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2010.03.18

海外製の何が悪い

海外の製品が出回るようになった。
あれって、大丈夫なのか?
日本の業者からそんな声が聞かれるようになった。
でも、それ以前に、日本のは上等なのか?

海外製か日本製か、端的な答えばかりが求められている気がする。
でも、これはそもそも意味の無い問いだ。
製品種によってあまりにも違う。

気になるならば、調べてみればよろしい。
でも、前提がある。
架橋の具合までは分からない。
構成部品の耐久性は分からない。

それでも、簡単なことは分かる。
これまでの頻出不具合、事故例を思い起こしてそのままテストするだけだ。

モジュールの簡単な評価は架台やインバータよりも取り組みやすい。

例えば、簡単なところでは、
●梱包
梱包がまずいと、納品時に傷だらけになる。
こういう場合、工事業者任せになんてできない。
●コネクタ
低温と高温とで挿抜感を見てみる。
道具が無いならば、感覚でOK。
何が起こるのか、これまでの経験で想像がつくはずだ。
工事屋連中はこれをC材と思っているが、実は深い。
NECとかIECのコンプラチェックも悪くない。
●端子台
実機テスト。工事してみればよい。
やばい機種は、工事がやりにくいのでトラブルが頻発する。
ヒューマンエラーへの配慮が無い製品はこういうところで全部が見えてしまう。
●フレーミング
ばればれです。どうであれば何が起こる。。。これが見えない奴のセンスを疑う。
●アスペクト比・エッジスペース
話すまでもありません。アスペクト比が低いものは、構造的な事故が多くなる。
これは架台設計との対になる。
エッジスペースの小さいものは、別の問題あり。
●タビング
これも結構、目視で分かる。メーカーの思想まで見える。

評価機材が無くても結構分かるでしょう?

もう少し贅沢を言えば、
●電源器をつないで逆電流象限動作させる。
タブ半田がゆるければ、IRでホットスポットとして観察できる。
暗条件で十分。2Isc程度でもやばいところが見えてしまう。恐ろしい。
●短絡時温度分布を見る。
バラつきの部位が偏りを見るとどこがやばいのか、見当つくことあり。

大事なのは、これでヨシとしないこと。
1割も見ていない。
でも、あまりにお粗末なものはすぐに分かってしまう。
簡単な消去法をしたあと、心配という情緒行動に出ればよい。

PCSは、日本製しか出回っていない。
入力条件を変えながら動作点を見てみてはどう??
手間はかかるが結構面白い。

頭が痛いのは、架台だ。
実機観察とFEM入力をすれば、一発で分かる。
だけど手間がかかる。恐ろしく手間がかかる。
上に書いたものに対して100倍は時間を食う。

こんな手間をかけるくらいなら、自分で設計する。これで良い。
他人まかせにして文句ばかり言うから、日本の業者は本当につまらない。
架台の納めが悪いと、発電がゼロになるどころか、公衆災害につながる。
本当は太陽電池の品質などより、これをきちんと見る目を養ってほしい。
しかし、市販品はどうせ寸法と断面性能が公開されていない。
(んなもの商品と呼べるのか??)

どうしても自社開発するのが嫌で、量産品を使いたい場合もあろう。
だったら実機を計り、計算すればよいだけだ。
計算で不安があれば、実験すればよろしい。
この高々数十万~数百万円の費用も掛けず、売りに走るのが、日本の業者の信用ならんところ。
自分自身が良くわからないものを、売ってしまう。ひどいよなぁ。
で、何か起こったら、全部メーカーのせいにしようとする。
馬鹿じゃねぇか。

誰が作ろうが良いのだ。
それが、必要十分なものであれば。
先にコスト論を持ち出すから変なことになる。
中身を決めるのは、設計目標であり、法であり、あなたの倫理観であり、最後にユーザーのせこいコスト要求。
逆の発想をするからへんなことになるのだ。

発電性能を知りたいだって??
馬鹿なことを言うんじゃないよ。
発電性能なんて、百年早い。
壊れないかどうか、絶望的な壊れ方をしないかどうか
これを先に見なければ意味ないじゃないの。
必要なのは、速いだけのスーパーカーやジェット機か?
淡々と動き続ける時計のようなものか?
答えは自明だろう。

3月 18, 2010 太陽光発電の技術 |

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