« 原子力アレルギーを思う | トップページ | 老眼 »

2011.03.22

放射線のキャロットダイヤグラム未解説の怪

どうして今回の放射線についてキャロットダイヤグラムの説明が無いんだろう。皆、それを知りたいのではないだろうか?
Iec61518

少なくともウチがとっている新聞には何も書いていない。これでは我々工業に関わる者しか理解出来ないのではないか。

5/11追記
コメントを期待していたのですが、Noshingなので追記。

リスク評価やハザード評価の物差しには、Hormesis仮説と閾値仮説とLNT仮説と3つがある。これは原子力に限らず化学物質やら労働安全やら社会の安全保障でも同様。

日本は原発村プロパガンダ上はLNT。だから、原発推進側資料には、ALARP領域が無いわけ。だが、政府が主導する危機対応行動は閾値仮説に従った。これはALARP式といってよい。日本の放射線ネガティブリスク認識が混乱している原因はここにある。

全ての報道を見るのは我が家の経済上無理なので、あの事故以来せっせと外食をし、新聞各紙を読んだ。さらに先日は大量に雑誌を買ってみた。凄い量・・・2万円弱。マスコミはちっともこのことを言っていない。ひどい。誰一人、説明を試みていない。原発村から金を掴まされて黙っているのか。せめて海外誌と両方読もう!!

3月 22, 2011 |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/20905/51188910

この記事へのトラックバック一覧です: 放射線のキャロットダイヤグラム未解説の怪:

コメント

メールアドレスはダミーです。スイマセン。

自然回生エネルギーがインフラの基幹システムたることが可能なのかということに疑問を持ち、太陽光発電について調べるうちにこちらにたどり着きました。

マスコミやフリージャーナリストたちはあらゆるテーマをキャッチーに改変し、twitterなどの登場で確かな情報を持ちえない(また偏った知識を植え付けられた)個人が大量のノイズを発するようになったため、以前より本質を見出すことが難しくなってきたように思えます。
そのような中、重要なのが実際に現場で活動されている方々の意見です。
非常に参考になりました。有難うございます。

投稿: public_comment | 2011/05/03 10:50:19

こんにちは!コメントをありがとうございます。
確かに私も、震災初期に欧米系ニュースを見て、日本のマスコミや政府は信用ならんな、とすぐに思いました。
さて、私が書いたこの記事は、原子力村がALARP領域を設けていないことについて感想を求めたものです。これって深い意味があると思うのです。原発村ではALARPを示しません。安全に閾値がないことを原発村自身がわかっているという証左です。
好意的に見れば、原発村のキャロットダイヤグラムはリスク管理ではなくハーム管理をしてきた証左に見えます。しかし実際はそうではなかったですね。
原発の信頼性は太陽光発電とあまり変わらないようです。頼りないことしきり。

投稿: よしどみ | 2011/05/05 3:29:35

ご返信いただきながら放置しておりスイマセン。
当方の勉強不足でキャロットダイヤグラムをはじめ
ALARP・ハーム管理など専門的なことを語り合えるほどの知識を持ち合わせておりません。
というより広くリスク管理に用いられる理論ということをこちらで初めて知りました。
したがって期待されたコメントを入れることはできませんが直感的に重要な事だと感じましたので勉強させていただきたいと思います。
有難うございました。

投稿: public_comment | 2011/05/14 13:26:38

こちらこそ、ご丁寧にありがとう御座います。
とにかくスコープを広く持たないと、何もかも間違ってしまう。そういうことをいつも心配しています。

今の常識感覚は決して歴史に耐えられるものではないでしょう。おそらくどの時代も殆どの価値観が流行に支配されています。

科学、学歴、お金が現代の三大宗教なのではないかと言ったら、カミサンが「それってわかりやすい。」と褒めてくれました(笑)

投稿: よしどみ | 2011/05/24 4:41:12

LNT仮説とALARPとは別物だと思うのですが?

