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2010.06.23

独立型のアース

ここで言うアースはPCBグラウンドでも電設のアース(例えばEd)でもシャーシアースでもありません。
あくまで電路を地面にグラウンディングすることです。
どこかのアホ商社がアホ翻訳のまま彼らの輸入品をアースしてくれと取説に書いていますが、そのまま従ってはなりません。

このようなアースは第一故障を最初から作るわけですから、第二故障(帰路形成)に備えないとなりません。
また電技に従う必要があります。
電技に従うと、あれは住宅用太陽光発電とのことですから、低電圧独立型の場合は自動車と同様に一端接地が可能です。
しかし、一端接地する場合は他端にヒューズや過電流検知素子を入れアンプ増幅し主回路遮断用コイルをドライブしないと第二故障に対して無防備になります。

まとめると
●低電圧独立型では一端接地でも非接地でも良い。
●但し、単なる一端接地は第二故障に対して無策。
●アースしつつ第二故障に対して防御したい場合は、一端接地側に電流検知素子を入れ、トリップコイルを入れ、出力側を遮断。
●この場合、第一故障が常態であるから、感電注意。
●第二故障の場合は、出力がでなくなるので警報効果がある。
とまぁ、こういうこっちゃです。

考え方が結構難しいかもしれません。
上記回路を作る場合は、
●接地端にヒューズ挿入
●PN二極同時遮断回路をソース側主回路に挿入
●接地端ヒューズ溶断を受けて上をドライブする回路を挿入
以上で第一故障に対する基本的対策が完成します。
これが米国NECの考え方です。

日本はデバイス費をケチる傾向にありますから、勘ジニアリング的商売ではフローティングにするというものでしょう。おまじないとしてPN線間にZNRを入れる程度でしょうか。
ぱっとしませんね。

生命維持用の電源、山上の無線レピータ、土石流監視など、人の命と財産に直接関わる太陽光発電システムではよくよく考えておくべきです。
おせっかいながらプライオリティまで言うと、こういうものは本来、太陽電池の費用などよりうんと心配しておくべきなのでしょう。
理屈がわからない人は、少なくともIEC479や60364はよく読んでおくべきだと思います。

6月 23, 2010 太陽光発電の技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

パワーリレー内蔵12V系人感センサ2

質問を見て、過去の資料を調べました。
http://pv.way-nifty.com/pv/2005/09/12_c5f0.html
本体にウィンドウコンパレータは入っているようなので、リトリガとタイマー、リレーのドライブ回路を作れば済んだ記憶です。
リトリガとタイマーは4538を使っています。
リレードライブ回路は定番の2SC1815です。
リレーも調べるのが結構面倒臭いので紹介します。
オムロンのG6B-1177-ND-USだったか、と。
並列ダイオードとインジケータが既に組み込んであるので逆起による破損が防止できるとともに動作が分かりやすくなっています。また当時既にLED照明用として作っていますので、金接点としています。
間に合うのかわかりませんが、一次側には松下のZNRをいれています。

但し4538は今は手に入れにくいかもしれません。
マイコンで事足りるからです。
マイコンでも良いでしょうね。8bitなら安いし。

質問された方、頑張ってください。

6月 23, 2010 メールでの質疑応答 | | コメント (0) | トラックバック (0)

師匠探しの旅

先生はずっと先生で居たいわけじゃない。
思想家の藤田邦彦さんの言葉である。

この数年、他者に教えることが多くて自分が先生となってしまっていた。
これは、自分の人生にとって実は問題が多い。
他者の世話ばかりしていると、「先生」は永遠に学ぶ機会を得ないのだ。
他人がちょっとばかり頼ってくれても、そりゃその場はちょいとばかりうれしくて、ひょっとすると時にはテングで居られるのかもしれないけど、やっぱり「先生」は自分が学ぶ機会が減るのが嫌なのだ。

太陽光は実に技術分野が広い。
丸々20年くらいかかってしまった。。。
電気とか工事とかはもちろん、法務やら構造やら制御やらも一通り身に付けた。

そうなってくると市販品のおかしいところばかりが気になり、「買い物」で済ますことが出来なくなって・・・つまりブラックボックスを許さなくなった。安易にブラックボックスを自分に対して認めるとエラーの原因が分からなくなるのだ。するとブラックボックスの中身・・・特に構造と電子回路もやらないとならないわけであって、僕の場合長らく電子回路が厄介者だった。

しか~し、電子回路はこれまた広い。
太陽光専業とは言え、これらをやらなきゃならない場面は少なくないので、デジタル的なONOFFはもちろん、マイコンやC言語もある程度はやれるようになった。
しかしアナログとパワー回路がこれまた難しいのだ。
こいつらは、経験と時間がモノを言うようで、相当に失敗を積み重ねないと、何一つ出来上がらない。
やっとやっと微小直流信号の扱いや高電圧開閉などは何とかしてきたのだが、確度の問題やら高周波の取り扱いになると降参である。構造の勉強はあれほど頑張ってきて今も何とかしているのに、電子回路だけは、もう一歩上のところがまるで手も足も出ない。

それで師匠が必要だということになってある人に押しかけ女房をしている。
生まれて初めての試みだ。

子曰。朝聞道。夕死可矣。
孔子は実に良いこと言いますね。


6月 23, 2010 人間的な、あまりにも人間的な | | コメント (0) | トラックバック (0)