、適切な規模のものはできませんね。
私は、子ども時代に教材で、ソーラーカーとかに触れ、
今は、1人乗り電気自動車の改造もしていますが、、
自ら動かず、家電製品のように、簡単に入手し、据え付けられてしまうと、電気の事を知る機会すらなくなってしまう気もします。
安易に結果や解答だけを求めてしまう。簡単だけど、それではいけないと思います。

投稿: ブルースカイ | 2010/05/09 21:06:12

お久しぶりです。
負荷の検証をしないと、設備は際限なく大きくなるんですよね。このことを分かってもらえるのは、理論家か、自作した人だけでしょうか。
使う人自身が、小さなもので少しずつ遊んでみるのはとても大事なことだと思います。

投稿: よしどみ | 2010/05/10 23:55:03

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