投稿: いさ | 2011/05/25 10:59:33

いささん、書き込みありがとうございます。
>LNT仮説とALARPとは別物だと思うのですが?
別物として扱っていますが、同じに見えますか?
ちょっとご指摘がわかりませんでした。

投稿: よしどみ | 2011/05/26 8:41:48

「安全はゼロにはできないから、リスクを許容できる範囲まで低減する」というのが、リスクマネジメントの基本でありALARPの考え方だと思うのです。
> 原発村はLNT。だから、原発推進側資料には、ALARP領域が無い
というのは違うと思います。LNT仮説はある物質を受けた量とその影響をモデル化したものにすぎませんから、リスクマネジメントとは直接関係がありません。
ALARPはあくまで受容リスクまで全てのリスクを下げ、それ以下のリスクは保有するという考えです。
LNT仮説であればなおさらALARPの考えが生きるはずです。(被ばくの影響はゼロにはできないから、一定以下の被ばくは「リスク保有」する考え)
原発は放射能は漏れない、という前提(というか建前)だったので、漏れた時のリスクマネジメントがお粗末なのではと思います。私も詳しく調べたわけではありませんので感覚的意見ですが。
また、一般人にキャロットダイアグラムなんて言っても「はあ?」としかならないと思います。難しいことを難しく言うのは簡単ですが、難しいことを簡単に説明するほど難しいことはない!
一般的(公衆)には、下記程度の知識で十分だと思います。
「NHK「かぶん」ブログ:NHK | 解説コーナー | 【解説・被ばく限度は1ミリ?20ミリ?100ミリ?】」
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/600/79535.html
P.S.書き込み時に
「メールアドレス(必須)(ウェブ上には掲載しません)」
と出るのに、しっかり掲載されてしまうのは何とかしていただきたいです。

投稿: いさ | 2011/05/31 9:27:47

いささん。
1.リスク評価の物差し
評価とか物差しと書いたので、学問的に(特に科学的あるいは工学的=実施論&実施技術的に)厳密なカテゴライズとお考えになったのでしたら、申し訳ありません。なお、私はもっと広い意味で書いています。
許容量の概念の異常については、リビーと武谷三男との論争にはじまるでしょ?許容量は我慢量である・・・スレショルド値は無い。という武谷の厳しい指摘に当時の核閾値論の世界(当時は原水爆ですね)は降参しましたよね。それがLNTというまとめ、あるいはLNTというまとめへの強力な推進力になったのだと私は考えています。

ICRPを仰ぐのは、原発村&国策の発想です。ICRPは漏れた後の事を考える人々。だから漏れても大したことはないよ、という第三社意見として推進側根拠として活用されてきました。

>難しいことを難しく言うのは簡単ですが、難しいことを簡単に説明するほど難しいことはない!
ごもっとも。でも、黙っているのは一番ひどい。マスコミは何も言わないできましたけど、そこまで国民はばかじゃない。僕はそれを言いたかっただけです。マスコミは明治からやってるところも多いですから、まさか1960年代の経緯、論争、決着を知らずに書いているわけもないだろう。そういう問いかけもありました。

因みに、「安全はゼロにはできないから、リスクを許容できる範囲まで低減する」というのは、推進側の発想です。「たとえ安全が存在するとしても人間は安心出来ない。嫌なものは嫌なのだ」これは、ヒューマニズムの発想です。
放射能、たった一滴でも嫌なものは嫌。ここに着目したらLNTになった。でもすぐに死にはしないぜ、ここに着目したらALARPになった。
推進側と反対側の構図。そして好きとか嫌いとか人の気持ちのことに目を向けないとならんでしょう。

リスクマネジメントというテクだか学問がちょいと惜しいのは、誰もが科学や技術の信仰者であると前提したことです。
安全と安心は異なるでしょう?
後者に重きを置いたのが武谷的な発想だと思います。

結構、多くの前提を据えないとなりませんね。
五月雨式でよくありませんが、あらためてまとめてみましょうか。
他人が何を知っていて、何を知らないのかを私は知りません。だから、あっていようがあっていまいが、発話するしか無い。これは私の考え方です。
ただまぁ、私はここでは、リスクマネジメントという方法論(実施のための)の文脈に限定はしていません。危なっかしい、あるいは危なっかしいと感じちゃう庶民の感覚的不安感と、死にはしないぜという推進派の論理の齟齬を描き、
●皆どんなことを思っているのかなぁ?
●それにしてもマスコミは(何も説明試行せず)ひどくないか?
そんな問いかけの土俵として、私はここでたった三つの考え方の枠組みを挙げたんです。

2.メルアドの非公開仕様のうそつき
ご連絡ありがとうございます。
メルアドのご指摘、ごもっともです。
これは、仕様の問題でしょうね。
NIFTYのブログのベースを使っていますので、自分ではいかんともしがたいです。
お手数ですが、嘘のメールアドレスを入れてくださいませ。

投稿: よしどみ | 2011/06/01 2:23:49

コメントを書く