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2011.10.08

太陽光発電システム設計に求められる基礎的能力

何を勉強すればPVシステムの設計が少しはわかるようになるのか。
いつも同じように答えているのだけど、もういちどまとめなおし。
1.電子回路(ダイオード、トランジスタ回路がわかれば十分すぎるほど)
2.電気回路(オーム法則、KVL,KCL、制御盤や工事の設計技術が主なスキル)
3.外力計算(風工学、設備の地震計算体系、雪荷重)
4.強度計算(通り芯、断面設計含む)
5.法令、規格(IEC,JIS、電技、建基、内規など)

以前は構造周りを強度計算との言葉でまとめていたのだけれど、今回は外力を加えてみた。外力はかなりの勉強量が必要。お仕事ボリューム的にも、外力計算と強度計算が一番大変。他は比較的簡単だけど、法規とのからみでやはり結構な勉強が必要。分野ばかり広いので絶望しそうになるけど、なんとかなる。問題はレファレンス代が高すぎること、探し物に時間がかかること(あるルール制定の背景を調査するには1年以上かかることも)

将来は、太陽光発電システムのためだけのレファレンスが出来るとこれからの若い人が楽チンだなぁと思う。
広辞苑一冊くらいのボリュームには収まるのでは?問題は、これら資料の著作権関係。つまり著作権に配慮するとお値段が数百万円という恐ろしい本になる。規格は引用がやりにくい。良いまとめなおしが求められる。

しかし実はこれらは安全を確保するための最低限の知識と能力である。性能向上にはさらなる技術の習得が必要。太陽光発電に限らず実用化技術は全般に、下流になればなるほど必要な能力の分野が広くなる。うーんしんどい。

そういえば、CAD図を設計だと勘違いしている人が少なくない。実はあれは伝達手段に過ぎない。つまり設計が済んだあとのものを、絵にしているだけ。仕様書もそう。仕様書というのは設計が済んだものを言葉にしているだけ。勘違いしてはいけない。

10月 8, 2011 太陽光発電の技術 | | コメント (0) | トラックバック (0)